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【HRコラム#30】終わりは始まり

​​株式会社イノベーター・ジャパン &donutsプロジェクト HRチーム2名(青木、中島)がお届けするコラム。
こちらのコラムでは、「一歩進んだ私へ」をテーマに、一人ひとりの、よりウェルビーイングなワーク・ライフ・インテグレーション(WLI)を実現するためのキャリア自律のお手伝いになるようなtipsをお届けします!そして、時にはHRチームメンバーのリアルな横顔も。 自分の「ライフキャリアをもっと自由に描きたい」そんな方が一人でも増えることを願いながらお届けします!

こんにちは。HRチームの中島です。
季節の変わり目ですね。朝晩の寒暖差が体にこたえそうですが、昼間の日差しから春が一歩ずつ近づいてきているのを感じ待ち遠しい気持ちです。油断すると体調を崩しそうなので、日常的なセルフケアをしつつ過ごしていきたいと思っています。

(この記事は2021年12月21日にFacebook・Instagramに投稿されたものを一部修正し移行しております)

今回のコラムは「転機」(トランジション)ついてお送りしたいと思います。「トランジション理論」を提唱したウィリアム・ブリッジス。ブリッジスはアメリカの心理学者です。

「転機の始まりは何かが始まる時ではなく、何かが終わる時」

終わりが始まりなんて、なんて奥深く素敵な表現なんでしょう。これまでいた場所から離れることは、少々戸惑いや空虚感を感じることもあるかもしれませんが、しっかり「終わった」ことを受け止めることが大切だと言われています。

トランジション理論では、転機の段階を以下の3段階に分けて提唱しています。
・第一段階:終焉(何かが終わる時期)
・第二段階:ニュートラルゾーン(喪失感、空虚感を受け止め、
      自分と向き合う時期)
・第三段階:開始(新しい始まりの時期)

ブリッジスは、第二段階のニュートラルゾーンをいかに上手くマネジメントするか、が大切であるとも述べています。私を例に上げると、今は小学6年生の娘と過ごす日々を全力で走り切りたいと思います。無事に卒業式を迎えたら、中学校の入学式までのニュートラルゾーンの日々の中で、自分と向き合う時間をつくり、小学6年間、娘と共に過ごした思い出や出来事を振り返り、次に進むための向き合う時間として過ごそうと今から計画中です。

第三段階の「開始」に入った時に、スムーズなスタートを切ることができるよう、効果的なニュートラルゾーンの時間の使い方をしていきたいものです。

年度末の忙しさに心がザワザワすることもあるかもしれませんが、そんなときは一旦立ち止まって、何度かゆっくり深呼吸をすることもおすすめです。

慣れ親しんだ1年から離れ、新しい年に向け自分を調整しようとする時間の使い方、参考になれば幸いです。

次のコラムもどうぞお楽しみに☆