一粒万倍日:Anizine
俺たちが若い頃って、たとえば「一粒万倍日」なんていうのにほとんどの若者が興味を持っていなかったよね。若者の口からその言葉を聞くたびに、なにか自分の能力じゃなくて「神秘的なもの」に頼っている傾向を感じる。お年寄りが宗教や神秘に傾いていくのは人生の機微を知り、自分に状況を打開する物理的なチカラがなくなっていくからだとわかるんだけど、ある頃から若い人の多くが老人趣味(言い方は失敬だけど)のようなものに感化されているように思えてきた。それはどんな変化なんだろう。
誤解がないように言