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模造紙で広い範囲を塗りたい!グラレコにおすすめのペン5つ

可視化でコミュニケーションをデザインする、グラフィックレコーダーの湯朝かりんです。

コロナが落ち着いて、会場でのイベントも少しずつ開催されるようになってきましたね。グラフィックレコーダーかいわいでも、リアルイベントでの制作のお話がたくさん聞こえてくるようになりました。ああ、また大きな紙にペンで描ける…!という喜びに浸っています。

と同時に、これまでイベントはオンラインの中でデジタルで描くことが増えていて、デジタルの良さも感じているところです。



デジタルからアナログへ

オンラインイベントのグラフィックレコーディングでは多くの方がiPadの描画アプリを使われています。アプリでは色々な表現をすることが可能です。私が使っているprocreateはブラシが最初から136種類入っていて、カスタマイズしたりダウンロードしたりで無限大に増やせます。画家さんが使うような画材を、現物として買わなくても使えちゃうんだからすごい話です。

私自身、アナログではほぼプロッキーという水性ペンのみで描いてきたので、procreateだと木炭とかスプレーとか、他にも聞いたこともないようなものとか、ブラシを試しているだけで日が暮れる、まさに沼です♡

そしてアナログに戻ったらプロッキーだけになる。ブラシに沼らなくてよいような、ちょっと寂しいような…


グラレコを続けた人がきっと感じること

コロナ前からずっと、グラフィックレコーディングの際に感じていたこと、それは、プロッキーはすごく使いやすいけれど、塗るときには薄い色が少なくて、微妙なニュアンスを色で表現したいときに物足りないなということでした。パキッと塗るにはいいけれど、ふんわり塗りたい時もある。

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(↑私が持ってるプロッキー15色を色相環に乗せてみました)

この中で薄い色として使えるのは黄色、黄緑、ソフトピンク、灰色、うすだいだいくらい。水色はかなり濃い色です。

他に良い画材がないかいろいろ調べましたが、私自身は使い続けたいと思えるものに出会えず…これまではほぼプロッキーのみで描いてきています。

でもね、このお悩み、グラフィックレコーディングをされている方は一度は考えること。なので仲間が使っているもの含めてご紹介していきますね。

模造紙で塗るために求める条件

■絶対条件

・裏移りしない
  →会場を汚さないため、必須です
・広く塗れる
  →プロッキーと同じかそれ以上
・薄い色が豊富
  →混色できたらもっといい

■できれば…

・入手しやすい
  →面倒だと在庫が増える or 使わなくなる
・軽い
  →グラレコの時は荷物が多いので軽いほうがいい
・手が汚れない
  →手が汚れると、紙を汚してしまう
・道具が増えない
  →会場で絵の具+バケツ+パレットの用意などは難



てことで、プロッキー以外に4つご紹介!

では、参ります!!

1. Neuland(ノイラント)

グラフィックレコーダー、グラフィックファシリテーターの方で、これを使っている方も多いです。ドイツのワークショップ用のペン。みんなが憧れる!

◎プロッキーより太いペンもある
◎ニュアンスカラーもある
◎薄い色も豊富

▲個人輸入(英語)
▲結果自宅の在庫が増えがち

→🎨個人輸入に抵抗がない方に!


2. PANPASTEL(パンパステル)

上記の動画では濃いですが、グラレコではもうちょっと薄くふわっと使われているイメージです。ファンデーションのパフ状のものを使って塗ります。粉なのでそのままでは定着せず、定着剤(ケープのようなもの)をスプレーする必要があるようです。それでも、一度は使ってみたくなる…!

◎ふんわりした塗りができる
◎グラデーションのようにもできる

▲定着剤が一手間かかる
▲定着剤が臭う
▲荷物が多くなる

→🎨このふんわり感が出せるなら匂いとか荷物とか気にならないという方に!新宿の世界堂さんで購入可能と聞いています。


3. ABT

筆ペンを寝かせて描いたらどうかな?と思いつきました。ABTはなんと108色。これなら思い通りの色が揃っていそうです。そして筆タイプなので、太さを調節できながら描けるのがよいところ。

◎色展開が豊富(108色)
◎入手しやすい(大きめの文具店なら置いてある)
◎太さ調節しやすい

▲模造紙でたくさん塗ったら2-3枚で1本使い切ってしまった

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(薄い水色のみ、ABTです)

→🎨すぐなくなるとわかった上で使う分にはありかも?
私もこの記事を書いていて、改めて見直しました!他の筆ペンタイプのマーカーを使われている方もいらっしゃるようです。マイルドライナーにも筆ペンタイプありますね☺️



4. 蜜ろうクレヨン

もう3年くらいずっと、広く薄く塗れるいいものはないか…と考え続けていたんです。そこでぴーんとひらめきました!子ども用に買っていたクレヨン!あれが使えるのでは!!

うちの子どもたちはなんでも口に入れるので、安全なクレヨンを探していました。さらには持ちやすくて、楽しく塗れるもの。色々と試しましたが、最終的に落ち着いたのがこれだったんです。みつろうでできたクレヨン。

でもこういうものって発色が悪いものも多かった記憶があり、再度購入して使ってみました。模造紙半分サイズで、壁に貼って描いてみたのがこちら!(わかりやすいよう、あえて多色使用)

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あの!最高!なんです!けど!!

◎広く薄く塗れる(1つ4.5cm × 2.5cmくらい)
◎入手しやすい
(amazonで購入可能。文具店より自然派子育てのお店にあるかも?)
◎色数は少ないが、上から乗せて混色できる
◎はちみつのようないい匂い
◎手に付かない(驚くほどつきません。クーピーに近い)
◎クーピーと比べたら発色がいい?
◎定着剤など他の道具がいらないし本体も軽い
◎細い線も引けるので、黒プロッキーと蜜ろうクレヨンだけでもいいかも?

▲ピンクだけかなり強く塗らないと発色しない
▲使い続けると他の色のかけらがついて見た目あまり綺麗じゃない(クレヨンなので仕方ない)
▲多少かけらが床に落ちるかも?
▲背面にあるものの柄が出ます。

→🎨このテイストが嫌いじゃなければ、多くの人におすすめします🙌
缶入りと紙箱入りがありますが、個人的には会場で落とした時の音を考えて、私は紙箱入りにしました。



さいごに

ちょっと感動しすぎてうざい文章になっている自覚があるのですが、蜜ろうクレヨンとグラレコが繋がった喜びを、グラフィックレコーダーのみなさまに共有したくてこのnoteを描いたので許してください。いずれもう少し冷静な文章に描き直すかもしれません。プロッキーの次に買い足す画材の検討材料にしていただけたらと思います。

グラフィックレコーディングの本質は画材じゃないけれど、やっぱり画材の力も借りて、良い場づくりに貢献できるレコーディングをしていきたいと思います。



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