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20代後半だけどすでに若者との溝を感じる

「SNSにあふれる「好きを仕事に」疲れのZ世代、不安煽りやキラキラキャリアにご用心」という記事、面白かった。

どうやらZ世代はやりたいことや変えていきたいことはないけど、やりたくないことや耐え難いことはたくさんあるそうだ。彼らにとって許容し難い現状は、セクハラ、パワハラ、環境問題で、理解のない上の世代に憤りを感じている模様。確かに、例に出てきたように、就職面接でSDGsについて語ったら意識高いの一言で片付けられたら、腹立たしいし彼彼女らの無関心を理解できない。

一方で、そろそろアラサーの域に入るいち社会人としては、すでに若者世代との意識にギャップが生まれつつあることをうっすら感じ取って焦っている。

例えば6月、宇多田ヒカルが「ノンバイナリー」発言をして、この人は進んでるなあと思ったものだが、もしかしたら若者世代にはすでに共通の間隔なのかもしれない。ノンバイナリーとは、従来の性別の枠にとらわれないことで、性的指向であるトランスジェンダーやホモセクシュアルとはまた別の概念だ。私もノンバイナリーかもしれない。生まれもった性に違和感を感じず、異性が好きという性的指向マジョリティに属してきたが、女性という枠組みを押し付けられ、そうでないことをからかわれたり否定されたりすることに激しく違和感を感じてきたから。

それにもかかわらず、そういう女性としての役割を演じることに折り合いをつけてきていた。旧来的な女性らしさの美しさも理解できるし、怒り続けるのはつかれるからだ。そうやっていくうちにワカモノとの差はどんどん広がって、理解のないおじさんおばさんになっていくのか。

若い人たちはきっと、SNSやYoutubeを見てどんどん新しい価値観を築いているのだろう。中高年の及び知らないところで溝は深まっていく。無知を自覚して、フレッシュな意見にアンテナを張らなければならない。

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