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心理学 腕を組む

会議や打ち合わせにおいて、腕組みをする人を見かけた方は多いのではないでしょうか。癖で腕組みをする方もいますが、心理学の見地からはなぜ腕組みをしてしまうのでしょうか。

まず考えられるのが、不安感や警戒感の表れです。初対面で事前の情報がない相手や自分自身が苦手とする相手を前にしたとき、会議の内容が深刻で雰囲気がどんよりしているときには、人は緊張や不安を感じてしまうものです。

人の弱点は腹部にあるともいわれますので、潜在意識の下で知らずのうちに腹部を保護するために腕組みをするという心理が働くのです。また、拒絶反応を表現しているとも考えられます。

相手の言い分に賛同できない、相手の話をシャットダウンしたいという状態を表しています。意外な点として、隠し事がある時にも腕を組むことが多いです。自分の手の内を探られたくない、本音は伝えたくない、心理状況を把握されたくないという場合にも腕を組むことが表れます。

一方で、単に機嫌が悪いというだけのときもあります。この場合は、腕は固く組んでいるばかりでなく、拳を握りしめている、表情が険しいなどといったことも見受けられます。その他考えられることとしては、集中したいということの表れの場合もあります。表情などが険しくなく、話題に入り込んでいるなら、熟考したいという心理になっているといえます。

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