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動物を守る〜福岡市役所へ①〜

ここ最近、よく福岡市役所へお邪魔しています。理由は「動物福祉を向上させるため」。もっと簡単に言うと「虐待や殺処分をなくしたいから」。

①はmirai@(ミライアット)編


「mirai@」(ミライアット)とは、民間事業者のみなさまと福岡市をつなぐワンストップ窓口です。公民連携のハブとして、提案受付、サポート、情報提供・情報発信等を一元的に行い、関係部局等と連携しながら、民間提案の実現をサポートします。(福岡市HPより引用)

福岡市のサポートの手厚さにはいつも感謝感謝です。この日は、私が開発している「Lead」という飼い主のモラルを向上させるアプリについて相談しました。動物愛護管理法が改正され、 動物の飼い主はその動物が命を終えるまで 適切に飼養する「終生飼養」の責任があることが 法律上明確にされました。きちんと愛情を持ってお世話している飼い主さんがいる一方で、この責任を果たせていない飼い主さんもいます。

①飼育放棄(ご飯やお水を与えない、散歩に行かない)
②糞尿の不始末(特にお散歩時)
③計画性のない繁殖(飼えないのに産ませる)
④飼えなくなったら捨てる

動物が不幸になるだけでなく、これでは飼い主さんも動物と一緒に居て楽しいはずがありません。そして動物が苦手な人はもっと動物を敬遠するようになるでしょう。例えば、自分がとても苦手な動物(ヘビ)をお隣さんが飼っているとします。その蛇はよく脱走して近所を1人でお散歩しています。毒があるかもしれない!子どもが噛まれるかもしれない!と近所の方は警戒しますよね。犬や猫が苦手な方はこれと同じ思いをしているのではないでしょうか。

ペットを飼うなら最期まで愛情と責任を持つ


私が作っている「Lead」は最期まで愛情と責任を持って飼ってもらう、飼い主さんのためのアプリです。簡単な概要を図で説明します。

ペットを飼う際にこのアプリに登録することで、飼い主さんの情報とペットの情報をLeadのデータベースに保存します。登録時には上記の①〜④のようなことが起こらないよう「これだけは知っておいてほしい」最低限のルールも知って頂きます。

アプリ登録後、飼い主さんにはペットの写真を定期的に投稿してもらいます。最新のペットの状態を写真で確認できるようになるので、フードや病気に関する飼育相談にお答えしたり、迷子の捜索依頼ができるというシステムです。

このアプリを福岡市との協業で推進

福岡市は「殺処分ゼロ」を目標に掲げています。ですが、前の記事でも書いた通り本当の意味での「ゼロ」は達成できていません。殺処分対象の子たちを引き取って譲渡へ繋げて下さっている保護団体さんとはまた違う方法で「ゼロ」を目指したい。そう思ってこのアプリを作りました。

市の職員さんへアプリの内容を説明し「このアプリ、福岡市で実証実験できないでしょうか?」とご相談しました。しかし痛恨・・・。「実証実験でできるのは、レンタル自転車を試験的に始めたい場合などに市の敷地内に自転車置き場を作る、といったサポートしかできません」とのこと。完全に私の勉強不足でした。市の職員さんからは「そういうアプリであれば福岡市との協業で進めてみた方がいいかもしれませんね」とご提案頂き、協業するための方法を教えて頂きました。

1年前までは普通の会社員だった私。動物のために起業すると決めてから毎日が手探り状態です。初めてMacのパソコンを買い、プログラミングスクールに通い、意味不明なコードを少しずつ理解し、そこからアプリ制作。そして数字と睨めっこしながら事業計画書を作り、起業のイロハを学びつつ節約のために自分で定款も作ってます。本当に一歩一歩ゆっくりだけど、目標の実現に向けて前進している気がします。

早く動物たちの力になれるよう、アラサー頑張ります!!


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