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家庭菜園備忘録6月22日梅雨前の草刈りコツと「風の草刈り」

今日はようやく落花生の苗を全部定植できました。

自然栽培では肥料、農薬、除草剤、堆肥、米ぬかさえも使いませんが、
大豆など豆類を三年植えることで土が肥えるそうです。
去年夏野菜を植えていた場所は豆類として落花生を植えて二年目で
あとは今年から落花生を植えています。 
何故か大豆が育たない畑なので、
いちごの一畝以外は全て落花生を植えました。
落花生だけの畝と
とうもろこし、サツマイモ、夏野菜など他の野菜はすべて落花生を混植しました。
苗が足りず落花生が少なめの場所もあります。

あとは梅雨前の草刈りです。
のらぼう菜の下に地獄芝とも呼ばれるハマスゲがたくさん生えていました。地下茎なので根っこごと抜きました。 
地下茎は草マルチなどして日光を遮るだけでも勢いは収まるのですがあまりにも地下茎が多いのでこの場所は抜きました。
土が固くて呼吸ができていないのだと思います。
不耕起でふかふかなら良いのですが不耕起で土がカチカチの場合は
多少空気を入れてあげないと呼吸ができません。
地下茎は土が固く締まっているのを耕してくれて呼吸ができるようにちゃんと働いてくれています。
なので感謝の気持ちで抜いています。
根が付きやすいので黒マルチにのせて枯らせています。
多分、土が育って団粒化し、柔らかく通気がよくなれば
地下茎さんが耕す必要がなくなり、雑草のバランスが良くなると思います。

地下茎以外の雑草は根は取らず地上部だけ刈り取るようにしています。
雑草の根が枯れることでそこに空気が通ったり、微生物の栄養になります。

また冬の草は夏に枯れるので夏草を抑えるので
なるべくそのままにしています。

とても参考になる動画あがありました。

今橋さんの農法も素晴らしいです。
私には敷居が高いのですが
同じ場所に同じ作物を作り続ける連作というやり方。
玉ねぎだけ育てる畝とかジャガイモだけ育てる畝とか。
自家採取が基本。
同じ作物を作ることで土が学んでその作物がよく育つようになるそう。
狭い日本の家庭菜園では次々にいろんな作物を作りたくなりますし、
休ませている間、雑草も生えてしまうのでなかなか真似できません。
広い土地を与えられたら是非ともチャレンジしてみたいです。
こちらも何にも入れなくても土の力は完璧っていう考え方で
豆さえ使わずそのまんまです。
耕すし、機械も使い農家としても成り立つようです。
草マルチも推奨していますが草マルチなしでも良く育つし
黒マルチは使わないみたいです。
今橋さんが「土さん、土さん」って言うとこが好きです。
感謝の気持ちなど精神性が重要みたいで、そこが一番大切で
でも難しい部分って思います。
技術よりもその精神性を学ばないと再現できないと感じています。

岡田茂吉さんの流れを汲む究極の農法だと思います。

そして・・・

最近知って驚愕した「風の草刈り」

こちらの概念も衝撃的でした。
「草は根こそぎ刈らない方が良い」そうなんです。

大地も呼吸していて、土の中では空気も水も風も循環している。

のだそうです。
草は大地が呼吸できるように生えてくるので
根こそぎ刈ったら慌ててまたすぐに伸びてしまうんだそうです。
畑ではさすがに野菜と競合してしまうので
野菜の周りの草は地上部から刈るのが普通ですが、
不耕起草生栽培や自然農では
土手とか畝間などは野菜が日陰にならない程度に刈ります。
そして「風の草刈り」では


一部抜粋


軽く風が吹いてくると草の揺らぎのかわり目
そこで風が折ったりそいだりしていくわけですよね。
何回か風に吹かれたりしているうちに硬かった茎が曲がって折れているだけで今度はどんどん柔らかくなる。
栄養がいかなくなるから。
時間とともに柔らかくなると普段の風で簡単にそがれていくということが起きる。
無理なくその時にできる草刈りを風はやっていっている。
そういう自然の環境と一緒に
風がやっていることを人がそれに倣って
「風の草刈り」をやっていく。
はらわれた後、風に倣った作業だと
荒れた根が細かい細根に分岐してくる。
荒れ根から細根に変わるだけで
土の中に空気がよく入って土が柔らかくなっていく
結果、草が優しい伸びに変わって
なおかつ風通しがよくなってその場の風通しを改善
地上の風の流れが変わることで
大地の中の風の動きが変わってくる
つまり両方の風がうまく繋がって対流しはじめる。
そしてそれを植物が地上の枝葉と土の中の根ッこで
対流を繋いでいるっていう
そういう世界が草を通して見えている。
でも人目線だと草を刈る事だけに気が行ってしまって
そういう自然の全体の動き、見えない世界を
垣間見ることができなくなると思うんですね。
風の草刈りも含めて表層から特に5㎝の詰まっている空気を
大気中から大地の中へ送ってやるような
そういう点穴、モグラ穴の作業をやってもらうと
モグラはもちろんミミズもありもオケラも
色んな生き物たちがそれを応援するようになってくる。
動かない植物、下草たちもそういう空気を送ってもらうと
急速に荒れ根から細根に根を変えていきますから
やたらに草が繁茂しなくなる
そういう改善をやっていると
今度は大地にひび割れが入り、ひび割れが入って
空気や水が通り始めると、詰まっていた地面が
ひび割れながら今度は団粒化してくる。
そうなればなるほど表層の土は
水はけがよくなって柔らかくなっていく
次々に下へ向かって表層5㎝から10cm、16cm、30㎝と
柔らかくなってくるので相乗的に空気が大地の中に入っていって
動植物も集いながら元気になっていく
大きな改善をするより、むしろ身近な改善をしてやると
大地の機能も、生物の機能も動き始めて
結果、気象という空気と水の循環が
脈を繋いで地上と地下で対流しはじめる
そういう生態系の機能が戻ってくると思います。
出来る範囲でコツコツやってもらったら
人が1をやれば自然が応援してくれて10くらいになっちゃうんですよ。
それぞれの単位は小さなエネルギーだけどそれが実は相乗的に
連動して掛け算的なエネルギーを生み出していく
それが次元を変えるという桁違いの力になっていく
それが自然のすごさだと思うので
それを日常的にうまく繋いでもらう応用をしてもらうと
すごく生態系のエネルギー循環を体感でき、感動させられると思います
動かない植物たちに周りからそれぞれの植物にあった生き物たちが集まって
生活の場を作っていきます。
それぞれに合った穴掘りをやっていく
そうすると急速に大気中の空気が大地の中に巡り始めて
植物 下草から低灌木,中木、高木っていう立体的な
根の浅い植物から段々根の深い植物へ
空気が繋がれて呼吸ができるようになる
いずれイノシシも含めた大動物もこの中に加わるわけですけど
自然の生き物たちは流域全体でそれぞれこういう生活をしている
みんな実は流域の空気や水の循環が良くなるように
日夜働きながら、働いた結果として
食べ物や生活の場が保証される。
そういう循環の世界が見事にあるんだってことを再認識させられた。
これを日常的に実感していなかった。
だから簡単に草を刈り、小動物を含めて生きもののいのちを
みんなが支え合っているんだっていう循環。
地球の環境全部が連動して日夜生きづいている
これを侵しているのは残念ながら人だけっていう
でも里山を大事にしていた昔の集落、流域の人たちは
この生き物たちと同じ世界の中にいたと思うんですよね
でも現代はみんなの大元の機能である
空気や水の循環を後回しにして
自分達の生活や自分たちの食べ物を先に
よかれかしと思ってどんどん扱っていく
基盤整備もその延長線上にあると思います。
自分たちの水脈はどんどん作っていくけど
この生き物たちの水脈はどんどん崩されていくわけですよね。
その結果生きものたちはいなくなる
大地は固くなる
おかしくなってるっていうのは体感しているはずなんですよ。
この世界からはずれているのは人だけだなっていう
でも自然科学を大事に見ていくと
宇宙環境も地球に作用していて
天体のエネルギー循環 銀河の渦の世界
それらのエネルギーが地球に及んで
大地もそして生きものも
空気や水の気象も常に循環型で連動しているわけですよね。
これが環境なんですよね。

矢野智徳さんのお話より抜粋

このような視点で農にかかわれたら・・・
私は全然できてませんが
循環する大地を感じることができたら
同じ作業をしていたとしても
まったく違うような気がします。

自家採取
ほうれん草の種を刈り取り、家でさらに乾燥させています。
ベランダに干したりしまったりする時、
トゲがあるので踏むとめちゃ痛いので床に落とさないように注意が必要です。

自家採種した種から育てたほうれん草の種。

のらぼう菜の種はまだ完全に枯れてませんが、雨が多くカビの心配もあるのでカラカラになった部分だけ刈り取りさらに乾燥させます。
はじけて種が落ちてしまったのもたくさんありました。
今年はあまり種の房が大きくないです。
こののらぼう菜は何年も種取りをしてきたのでこの土地に適応しているのですが、天候にも左右されるのだと思います。
去年の種もたくさん残ってるので今年の種がいまいちでも大丈夫です。

モロヘイヤ。少し大きくなりました。

空芯菜もやっと伸びてきました。

ジャガイモの後に植えた落花生。

里芋も雨で一気に大きくなりました。


地獄芝といわれるくらい繁殖してしまうハマスゲ

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