【中途採用向け】デザイナーが思う”良いポートフォリオ”とは?
こんにちは!and factoryデザイナーのKです。
私はデザイナーチームのマネージャーとして、デザイナー採用の書類選考と面接を担当しています。
数多くのデザイナーのポートフォリオを見てきた中で、採用時に大切にしている所や気にしている事などを紹介したいと思います。
ポートフォリオで1番大切な事
私がポートフォリオを見てきた中で、1番大事にしている事は「見やすさ」です。
デザイナーはユーザーにデザインを通して、情報を提供したり課題を解決します。
ポートフォリオの場合、前者の「情報提供」になり、自分のスキルをわかりやすく伝える必要があります。
「見やすさ」という言い方をするとかなり大雑把な言い方になってしまうので、以下の点について掘り下げていきます。
① ポートフォリオのボリューム
② ポートフォリオの形式
③ 各作品に対しての情報や並び順
④ 見やすさを意識したディテールのデザイン
①ポートフォリオのボリューム
まずはポートフォリオのボリュームですが、結論から言うと「少なすぎず、多すぎず」が良いと思っています。
ここは「見やすさ」にも繋がるのですが、大量の作品をただ羅列したポートフォリオは「見る人の事を考えていないのかなあ」という印象になってしまいます。
私に限らず、採用担当者は数多くのポートフォリオを同時に見ています。
初見のポートフォリオはまず時間をかけずにサッと見て、そのあとにじっくりと読み込む事が多いです。
つまりポートフォリオを見たら短時間で、じっくりと見たいと思わせる必要があります。
②ポートフォリオの形式
私が見てきたポートフォリオで1番多い形式がPDFです。私自身ポートフォリオは今までPDFで制作してきました。
見る側はスクロールするだけで、サッと作品全てを確認する事ができます。
ただし、動画制作やコーディングスキルのアピールには向いていません。
ポートフォリオサイト
自作のポートフォリオサイトの場合、それだけでWebデザインのスキルアピールをする事ができます。
既存のポートフォリオサービスも利用している方を多く見かけます。
懸念点といえば、TOPページのサムネイルをクリック→作品の詳細を見る→TOPページに戻る
という工程が必要になります。サムネイルの数が多いとそれだけ見る側の工程も増えるという事を念頭においておくと良いかもしれません。
見せたい作品が多い場合は、PDFにまとめてスクロールのみで一気に見れるようにすると見やすいかもしれません。
ただしPDFに詰め込みすぎると、ファイルが重くなってしまうのでここも要注意です。
③各作品に対しての情報や並び順
作品の画像を貼るだけでは、「0から全て自分でデザインしたのか?」「制作期間は?」「どういう背景でこのデザインになった?」と疑問だらけです。
面接で掘り下げる場合もありますが、ポートフォリオで伝えられる事はポートフォリオで伝える方がスムーズかつ親切と言えるでしょう。
個人的には下記の4点がポートフォリオに載っていると、作品やその人のスキルがとてもわかりやすく感じました。
制作期間
デザイン担当範囲(1人で全てデザインした、アシスタントをした など。)
公開されているデザインの場合、サイトのURLや、アプリのURL(QRコード)
デザインやサービスの背景など
そして私が地味に気にしているのが作品の並び順です。
これは①のボリュームについて書いた通り、初見はサッとみる事が多いため最初の印象が特に大事だと思っています。
1作品目が興味を引くような作品だと、そのままじっくり全ページ見ることも多いです。
並び順に関しては、時系列順に並べる、ジャンル毎にまとめる…など様々ですが
私は1作品目は、自信作を置くことをおすすめしたいです!
④見やすさを意識したディテールのデザイン
最後にディテールのデザインですが、ここは単純にスキルだけではなく、その人がどこまで読み手を気にかける事ができるか判断する大切な所です。
フォントの大きさ
マージンの取り方
配色
私は主にこの3点を見ています。
基礎的な部分ですが、ポートフォリオは「自分の作品の1つ」です。
提出前に再度見直してみると良いかもしれません。
新人デザイナー向けの記事ですが、見落としがちな基礎デザインについての記事がありますので、是非合わせて読んでみてください。
おわりに
デザイナーの転職活動において、1番大切といっても過言ではないポートフォリオ。
応募企業や、採用担当者によって重視している事は様々かと思いますが、ポートフォリオの「見やすさ」という点は必ず大切にされていると思います。
これからポートフォリオの制作を考えている、または制作中の方に参考になれば嬉しいです!それでは〜!
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