雇用

時代おくれな終身雇用制度の話

こんにちは。
「安定」の代名詞、サラリーマン。
みなさんはまだサラリーマンが1番安定だと思っていますか?

年金2000万円問題や副業解禁など、今までの働き方や終身雇用という考え方は崩壊しつつありす。

そんな現代、終身雇用を信じてこれから就職される方へ向けて、考え方をアップデートしていこう!という話をします。

** **終身雇用制度って?****

終身雇用制度とは、企業が新卒者を定年まで雇用する制度です。
制度といっても、具体的に明文化されているわけでは無く、日本の風習といった形ですね。

実力主義の現代では、崩壊していく制度でしょう。

高度成長期では、仕事が溢れていて、企業がいくらでも人を雇える時代でした。
しかし、近年ではリストラや倒産など、不況の煽りで企業も従来の体制を維持できなくなっています。

**会社や企業に依存するリスク **

今の50歳より上の方の時代は、終身雇用制度が当たり前でした。

いい大学を出て、いい会社に就職して、定年まで勤め上げる。

これが人生の王道だと思われていたし、実際にほとんどの方が一つの会社で生涯を終えていたでしょう。

そんな時代に転職なんてしようものなら、世間体や周囲の目は冷たかったことでしょうね。

でも、終身雇用制度が成立していたのは、会社が潰れない、クビにならない事が前提で、高度成長期の時代だから成り立っていた事です。

不況が長く続く今の日本経済においては、会社は潰れるのは当たり前、いつリストラされるかもわからない。
そんな環境で生涯一つの会社で勤め上げるなんて、リスク以外の何者でもありません。

サラリーマンが安定した生活だったのは過去の事。
今はサラリーマンだとリスクの方が大きいですよ。

**転職なんて当たり前 **

「仕事ってのは3年は続けないとわからない」
「お前のスキルじゃ、他の会社で通用しない」
「そんなんじゃ、どこ行っても一緒」

会社を辞めると言うと、上司や社長にこう言われる事が多いですよね。
僕も言われた経験あります…。

ですが、その会社では評価が低い人でも、他の会社へ行って環境が変われば、発揮できるパフォーマンスも変わります。

しかも、仕事には人によって向き不向きがありますし、その適性を見極められない上司の責任も考えるべきです。

転職は今の時代では当たり前で、いい条件を提示してくれる会社があれば、そちらへ行くのは当然。
社員を手放したくないのなら、他の会社が出す給料や環境以上の事を社員へ提示するべきです。
それを圧力で抑えようとしたり、離れていく社員に悪態をつくようなら、やめて正解でしょう。

実際に転職しないにしても、現状に不満があるのなら、参考程度に転職サイトでも覗いてみては?

**そもそも雇われ意識を変えるべき? **

「そんなこと言っても、いい条件の会社ってなかなか無いし…」

たしかに人手不足とはいえ、満足できる報酬を提示してくれる企業と巡り合うのは難しいかもしれません。

でも、仕事の環境を変えるのは、なにも転職だけではありません。
そう、独立して起業するという方も、今では大勢いますよ。

僕も独立して、小さいながら会社を立ち上げて起業した人間です。

はじめは不安ばかりで、やっていけるか心配でしたが、今は心配してる余裕なんてないくらい毎日忙しくしています。
忙しさと同じくらい売上があるかというのは、胸を張って言える程ではありませんが(笑)

僕が起業を考えはじめたのは、今から数年前で、実際に起業する準備や行動をはじめたのはちょうど1年前くらいからです。

当時でも、若くして独立する人も多かったですが、それはネットやテレビで見る事がほとんどでしたし、身近な人で独立した人は、全くと言っていい程いませんでした。

実際独立した事を周囲に話すと、大抵が驚きます。
「思い切ったな!」と言われることが多いですが、僕からするとサラリーマンを続けている方が思い切っていると思います。

僕にとってはサラリーマンはリスクの塊で、これから先、自分が歳を取って会社を辞めないといけなくなった時にサラリーマンでは潰しが利かないかと。

しかし、起業するのが正解かというと、絶対にそうだというわけではないです。
起業した人のほとんどが上手くいかないと聞きますし、起業して3年以内に80%が倒産するというデータもあります。

しかし、なにも考えずに安定しているからとサラリーマンを続けるよりは、将来を見据えて起業するほうがリスクは少ないのでは?と思っています。

**終身雇用制度の崩壊 **

記憶にも新しいトヨタ自動車の会長の発言にもありましたが、トヨタ程の大企業ですら、終身雇用制度を維持するのは難しいと認めています。
そして、中途採用の社員は増えていて、やりがいのある仕事へ就くチャンスがあると言われています。

つまり、一生同じ会社にいるのではなく、やりたい事や自分に向いている仕事へ転職する事で新たなチャンスが掴めると。

また、終身雇用制度が根付いた理由の一つに、退職金制度があります。
新卒から定年まで同じ会社に勤めると、退職金としてまとまった金額が入ってきます。

退職金目当てに我慢して定年まで勤めていた方も多いでしょう。
しかし、昨今では退職金が出ない企業も多くなっています。

さらに、日本企業は年功序列型の賃金形態を取っていた事が多く、長く勤めれば勤めるほど給料が上がっていたので、終身雇用制度が根付いたのでしょう。
しかし、近年では実力主義の賃金形態を採用している企業が多くなってきました。
仕事ができないと何年いようが給料が上がらない、仕事として本来あるべき姿だと思います。

様々な理由から、終身雇用制度が崩壊していることは明らかですね。

**まとめ:安定を求める時代は終わった【格差社会は企業にも広がっている】 **

前々から言われていた事ですが、日本の終身雇用制度は事実上成り立っていませんね。

大手企業が公式な場で発言した事によって、今まで意識していなかった人も考えるキッカケになることでしょう。

世界的に格差社会となっていますが、それは企業にもいえることです。
社員を雇える会社と雇う体力の無い会社と、格差は広がっていくでしょう。

社員が雇えなくると業務に影響し、なにか対策を取らないと遅かれ早かれ倒産となってしまいます。
やはりサラリーマンが安定しているというのは、時代錯誤な考え方となっていますね。

会社の状態を見極めて、先が暗いと判断するなら転職や起業を真剣に考えていかないと、自分の人生は守れません。

サラリーマンは身の振り方を考える必要がありますね。


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