心理学　フット・イン・ザ・ドア・テクニック

"フットインザドアテクニックは、交渉をしたり誰かにお願いをしたい場面において、要求を通す為に用いられるものです。要求の段階を徐々に上げていくのがこのテクニックのポイントで、心理学における人間の心理を上手く使ったテクニックです。

フットインザドアの由来は、名前から連想できるように開いたドアの隙間につま先を入れることで、そこから交渉や販売などに繋げていくのが特徴です。例えば寄付をお願いする場合、いきなり高額だと抵抗感が生じますが、少額なら出しても良いと思うものです。

また、一度認めると今度は断りにくくなり、やがて大きな要求を段階的に受け入れるようになるわけです。フットインザドアのキモは一貫性の原理で、一度決めたことを曲げずに貫き通そうとする、人間の心理を利用することにあります。言動や信念はコロコロと変えるよりも、貫き通す方が人はより良く見られることを知っています。

つまり、小さい要求を飲ませることができれば変更は難しくなり、もっと大きい内容や難しいことも相手に要求できることになります。"