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旅に出たいと思うこと

掃除は予定調和と自己満足
少しずつ気付いたところを
綺麗にしていくと軽くなってゆく
気がする

掃除を終えて
今クールのアニメのひとつを
もう一度いっき見をする
日常系のコメディアニメなのかもしれないが
ところどころで感動する
あるシーンで涙がポロポロとこぼれて
そのとき音が聴こえたような気がした

せかいを遠ざけて静かに過ごすことは
周囲からみたら良くないこと
のように見えるのかもしれなくても
とても大切なことだと私は思う

掃除をしているといつも思う
いろいろなことをすべて捨ててしまおうかと

あまりある洋服や本
noteや書いてきたこととか
ぜんぶぜんぶ

掃除は予定調和で自己満足で
元通りにしてゆくことなのに
それ以外のほとんどは不可逆だから
何かを、ぜんぶを失くしても
何も変わりはしない、という
当たり前を当たり前のように理解する
のだとしても

嗚呼、旅に出たい
予定など一切立てず予定調和をゼロにして
旅に出たいと思う

世の中のせい、誰かのせい
noteのせい、と自分以外のせいにして
憂いて、憤るのを見てると
見えないようにするしかないか
それしか浮かばない
それでせかいを変えるには
自分自身が変えるしかないのに
言うだけ言って結局それでおわり

命を断ったらすべて見えなくなるけど
何も変わらないまま自分だけがいなくなる
だけだから、それは違うかと辛うじて分かる

一族徒党を組んで目に見える倒しやすい
ひとから糾弾して、我こそが正しいと
ほとんど意味のない勝ち名乗りをしても
どうやらせかいは広く変わりはしない

諦めるか、開き直るか、変えようと自らもがくか
いずれにしても自らが動くか、変容するしか
術はないようだから、
少なからず誰かのせいにすることなく
自らがどうすべきか考えようと思う

私がいなくなろうと誰も困らないし
せかいは変わらない
その反対に私がいたら何か変わるのか
無力ではあるけれど、いなくなるよりは
何かの可能性はあるだろうか

嗚呼、やはり旅に出たいと思う
凝り固まったものを手放して
変える必要があると思う

どこまで、何の手を放すか
考えても良い頃合いだと思う


たんなるにっき(その85)

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