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発信のブランディング:PDLB

社会のサイズをどれくらいに認識しているか、をいつも考えています。自分の発言や行動が影響する大きさのことです。ここに整合性がないと困ったことになる、というのがブランディングにも当てはまります。もちろん個人にもブランディングはあります。たとえば私のこのnoteアカウントをフォローしている人は4万人程度です。世界の人口の中で日本語が読めるおよそ1億人位を基準にイーロン・マスクのフォロワーが1億3757万4000人であることと比較すると、影響力は「無に等しい数字」だということがわかります。

発信は、誰に、どのように、どれだけ届いているかで決まります。町内会の会長が「EUの経済動向」について提言しても、回覧板が届く範囲の数人にしか伝わりません。「言うだけは自由だろう」という町内会長の気持ちは理解できますが、発言の影響力を理解していないと発信センスそのものを疑われます。

ソーシャルメディアで最初に理解しておかなければならないのは、自分が発信する情報を誰が受け取りたいかという数段階の領域を知ることです。影響力とターゲットを正確に認識している人の発信が信頼感を生むのは、「この人はこういう顧客に向けて話しているのだな」と正確に伝わるからです。その反対にEUを憂う町内会長はリアルな町内の出来事への対応能力すら疑問に思われてしまいます。

例にした「フォロワー数」はひとつのファクターにすぎず、ソーシャルメディアの認知度には様々な種類があります。信頼度、好感度、マインドシェアといった、現時点では顧客にならない人への波及効果の方が大きいと言えます。Aさんから全員に聞かせる言葉ではなく、AさんがBさんに話していることを横で大勢が聞いている、というのがソーシャルメディアブランディングの理想的なイメージです。そのときにすべきなのは大言壮語の理想を語ることではありませんし、自分の業界全体を代表した発言でもありません。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。