人間の臓器を持つ動物・誕生へ(IPS細胞)
東京大の中内啓光特任教授らが計画しているiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って、動物の体内で人の膵臓(すいぞう)を作る国内初の基礎研究について、文部科学省の専門委員会は7月24日、実施を了承した。
人間と動物の集合胚を子宮に戻して動物を誕生させる研究が、今年3月から解禁されたことによる画期的な基礎研究のスタートですね。
ただし、人のiPS細胞を含んだ受精卵を子宮に戻すことが認められたのはマウスとラット。つまりネズミの大きさまで。
中内特任教授はスタンフォード大教授を兼任し、規制が一切ない米国ですでに羊での人の臓器作成実験中。
この小動物(ネズミ)での臓器作成がうまくゆけば、今年の秋にも、次の段階のブタなどの大型動物での人の臓器作成を予定。
日本発のiPS細胞(人工多能性幹細胞)による「人の臓器作成」により、臓器移植が間に合わず死んでゆく多くの患者の命が救われる日が目前ですね。
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