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病名がつくということの安心感

病院に行っても「わからない」といわれて、なんとなく薬が出て、という時期がありました。症状だけで判断したら、内科・外科・胃腸科・皮膚科、さまざまあります。

円形脱毛症は、治療は皮膚科になるけれど、脱毛によるストレスを感じれば心療内科で補うしかないです。

過敏性腸症候群になった時も、かなりたらい回しにされました。乗っている新幹線をとめようとまで思うくらい痛くて脂汗が出て、窓側によりかかって次の駅まで次の駅までと耐えていました。

紹介された病院で「過敏性腸症候群」と病名がついて、ヤクルト毎日飲んでね、と薬も渡されて、ホッとしたのを覚えています。ひとに伝えられる病名がついた、と。会社にも、他に何かあって通う病院にも「病名」を言えば、理解度が数段あがります。

なんとなく禿げてしまっても「多発型円形脱毛症」となれば治療法も違います。数が増えれば、町のお医者さんではなく、診断書を書いてもらって大学病院に行かされる場合もあります。他の病気も疑う場合です。

何科に行ったらよいかわからないと心療内科に行くこともあります。昔、通勤電車が橋の上にとまって動かなくなった時に突然ものすごく尿意をもよおし、ここで垂れ流すかもと思ったくらいなことがありました。冷や汗もすごいし、非常ボタンおして、通常停まらない次の駅でとめてもらおうかと思いましたが、混んでてボタンまでも行けず、声を出そうにも力をいれるともらしそうで大変でした。

この日をさかいに、乗車前に駅でトイレ、いつでもおりられるよう各駅停車を使うようになり、30分くらい家を早く出ることが続きました。心療内科で、薬と、この対処法で、このルートが変わるまでずっと同じ行動をしていました。

ひとくくりだった「かぜ」にもやまほどの病名があるようです。春近くなると鼻炎が悪化する先輩がいましたが、数年後にやっと「花粉症」という名前をもらっていました。年々病名が増えているように思えます。それだけ医療が進歩したということでしょう。

母はよく人から「元気な人」と言われていました。病院に行かないので病気が見つからないせいもあります。ちょっと具合が悪いとすぐに病院に行って薬をもらう人、市販薬ですませてしまう人、いろんな人がいますよね。

天気が悪くなるとおこる偏頭痛が「低気圧頭痛」といった気象病であると認識されて、市販薬も出ています。五苓散を処方してもらってますが、お店で買うと高いんですよね。通っているお医者さんに伝えると処方してもらえるので助かります。

病院に行って、何もない以外は、何かしら病名がついてきます。病気だったのだ、治療するんだ、気づいてよかった、といった安心感。病気は安心ではないので、間違えてはいけませんが、病名をもらうと、きちんとそこにそった対処ができるように思います。

コロナが収束しはじめています。インフルエンザが流行るかもとニュースで言われています。寒暖差も激しく体調を崩しがちです。皆さまご自愛のほどを。



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