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エッセイ

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2021年8月の記事一覧

買い出しを週一回にした

わたしは浪費家を自認している。 理由は主に服飾と美容だ。マネーフォワードの円グラフは、いつも衣服・美容代が一番大きなパイを占めていて驚く。これが生き甲斐と苦しい言い訳を自分につき続けてきたが、年間の総額を知って愕然とした。 なんとかせねばとおもいInstagramでフォローしているmiiさんの 『20代からはじめる お金が貯まる暮らしかた』 を読んだ。 内容のメインは家計簿を紙で毎日つけること、ということだったが(億劫なわたしには真似できそうにない)、まず食料の買い

眠ること

昔から眠ることが苦手だ。 寝入るのに時間がかかるし、寝ても何度も起きる。最近は毎日2、3回は目が覚める。 次の日に早起きする日は絶対に眠れない。もう絶対だ。早起きしなければいけないということがプレッシャーで眠れないのである。 逆に、付き合っている彼のいるところではよく眠れた。睡眠障害ぎみというのが嘘のように、夜10時過ぎにはすごく眠くなって、すうすうと寝てしまう。そのまま朝の10時まで昏睡する。 実家に帰省した時もそうだ。青い空に青々とした緑に囲まれた実家は至極静かで

浮世絵の教室

もっぱら絵画は西洋のものが好きだが、太田記念博物館の広重展を見て以来、浮世絵も好きだ。 一見渋い趣味かと思いきやそんなことはない。大胆な構図や色使いで、現代人の目にも新鮮な驚きを与えてくれる。 とはいえ浮世絵の歴史などには詳しくないし、覚えている浮世絵は葛飾北斎と歌川広重だけ。好きなシリーズも富嶽三十六景や名所江戸百景とベタベタだ。 そんなとき本屋で目に留まったのが下記の本。 Q&A方式で浮世絵の概要が端的にまとまっている。また絵が8割くらいなのも良い。たまに『〇〇美

NANAとヘイセイ

『NANA』の面白さはなんだろう。 ぶっちゃけストーリーは普通だと思っている。バンドマンと別れて辛い。寂しい都会暮らし。彼氏の浮気。女の友情。 むしろ、時代考察的に見ている。幼い頃がNANAの時代だから、おぼろげに実体験としてその時代の空気を思い出す一方で、昭和のアイドルの映像を見ているときのような、不思議で理解しがたいものにも感じる。懐かしさと違和感が同時に押し寄せてとても困惑する。それが楽しい。 NANA映画版で言えば中島美嘉が良い。元気で前向きなのになんとなく寂し

20代後半だけどすでに若者との溝を感じる

「SNSにあふれる「好きを仕事に」疲れのZ世代、不安煽りやキラキラキャリアにご用心」という記事、面白かった。 どうやらZ世代はやりたいことや変えていきたいことはないけど、やりたくないことや耐え難いことはたくさんあるそうだ。彼らにとって許容し難い現状は、セクハラ、パワハラ、環境問題で、理解のない上の世代に憤りを感じている模様。確かに、例に出てきたように、就職面接でSDGsについて語ったら意識高いの一言で片付けられたら、腹立たしいし彼彼女らの無関心を理解できない。 一方で、そ