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総合的な学習 SNSを活用した地域振興

11月に、勤務校では総合的な学習の発表があります。
1年間の総合的な学習のまとめとして、プレゼンを行っています。
今回は、1年間の学習のまとめを書きたいと思います。
へき地学校での探求学習の実践にご興味がある方に読んでいただければ嬉しいです。

勤務校の実態

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勤務校はへき地にある学校です。
学校の近辺に、コンビニや商業施設は一切ありません。
自然が豊かに残り、四季を感じながら生活を送ることができます。
全国から釣りや温泉を目的とした観光客が来る地域でもあります。

約6ヶ月間の総合的な学習の流れ

6月からは以下の流れで授業を行っています。
6月    探求課題の設定
6〜10月 課題研究
11月   インタビュー
11月   発表

6月 探求課題の設定

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探求課題を設定しました。
テーマは、「地域の情報発信」に決定しました。
へき地に属する学校で、地域のことを伝える手段として、SNSやブログなどを活用することが求められます。
本校の生徒はICT機器の操作が得意なので、どんどん活用できるようにさせています。

6〜10月 課題探求

課題探求では、まずSNSのアカウントを作成しました。
生徒にとって一番身近ということで、Twitterのアカウントを作成しました。

アカウント作成後は、書籍を用いてSNSの運用について学びました。
SNS運用は書籍化されるほどニーズが高まっているということに、恥ずかしながらこのときに気づきました。笑

また、地域のフィールドワークも行いました。
Twitterで発信し魅力を伝えるという目的を意識した上での活動であったので、地域の見え方が変化しました。

フィールドワークで撮った写真↓

①学校前の坂からの風景

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②学校付近にある縄文遺跡

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11月インタビュー

11月に地域の方にインタビューを行いました。
学区内にあり、全国から観光客が来る渓流釣り場の経営者の方にお話を聞きました。
ツイッターやインスタグラム、ブログを活用して情報発信されている方です。
インタビューの中で、情報発信をするときに意識されていることをお聞きしました。
インタビューはZOOMを使用。
ZOOMやMicrosoft Teamsなどオンラインミーティングツールが発達しています。
そのため、離れた場所にいる人に直接お会いすることなくインタビューできるようになりました。
インタビューをする側・される側お互いにとって、時間調整がしやすくなりましたね。

情報発信のポイントは、自分の感性に従いながら、相手の知りたい情報を伝えるというものでした。

インタビューの様子

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11月発表

1年間の総合的な学習のまとめの発表として、地域の方の前で三依の情報発信についてプレゼンを行いました。

この授業のために作成したTwitterアカウントはそのまま来年以降も生徒が活用していきます。

地域の情報発信のツールとして活用してほしいと思います。

「灯台下暗し」

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自分の生まれ育った場所は「当たり前」が多すぎて、見直す機会が重要だと感じました。

また、地元ではない教師の目線から、「〇〇って、ステキじゃない?」と伝えることで、客観的な視点をもつきっかけになるのではないかと思いました。




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