【食に関する指導】栄養教諭に知ってほしい!楽しく食事を学ぶ授業のつくりかた(ダウンロードデータあり)【ICT】
こんにちは、渡部です。
記事に興味をもっていただき、ありがとうございます。
今回のテーマ
皆さんは食に関する指導をご存知でしょうか?
栄養教諭の先生が実践される学校教育です。
授業だったり講話だったりしますよね。
そんな授業で使える教材を今日は紹介します。
使用した生徒の振り返り満足度は90%以上の好評教材です。
食に関する指導にお困りの先生やICTを活用した授業がしたい先生にオススメの記事になっています。
ぜひ最後までお読みください!
「食に関する指導」ってなに?
学校で栄養教諭の先生が授業をすることがあるのではないでしょうか?
以前同僚であった栄養教諭の方に聞いたところ、「授業したことを教育委員会へ報告しなくてはいけないんだ」とのこと。
なるほど、教育課程的に授業実施しないといけないのかと知り、食に関する指導についてちょっと調べてみました!
食に関する指導の歴史
少し食に関する指導に関する歴史の話をします。
食に関する指導が生まれた背景は、子どもたちの食生活の乱れや栄養バランスの問題が深刻化したことから始まります。
核家族化や両親の共働き、そしてファストフードの人気などの影響で、児童生徒が置かれた食環境に乱れが生じたのです。
これに対応するため、2005年に「食育基本法」が施行され、学校における食育が推進されました。
また、学校給食法や学習指導要領の改訂により、学校での食に関する指導が体系化され、栄養教諭の役割が重視されるようになりました。
食に関する指導の目標
主に学校教育が食育推進に向けて達成すべき目標は、以下の3つが挙げられています。
・朝食を欠食する国民を減らす
・中学校における学校給食の実施率を上げる
・学校給食における地場産物等を使用する割合を増やす
この3つの目標を見ると、現場の栄養教諭の先生方が地場産物を生かした給食献立を作ってくださっていた理由が理解できた気がします。
当たり前に食べていた給食のありがたさを感じますね。
授業が果たす食育推進
この中で目標達成に向けた手段として授業ができそうなのは、「朝食を欠食する国民を減らす」だと思います。
朝食の重要性を訴えるための方法として、私はICTを活用した授業を実施しました。
ICT×食に関する指導
以前一緒に勤めた栄養教諭の先生と授業教材を作ることがありました。
目標はエネルギーを得るために朝食の重要性を知ることでした。
生徒にアンケートを事前に実施して朝食摂取の有無を確認しました。
朝食を食べている生徒が大多数なものの、朝食を食べていないと回答した生徒もいました。
理由は朝の時間がないというものが多かったです。
成長期の生徒が朝食を食べることの目的は午前中のエネルギーを確保することであると思います。
1日3食と考えると、1食につき男性であれば約870〜970g、女性であれば約800〜900gのエネルギー摂取が必要になります。
この数値だけを見て、「よーし900g摂るために、ご飯一杯と味噌汁と漬物と焼きジャケと・・・」と必要なメニューを想像できる人は少ないのではないでしょうか?
食に無頓着な私には到底無理です。
エクセルやスプレッドシートを使って、メニューを選ぶと総カロリー量が計算ができると便利じゃん!
そう考えて作ったのが以下のシートです。(コピーダウンロードが可能です。)
スプレッドシート
エクセル
この計算ツールを使用することで、自分自身の朝食を見える化することができます。
また、必要なエネルギー量に近づける『オリジナル朝食』を自作することも可能です。
このソフトを中1〜3年生に使ってもらいました。
生徒は自分の朝食のバランスを考えたり、オリジナル朝食を楽しみながらデザインすることができていました。
※原本だけにしてあるので、必要に応じて項目変更やタブの追加をお願いできればと思います。
食に関する指導事例集
食に関する指導事例集が以下のリンク先に載せられています。
文部科学省がまとめたもので、私も授業作りの際に参考にしました。
栄養教諭の先生はこちらを見てみるのもアリかもしれないですね!