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「わ か り ま せん!」

3歳の娘が放つ言葉に、心救われることが多々ある。

その中のひとつが、これ。

「わ、か、り、ま、せん!」

夫が講義用の原稿を音声入力で書いていた時に、文章の末尾ごとに差し込まれる娘の合いの手。


夫「〜な環境において〜という問題があげられるが、その改善策は…」

娘「わ、か、り、ま、せん!」


夫「〜といった中で、最も重視すべき点は…」

娘「わ、か、り、ま、せん!」


もうこれ最高じゃないですか?

原稿がなかなかまとまらない〜〜と苦戦している夫に反して、潔さ百点満点の締め文句です。

私は聞いていて超デトックス気分。解放感!
たしかに、本当のところはわからない事だらけだよな。わからない事をこんなにも堂々とわかりません!と言える爽快さ。揺るぎないピュアな眼差し。

どうしたらいいかは何もわかりませんけど、発見した事だけをいっぱい、発表するだけの原稿。背筋を伸ばして起立して、腕をしっかと伸ばして発表する講義を、最前列で浴びてみたいと思いました。


他にも、

「ぉいおい〜、休む暇がじぇんじぇんねぇな!」

テレビ番組「突撃かねおくん」から覚えた言葉。駅員さんの仕事にまつわる回で、集中力を保つために短時間毎に様々な業務を代わる代わるこなして行く駅員さんに対して、かねおくんが言ったセリフです。

言葉の響きが面白いのか、おちょけた楽しそうなムードで放たれるこちら。仕事が積んできて大変だーーーとなってる時に、ちいちゃい3歳児がこれを差し込んでくると、なんだか拍子抜けしていい塩梅に力が抜けます。


あとは優しいめだと、

「苦手でも、いんだよ。」

夏に「ママは暑いのが好き?」って聞かれて、「うん、好きだよ、、うーん、でも、ちょっと苦手な時もある。かな。」と返した私に、かけられた言葉。

子どもに聞かれた事だから、なんとなくポジティブな返しをした方がよいかなと思い反射的に「うん、好きだよ、」と言ったものの、やっぱり正直なところそうでもないかな、と付け足した後半。

娘は、私の戸惑ったその雰囲気を感じとった様子。私の肩をポンポンと叩きながら、この「苦手ででも、いんだよ^o^」発射。

なんだか色々と許されたような気持ちになりました。優しい言葉をありがとう。


…と、そんなこんな、楽しい優しい、透明な言葉に触れられた嬉しい備忘録です。


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