野崎ほのか/ysm

美しく生きていくこと 音楽をしています。

野崎ほのか/ysm

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seam

僕等もう少し、幸せに慣れたら ケーキは一人でも美味しく食べてね 小波めいた人混みに桃色の日は落ちて 貴方の事も暖める 何時だって味方だよ 不得意な所まで笑い合う事を 愛しているって定義して日を跨ぐ 泳いでいく 不得意な所まで笑い合う事を 愛しているって定義してそれから僕等は、 どんなに遠くまで離れてしまっても 最後の待ち合わせ場所に想いを馳せる

    • Nyx.

      「なんか死んじゃいたいよ」 嫌に戯けた顔で笑って鼻を啜っていた 鈍色の夕方 下品な広告と甲高い声の女学生 全部嘘だったら良いのにって思っている 線の細い指を遊ばせながら不安そうに佇む君を 捉えた気がして居た 君の安心に成りたかった いつだって急行電車の様な永遠が怖かった 駄目な所だって 愛おしいねって祈ってあげる そうしたらもう夜はきっと、猫を抱く様に君に触る 手垢の付いた神様よ でも居ないとダメでしょう? 穏やかに丁寧に 君を殺す日々は歪む いつだって君を削っていく

      • 春色の遺書

        https://on.soundcloud.com/mMSxte2WkRvaEdHu7 もう見つけなくても良いからね 可笑しい僕の事知らないでいて 優しく嫋やかな温度こそ 消えたくなってしまう どうにかしてよ 忘れてしまう事を解っていても いつだって最後だって逃避行 君だって何処かで気づいてる それでも怖くて手を繋ぐ 爛れた街の中 黄色い線の中 至る所に想像しちゃうんでしょう 君が季節で僕が花ならば 永遠に君のもの いつか、メシア教えてよ 嘘じゃないよって笑って居てよ

        • neoteny

          海を見に行こう 余計なことは言わないで 不貞腐れた顔で 欲しがらないふりは悲しいから もう、辞めよう 僕等よりもずっと背の高い あのタワーからは 天国とかが見えたりするんじゃないかって 吐いた煙の向こう側 呟いた時に 余りに星が綺麗だったから苦しかったんです 「彼奴等全部嘘ばっかだ!」ってさ 笑った弓形に弧を描く瞳の端 そこから溢れ落ちた「苦しい」とか フレアが抱き締めるその髪とか 誰も知らないままに夜が来る 誰も知らないままに春は廻る 綺麗な指で 貴方が本を捲る 貴方

          Kiyu

          いつだって簡単に約束を忘れてしまう 怯えては腕を抓る 安心して眠りに就く 不自然な僕等が自然に出会った事 それすらも もう 遠い 寒い 光の中 苦しいを呑んでは一層と光る町 彼女は薬がもう効かないらしい とっておきは貴方にあげてしまったし 笑って堕ちていく どこまでも無痛 上手に手を握る様な 口の端を噛む様な 指の先冷える様な 僕等未だ何も知らない 教えてくれないか 余す事なく抱き締めて それで次も何か欲しがってしまう 説き伏せてくれないか その薬はもう何も救わないのは

          宝町を想起して

          僕の街 淀み切った街 光の散弾 眦を触る 君の手が慎重に大胆に僕の手を引く  ひりつく程寒いね なんか祈ってるんだずっと 君がいなくなったらどうしようかな なんて考えてた 僕の街 三原色が踊る街 全部チグハグ 嘘みたいだ 隙間を縫うように歩く どっか嘘みたいだ全部ね 君だけが本当みたい 海は何処 海に行きたいんだ 血が泳ぐ 海底には血が泳ぐ 余りにも透明 なんか怖くなってきて 肌が粟立つ 君が撫でる 猫を抱くように触る それだけで輪郭がわかる 指の先まで神経がある事を自

          宝町を想起して

          Cuddle

          ハイウェイ 花が散る走りで飛ばさないで 涙の滑り落ちる秒数を数えていた 私 君の手を借りてまで持ってないものを 指折り試しては震えてた 本当に情けないね 知らない騒めき 疾る鼓動に 祈りは止んだの 夜は極彩で 君はいつでも君のまま 畏まってふざけて悲しげに 触れて黙って優しくまた触れた 私いつでも抱き寄せる 優しい天使よ 羽根は永遠よ 白い教誨は未だ暖かく 光る 君は酷く羸弱した春の様な 微笑みで夕凪に揺れている どうかお願いなの 許されていて欲しいの 囁く声が朝 君の頬

          暖かい冬の日に

          皺にならないように丁寧に夜風を避けながら 全て映画の中の様 覚えて居て  また出逢う そうでしょう? 一人泣かないで 日々に貴方が揺らぐ時 心室に探し出して 抱擁の記憶 私の永遠の貴方へ きっともう一部だと 確かに感じている 脈拍に滲むのは 貴方の優しさ 優しい事を選ぶのが随分と下手な私達 本当はわかってる 怖いだけなの 貴方がギターを置いたって構わない なんてさ 嘘よ はにかんで歌う貴方が愛しい 私の永遠の貴方へ 貴方がもう少しだけ 不安を知らずにいられたら もう一

          暖かい冬の日に

          engage

          知らない場所を空想する 2人空想する それだけが大事だと笑う 嘘じゃない 大丈夫だよ連れて行く 六文銭は未だに貯められないね 突拍子のないラブソングを 疎ましく思うのと同時に愛してしまうのは 泣かずにはいられない夜が 君を毎日抱き締めている 白春夢は長くは続かない 今日も消し飛んでいく君を掻き集める 君の目は今日も朝を見る 1人切望する? 瞬きの隙間諦める  少しだけ怖くなって 背中を丸めて座り込む 床に溜まる埃が 少し光っていた 突拍子のないラブソングを 疎ましく思

          金星

          今世紀最愛の惑星は今日も1人踊る 翻る煌めきに堪らず私は腕を伸ばす 嗚呼 時々思い出せる様な温もりは愛ではないでしょう 手折っても奪い去る様な鮮烈も愛ではないでしょう 私達いつもUtopia 探しては傷を増やすでしょう ロザリオを洒落で首に纏う私を貴方は笑うでしょう 連れ出して 今夜青い星など 捨てて行こうよ  約束して 来世でも口付けて 寂しいだけなの 劇場では完璧な夢が今日も散乱して 不完全な私達は瞳を濡らして永遠を願う ベットサイド立ち上がる貴方の肩に羽根が泳ぐ

          悪夢、それと

          約束の映画はもう観れないね 映画の中に 私は映画の中に マフラーと手袋を君に 寒がりな君が優しくされる様に きっとそれは祈りの様に 天使にも神様にもならなくて済む朝を 君が見ていた夢は明日も僕が殺してあげる 君が笑うだけで なんて陳腐な愛が今日も 君の口を歪めてしまうね 天国なんて要らないよ だって此処が 嗚呼 そんな事思いながら 笑ってた この海の何処かにも君の涙が 泳いでいるかもしれない訳で 誰かに成り果てた君は 綺麗な口元で笑うかも知れないし 夢を見ていた  天