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退路を断てば全てが動く! 公務員からフリーランスに転身した彼女が語る 夢の叶え方と実現したい世界

「今の仕事で、将来も心地よく働いていけるだろうか」
「何からしたらいいか分からないけど、とにかく現状を変えたい」
「実はやりたいことがあるけれど、挑戦するのが怖い」

多くの人が一度は抱く不安や不満、そして挑戦の勇気を持てない経験。今回は、そんな悩みに共感するゆかりーぬさんにインタビューを敢行しました。彼女もほんの1年前までは、迷える子羊のような状態でした。

しかし、あるきっかけから環境を変える決断をし、自分の好きなことを見つけ、実現したい世界に向かって、今はどんどん突き進んでいます。「今はまだ通過点です」と軽やかな笑顔で語る彼女が実現したい世界とは一体何なのでしょうか?

公務員時代の経験から変化のきっかけ、挑戦するときに大切にしているマインドなど、ゆかりーぬさんの素敵なストーリーが詰まったインタビューです。読み終わった後は、きっとあなたにも未来への一歩を踏み出す勇気が湧いてくるはず!

ゆかりーぬ
京都府出身、愛媛県在住。高校卒業後は、愛媛県の臨時職員で事務職や、NHKの契約社員として事務職兼スタジオカメラマンを経験。その後、市役所の正職員に。2023年9月に退職し、現在はフリーランスライターとして活動中。
X:https://twitter.com/merryyyyyysan
note:https://note.com/ri_numap/



「学ぶ環境を離れるほうが怖い」自己投資に躊躇がなかった20歳

—公務員になろうと思ったきっかけを教えてください。

ゆかりーぬさん:
元々将来の夢や、特定の職業に就きたいというのが全くありませんでした。高校を卒業したあと、何となく地方の臨時職員になり、それがたまたま公務員のような職種だったので、その流れで「公務員を目指そう」と思いはじめました。具体的な目標があったからというわけではなく、たまたまそういう環境にいたので、成り行きでなったという感じですね。

 —公務員になるために学校に通われていたと思うのですが、学費はご自身で用意されたのでしょうか。

ゆかりーぬさん:
当時は高校を卒業したばかりで、まとまったお金を用意するのが難しい状況だったので、1年目は母親が出してくれました。母は、私が大学進学しなかった分の貯金があり、それを学費に充ててくれました。

ただ、1年で受かればよかったのですが、その年は試験に落ちてしまいました。そのため、翌年もう1回通うことになったときの学費は自分で払いました。社会人2年目で、実家にもいて、お金にも少し余裕があったんです。だから、日中は仕事をして、仕事が終わってからは、学校で勉強するという日々を送っていました。

—当時20歳前後だったと思いますが、自分の稼いだお金で自己投資することに不安な気持ちはなかったですか。仕事と両立して学校に通うというのも、負担が大きいですよね。

ゆかりーぬさん:
私の場合は、学校をやめてしまうほうがまずいと思っていました。というのも、私は独学が向いていないんです。公務員試験の勉強のときも、私は家で一度も勉強したことがありませんでした。それくらい「勉強せざるを得ない環境に身を置かないと、自分はやらない人間だ」と分かっていたので、学びに投資することに迷いは全くなかったです。むしろ勉強する環境を整えるためのお金なので、惜しみなく使えるという気持ちでした。

友達の変化が後押しに。公務員退職と大学進学への道

—約8年ほど公務員として働いてから、「このままでいいのか」というモヤモヤが生まれてきたときにお友達の変化に影響を受けたとnoteの記事にありました。当時の心境を具体的に教えて頂けますか。

ゆかりーぬさん:
その友達は、大学を卒業してから会社員として働いていました。ある日、友達のXを見ていたら、「ノマドニアに行く」という投稿をしていたんです。(ノマドニア:海外に1〜2ヶ月滞在し、現地でフリーランスとして働ける職種を数日ずつ体験するプログラム)その友達は、長期休暇を会社に申請して、颯爽とバリに行きました。

—会社を休んでバリですか!!それは、なかなか衝撃的な出来事ですね。

ゆかりーぬさん:
シンプルに「何それすご!」って思いましたね(笑)。同時に「ノマドニアに参加するなら、友達はこのまま会社員として働き続けるわけじゃなさそうだ」とも思いました。それで、友達が帰国してからZOOMで話を聞いたときに「実は会社員を辞めて、フリーランスとして働く手段を考えているんだよね」と言っていたんです。そのときは、ちょうど私自身も、ずっと公務員で働く未来が見えなくなっていた時期だったので、フリーランスという働き方も視野に入れたいなと思うようになりました。

—今年の4月から通信制の大学に入学すると伺いましたが、大学進学を決めたのもこの時期だったのでしょうか。

ゆかりーぬさん:
そもそも今の仕事を辞めたいなと思ったときに、「何も目的がなく辞めるより、何かしたいことがあって辞めないと周りの説得が難しそうだな」と思いました。「とりあえず仕事を辞めてから、その後に何をするか探す」というスタンスでは簡単に辞められないだろうなと。

—確かに!公務員は安定している職業でもありますし、辞めるのは難しそうですね。

ゆかりーぬさん:
職場や友人、家族への説明も考えて、「なんとなくじゃなくて、ちゃんとやりたいことがあるから〇月に辞めたい」と話を持っていこうと思いました。いろんな人に止められてしまうと、私も退職を悩んでいる時期でもあったので、跳ね除けるのが難しいなと思ったんです。だからとりあえずやりたいことを先に決めちゃったうえで「辞めたいです」という流れにしました。

—それで、大学進学という選択肢が出てきたのですね。

ゆかりーぬさん:
仕事を辞めて何がしたいのかと改めて考えたときに、私は高卒だったので大卒の資格や肩書きが欲しいなと思いました。海外で働くことを視野に入れたとき、高卒では就労ビザが取得できない場合もあるみたいです。私自身は大学に行かなかったことを全く後悔していないのですが、高卒が不利な点もあると知り、大卒資格を取りたいと思うようになりました。

—大学ももちろん学費がかかると思います。そこまでして、学んだり、知識を深めたいと思われる、そのモチベーションはどこから湧いているのでしょうか。

ゆかりーぬさん:
高校を卒業したときは、学びたいことがなかったですし、大金を払って大学に行くイメージが全くわきませんでした。大学に通うとなれば奨学金を利用していたと思いますし、借金してまで勉強するイメージが当時はわかなくて。でも今は、学びたいことができて、約10年社会人を続けてきて、お金も貯めて学費も自分で捻出できるようになりました。今が大学に行くタイミングだと思ったんです。あとは、私が学ぶ環境に身をおかないと「独学だったらやらない」のも大きいですね。

退路を断って自分を追い込む!トライ&エラーがどれだけできるか

—「環境に身を置く」という言葉がさきほどから、キーワードになっていると感じますが、ゆかりーぬさんは、学ぶ環境に身を置くことの価値をどのように考えていますか。

ゆかりーぬさん:
「やってもやらなくてもいいよ」と言われると、私はやらない人間なんです。別にやらないことで、これから生きることが大変になるわけでもないですよね。私は自分にすごく甘いから「やらないといけない環境にあえて自分を追い込む」ことで行動できるんです。

例えば、書く+αのスキルを学べるオンラインスクール マーブルスクールの卒業課題では、課題が3種類出されました。そのうち1つ以上を提出すれば良くて、他の2つはやってもやらなくてもどちらでも良かったんです。本来の私なら3種類全部はやらないのですが、そのときは「全部やります」と先に挙手してしまって、やらなきゃいけない環境に自分を持っていきました。

—凄いですね!そうやって自分を追い込めるのは、すごく自己管理力が高いと思います。

ゆかりーぬさん:
逆なんです。自己管理ができないと分かっているからこそ先に追い込んじゃう。できるかできないか分からないけれど「やります」って言って手を挙げて、やらざるを得ない環境に持っていくんです。

これが仕事だと責任も伴うので、取り敢えずやってみる、手を挙げるってなかなかできないのですが、スクールは練習するところだと思っています。「そこでやらんかったらどこでやるねん!」と自分に言い聞かせて、トライ&エラーを繰り返すことを大切にしています。

人と人が繋がってHAPPYが溢れる世界。実現するアプローチは無限大

—X(旧Twitter)のプロフィール欄に、「人と人とをつなげたい」「人の夢を応援したい」と記載されていますが、具体的にお伺いしても良いでしょうか。

ゆかりーぬさん:
私はよくハンドメイドマルシェに行くんですね。そこでは、手作りでアクセサリーを作っている人や、イラストを描く人、グッズ制作している人と、たくさんのクリエイターさんと出会います。その中で、私がすごく心を惹かれる水彩画のイラストを書く人と出会って、その方にお願いをして、友達の結婚祝いに絵を描いてもらったんです。

—おお、それは素敵なプレゼントですね。

ゆかりーぬさん:
そうなんです。それを友達に渡したらすごく喜んでくれて。それでクリエイターさんにも「友達がすごい喜んでくれました」って伝えたら、画家さんもすごく喜んでくれて。なんか、登場人物みんな笑顔になってくれたのが私自身も嬉しくて。そういう形で、ものを作り出している人と、それを共有したい人をつなげる、そしてつながった人たちが嬉しい気持ちになったらいいなと思っています。

また、「人の夢を応援したい」というのは、作品を作り出している人たちを応援したいという気持ちがあるので、私が一緒に寄り添って何かお手伝いできることがあれば、そういったこともしていきたいです。

—なるほど、そのときの経験から来ていたのですね。ちなみにそういう思いは、書くことを通じて実現したいのでしょうか。それとも、それ以外の手段でも良いのでしょうか。

ゆかりーぬさん:
手段としては書くことも一つの手段だとは思いますが、書くことだけで実現しようとは思っていません。だから、今はライターをしていますが、ライターという職業に留まるつもりはないです。あくまでも今は通過点に過ぎなくて、「書いて何かを伝えるスキルを身につけている最中」という感覚ですね。

 —ゆかりーぬさんがこれからどんな形で夢を叶えていくか楽しみです。ちなみに今後、挑戦していきたいことはありますか。

ゆかりーぬさん:
マーブルスクールでは、書くことと併せて広報に関しても学びました。ただ、まだ広報はお仕事として取り組めていません。なので、書くことが身に付いたら、編集スキルを身につけて、それから広報のお仕事というように、段階を踏んで、取り組んでいきたいです。それに広報ができるようになったら、私がやりたい「人と人をつなげる」という想いもより実現しやすくなると感じています。

「フットワーク軽く環境に飛び越む」夢を叶えるために大切なこと

— X(旧Twitter)のアイコンの羊は、ゆかりーぬさんご自身が描いたものですよね。あれは、当時の迷える子羊状態だった自分を表現して、ひつじのアイコンにされたということでした。今は、その当時と比べて大きく変わりましたか。

ゆかりーぬさん:
あの羊を書いたのは、ちょうど1年前くらいでした。当時は本当に、「何をしたらいいかわからない」という状態で、それであの子羊を書いたんです。なので、そのときから比べると、今はやりたいことの方向性も何となく定まっていて、それに向かって進めているという実感がありますね。

ゆかりーぬさんのX(旧Twitter)のアイコン

—影響を受けたお友達のように、今はゆかりーぬさんが、これから夢を実現したいと思っている人たちに影響を与える立場になっていると思います。ご自身の経験から、そういう人への後押しとなるメッセージをいただけますでしょうか。

ゆかりーぬさん:
「本当はやりたいな」と思ってるけどみんなに言えてないことを、勇気を出して言ってみるといいと思います。そうすると、言ったからには、それに対するアクションを何かしら始めると思うので、自分が動かざるを得ない状況に追い込んでいくのが大事だと思います。

もしも今実現したい夢がある人は、そこに到達するために何が必要かを考えるといいと思います。そしたら、それをやらないといけない環境に持っていく。私の場合は今まで夢がなかったので行動すらできなかったのですが、夢がある人はどんどん環境に身をおいていけば、スピード感を持って夢を叶えられると思います。

—実現したい夢があるときは、「勇気を出して周りに言ってみる」「それから、動かざるを得ない環境に身をおいていく」ことが大切ということですね。ゆかりーぬさん、ありがとうございました!!


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編集後記
今回ゆかりーぬさんの話を聞いて、夢を叶えていく人は、日頃から自分が好きなことややりたいことを周囲に伝えつつ、スピード感を持って行動に移すことを大切にしているんだなと感じました。たとえば、ゆかりーぬさんは、神社仏閣、仏像がお好きなのですが、それを日頃から発信しつつ、ライティングのスキルを磨いていたことで、今は神社仏閣メディアからの執筆案件を獲得しています。

私自身は、そういった自己表現が下手な方なのですが、これを機に、自分のやりたいことをもっと発信していこうと思えました!皆さんも、実はこんなことやりたい、こんなことに興味があるということを、ぜひ勇気を持って発信してみてはいかがでしょうか。そして、叶えたい夢に向かって、一緒にスピード感を持って行動に移していきましょう!

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参考記事
ゆかりーぬさんの記事はこちらから。

執筆記事

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