ウェルビーイングを高める、資産形成というアクション

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの安藤です。

主にウェルビーイングについて語っていくと決めた、このnote

具体的にどんな習慣や行動がウェルビーイングを高めるのか、何回かに分けて綴っていきたいと思います。

今回は、僕の専門分野である「ファイナンシャル・ウェルビーイング」に直結する『資産形成』をテーマに取り上げます。

ウェルビーイングは、感覚的・定性的なもの

ウェルビーイングについては、客観的・相対的評価が難しく、あくまでも個人が「主観でどう感じているか」によるもの。

お金の面で言えば、こんな感じで多種多様な感覚を持つ人がいます。

・とにかく預貯金が増えていくことで幸福度が上がる(通帳を見てニヤニヤするのが楽しみというような人)
・上手に節約できた時に幸福度が上がる(スーパーの安売りで良い魚が手に入った、総菜を50%引きで買えた時などにすごくハッピーな人)
・とにかく爆買いすると満たされる
・家族や友人とたまに旅行や高級レストランにいくのが幸せ
・NISAやiDeCoで上手にお金をふやしている自分は賢いと感じる

「何千万円の貯金がある」など定量的に捉えようとする人もいますが、大抵は上記のような定性的な部分がファイナンシャル・ウェルビーイングを決める重要な要素なのです。

資産形成に取り組んでいる人はウェルビーイングが高い傾向

定量的な部分では本当に人それぞれ違って、預貯金などの保有資産は1億円あっても満たされない人もいれば、数百万円で十分と感じる人もいます。

年収も同じで2~3千万円稼いでも「もっと稼ぎたい」と思う人もいれば、400万円で十分という人もいるわけです。

ただ、僕がこれまで10年近く一般生活者にiDeCoやNISAを活用した「資産形成」のサポートをしてきた経験からすると、その「資産形成」に自らの意思で取り組んでいる人(何らかの具体的なアクションを起こしている人)は、総じてウェルビーイングが高い傾向にあります。

要因はザックリ分けると以下の2つ

①お金に関する不安の元を明らかにしている

資産形成に取り組むときは、会社のDCなどで「なんとなく」「会社に言われたから」始める人もいますが、私たちのようなFPなどの専門家に相談した上で、始める人もたくさんいます。

その際は、「将来のどんなことに対して不安なのか」を明確にしてから対策を立てます。

正体が明らかでない漠然とした不安があると、それは常につきまといますが、正体=具体的なリスクなどを明らかにすることができれば、不安は減少し、ウェルビーイングは向上するのです。

②節税しながら投資でお金を増やすことが、自己肯定感をアップさせる

資産形成を預貯金だけでする人もいますが、それは非常に非効率ですし、前述のように通帳の金額を見るのを楽しみにしながらひたすら貯めこむ人は「守銭奴」のようで、幸福度はあまり高くありません。

それに対して、NISAやiDeCoなどの国の制度を使って賢く節税しながら投資をしている人は、自己肯定感が高く、幸福度が高い傾向にあります。

僕の経営しているFPオフィスあしたばのお客様にアンケート調査を実施しましたが、、NISAやiDeCoを初めて幸福度が上がったという人が大半でした。

「将来に向けて、しっかりと対策を立て、具体的な行動を起こしている」

という事実が、自己肯定感をかなり高めるのだと思います。

もちろんそれだけでウェルビーイングのレベルが決まるわけではありませんが、かなり重要な要素であることは間違いない!とこれまで経験から断言できます。

今回はこれくらいにしておきますが、ウェルビーイングを高める習慣や行動について、次回も綴っていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ファイナンシャルプランナー 安藤 宏和

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