見出し画像

【サステナブルな働き方#07】不確実な時代を乗り越えよう。コロナ禍を好機とし、採用を全国に拡大

こんにちは。
生活圏を拠点とした職住近接を実践しているプロジェクト「&donuts(アンドーナツ)」の広報担当、柳尾です。

当プロジェクトでは8月から、各自の価値観やライフステージに応じて2種類のワークスタイルから働き方を選択できる制度を導入しました。

メンバーシップスタイル
既存オフィス(千葉県柏市、神奈川県茅ヶ崎市)での勤務をベースに、個々の専門性を活かした担当チーム業務に加えプロジェクト活動にも積極的に取り組むワークスタイル。リアルなコミュニケーションから生まれるGROOVE感やセレンディピティを大切にしながら、&donutsのミッションやビジョンを共有しプロジェクトの付加価値を高めていきます。

ジョブスタイル
フルリモートも可能なこのスタイルでは専門的な担当チーム業務にコミットし、キャリアを積み上げていきます。場所にとらわれることなく、個人のスキルや経験を最大限に生かして&donutsのビジネス価値を高め、その和を全国へ広げていく大切な役割を担います。

今回は&donutsでの働き方についてお話していきたいと思います。

これまでの働き方

ビフォア・コロナは、オフィスでの勤務を基本としてきました。当プロジェクトではWebメディア運用やWebサイト制作を主に行っており、正直なところフルリモートでも仕事に支障はありません。それでもオフィスへ出社することにこだわってきたのは、大切な価値観があるから。

その1. 職住近接(Work Near Home)
&donutsは郊外の生活圏にオフィスを設け、職住近接のワークスタイルを実践してきました。メンバーの平均通勤時間は約20分、3割程度のメンバーが徒歩や自転車で通勤しています。また、ワークとライフを融合してどちらも充実させる「ワーク・ライフ・インテグレーション」を大切にしており、職住近接で通勤ストレスが少ないことはそれを実現させるための土台となっています。

その2. 組織の熱量
代表の渡辺は、企業の組織には熱量があり、それが組織内外のステイクホルダーに伝わることは事業が成功するための必須条件であり、組織コミュニケーションの主な目的だと考えています。熱源となるのは、理念やプロジェクトへの共感で、組織の中心部から周辺に向かって満遍なく熱が伝わっているのが理想的と考えています。

オフィスで共に仕事をすることで、お互いのことを理解しあったり、組織の価値観や文化を浸透させてきました。また、セレンディピティから起こるイノベーションにより新たな価値を創造しやすい環境をつくってきました。

その3. GROOVE
当プロジェクトを運営している株式会社イノベーター・ジャパンの価値観のひとつである「GROOVE」。一人ひとりが多様な専門性を持ち、柔軟なチームワークによって大きな価値を生み出すことに重きを置いています。

その4.オウンドメディアとしてのオフィス
「オフィスは企業が従業員をはじめとするステークホルダーと、どのような関係性を持ちたいかという意志を表しており、それは企業の意思そのものである。自社の理念や価値観をオフィスというメディアに表現し、従業員のエンゲージメントを高めていくことが求められている」という渡辺の考えのもと、オフィスをメディアのひとつとして捉えているから。


一方で、&donutsは子育てや介護、Wワークといった働き方に制限がある人たちが、積み上げてきたスキルを活かして働けるプラットフォームでもあります。その人たちが働き続るためには、働き方の柔軟性が求めれます。プロジェクトが成長していく中で、子育て中のメンバーから、子どもの長期休暇に在宅勤務を希望する声もありました。そこで、組織の熱量が高まってきたのを見計い、昨年の夏休み期間中に在宅勤務の選択も可能にする試みをしました。いずれ、リモートワークを取り入れることを視野に入れての取り組みでした。

そして、今年。新型コロナウイルス感染症への対応として在宅勤務を開始したのが3月。4月に発令された緊急事態宣言下では、全メンバーが在宅勤務を行いました。宣言解除後は、在宅とオフィス勤務を自由に選択してもらいながら、アフター・コロナを見据えた働き方について検討してきました。

8月からの働き方

先述の通り、8月1日からワークスタイル選択制度を開設しました。郊外の拠点オフィス勤務をベースとし、担当業務に加えプロジェクト活動も積極的に取り組む「メンバーシップ」と、在宅勤務などリモートワークをベースとした担当チーム業務にコミットする「ジョブ」を選択でき、期初には変更も可能です。

これまで行っていたリモートワークは、緊急措置やトライアルとしての取り組みでした。不確実な時代と言われる中、不確実性をうまく扱って乗り越えていくため、理想的な働き方を描いて本質的な解決方法を探ることが重要と考えていました。

〜&donutsの根源にある考え〜
自分がどのような人生を歩みたいのか。
どういう働き方をし、何を実現したいのか。

今回のワークスタイル選択制度の開設により、メンバー自身がそれぞれの価値観やライフスタイルに応じて働き方を選ぶことが可能になりました。それは、&donutsの根源にある上記の考えをより体現しやすくなると考えています。そして、それは当プロジェクトを運営するイノベーター・ジャパンのミッション「人の可能性を引き出しウェルビーイングな社会を実現する」にも通じるものです。

8月からの働き方として、在籍メンバーの8割が選んだのが「ジョブ」スタイルとなりました。期初にコースの変更は可能ということもあり、今年度は新型感染症のリスクを避けたり、家族との時間を優先したいとの考えで「ジョブ」を選んだメンバーもいました。ビフォア・コロナの働き方に近い「メンバーシップ」よりも、新たな働き方である「ジョブ」を選ぶメンバーが多いというのは、変化に柔軟に対応する&donutsらしさの現れだと思っています。

働き方に捉われず、パフォーマンスを最大化させる

「メンバーシップ」はオフィス勤務をベースとしています。コロナ禍での勤務時には、密を避けられるよう出社人数に制限を設けると共に、ソーシャルディスタンスをとった机の配置や換気を心がけています。職住近接は通勤時間の密も避けやすいので、オフィス勤務の敷居が低くなります。

画像1

▲密を避けるレイアウトに変更をした湘南オフィス

「メンバーシップ」スタイルをフルリモートにしなかったのは、プロジェクト全体に関わる活動を行うためにはリアルコミュニケーションで起こりやすいセレンディピティが不可欠だと考えたから。自身やご家族の状況によりオフィス勤務が難しい場合はリモートワークの選択も可能ですし、「1/3ルール」を設けて1日の勤務時間の1/3以内であれば理由なくリモートワークも選べます。

一方、「ジョブ」スタイルはリモートワークがベースですが、最寄りのオフィスでの勤務も可能です。在宅勤務を実施する中で4月に実施したアンケートでは、移動時間を自分の好きなことをする時間に変えたり、体調や用事に合わせてより柔軟に働けるなど、リモートワークのメリットが多数挙げられました。その後も各チームがコミュニケーション手段を工夫したり、より丁寧なやり取りを心がけることで業務効率を下げない取り組みがなされています。そして、在宅勤務の大きな利点となったのが安心感。「家族のコロナ感染リスクが減り、安心感につながった」「子ども達だけで家に居る時間がなくなったことで、安心して仕事ができる」というメンバーが少なくありません。

「ジョブ」スタイルは、時代に合った新たな働き方を構築し、リモートワークで成果を上げていく挑戦を先導していく働き方です。また、今回フルリモートが可能になったことで、採用地域を全国に拡大することが叶いました。今まで出会うことのなかった方との新たなご縁をつないでいけることにワクワクします。

仕事と生活を切り離すことなくリンクさせる
家族と私自身を大切にする
スキルとキャリアを積み上げていく

…そんな"&donuts"という働き方に興味を持っていただけたら、Online説明会に参加してみませんか。

代表・渡辺から従業員へのメッセージ(5月末時点)

ここ約4ヶ月間の基本リモートワークの期間で、業務の多くはオンラインでも十分に実行可能であることが分かりました。

それは、みなさんにそれだけのスキルとコミュニケーションを補う想像力があり、これまで蓄積した相互の信頼貯金があることが前提になっています

一方で、オフラインで行った方が効率的、もしくはオフラインでないとできないこともあるのも事実です。

そのバランスは、プロジェクトの特性、個人の役割やその時々の立場によっても異なるはずです。

当社の基本方針は、オンラインやオフラインなど特定の「スタイル」を良しとするのではなく、そこから生み出される成果を最大化できる方法を臨機応変に取っていきます。

ワークスタイル選択制導入により、新メンバーの受け入れやチームを超えた連携など、新たな課題が想定されます。今後、見えてきた課題やその対処法についてはnoteに綴り、私たちと同じように理想の働き方、組織や個のパフォーマンス最大化を探究している方々へ共有していきたいと思っています。

今後もお付き合いいただけますと幸いです。