趣味を仕事にしたいなら。これだけはマストな条件
こんにちは、CHIHIROです。
✔︎キャリアカウンセラー
✔︎パーソナルカラーリスト
✔︎時々タップダンス講師
として、自分仕様の複業キャリアを歩んでいます。
このnoteでは
【大切なことを大切にする。勇気を出してマイペースに生きるヒント】をつづっています✍︎✨
趣味は仕事にしない方がいい。
いや、好きなことを仕事にしよう。
どっちの意見もありますが、みなさんはどうお考えですか?
この記事タイトルをクリックした方はたぶん、多かれ少なかれ「好きなことを仕事にできたらいいなあ」と感じているのではないでしょうか。
わたしは「自己内省」「色彩」「タップダンス」など、趣味や好きなことを仕事にしています。でも、「仕事にならなかった趣味・好きなこと」も、たくさんあります。
その違いについて、これまであまり深く考えてきませんでしたが、昨日から「タップダンスインストラクター養成講座」が始まったことをきっかけに、色々と考えを巡らせてみました。
というわけで今回は、「趣味が仕事になる条件」について、お伝えしていきます✨
|必須条件は「布教精神」
自他ともに認める多趣味人間なわたし(HSS型HSP気質)。仕事になった趣味とならなかった趣味を分類するとこんな感じです。
こうして見比べてみてよくわかったのですが。
仕事になっている/なっていないの決定的な違いは、「布教精神がうずいたか」。
5回渡航に失敗し、視力を失いながらも日本に仏教や学問を伝えたい鑑真のように。キリスト教を広めるべく海と大陸を超えてきた宣教師ザビエルのように。「この価値が広まれば、幸せな人が増えるはずだ!」と思うかどうか(2人には、もっと色んな思惑や信念があったとは思いますが)。
これが、「趣味が仕事になる条件」だと思います。
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仕事になった趣味のひとつ、タップダンスを例にとってお伝えしますね。
タップダンスはもともと、「踊れたらめっちゃかっこよくない?」「運動習慣もつけたいし」という、かる~いモチベーションで始めました(昔から憧れていたんです)。
しかしタップを始めるのと時を同じくして、人生の低迷期に突入しまして……😂週に1回、タップの練習にいくことで、辛うじて心の安定を保っている、みたいな状態でした。
上司との関係が最悪だったとき。
仕事で失敗したとき。
不妊治療で心身が疲弊していたとき。
今後のキャリアに希望が見出せなかったとき。
そんな「うまくいかない」ときにタップの練習にいくと、不思議と「回復のきっかけ」をつかむことができたんです。
とにかく練習に没頭することで、頭がすっきりしました。タップを踏んでいるときだけは、どんな嫌なことも思い出さず、体の動きや音、リズムに集中していられました。
ほかにも、うまくステップが踏めて嬉しくなったり、練習を通して自分の向き合えたり、先生や生徒さんとは何気ない会話に元気をもらえたり、目標に向かって頑張る自分に感心したり。
成長の喜びとか、内省の機会とか、よき出会いとか、自己信頼とか、前を向く勇気とか。
タップダンスを通してたくさんの「価値」を受け取り、心が満たされました。
そしていつしか、これらの「価値」を、わたしと同じような思いをしている人に伝えられたら……と思うようになりました。タップダンスを通して得られる「価値」をたくさんの人に広めたい!=布教したい!と思ったのです。
だから、タップダンスの価値を「伝える立場」になるために、インストラクターとしての学びを本格的にスタートしました。
反対に、仕事になっていない趣味として、「英語その他語学」があります。
わたしは言語を学ぶのが好きで、今もちょこちょこ色んな言語に手を出しているのですが、仕事になる予感は全くありません。
日本語以外の媒体から情報を得られる、他文化の理解が深まる、外国人とスムーズなコミュニケーションがとれる……など、語学を学ぶことによる価値はたくさん感じてはいますが、それらはすべて「自分のもの」にするに留まっています。「誰かに伝えたい」「布教したい」と感じるには至っていないのです。
そもそも仕事とは、「価値を提供し、その対価としてお金を得ること」。価値が誰かに伝わり、喜んでもらえて初めて、対価を得られる=仕事になります。
趣味は、自分でお金を払って自分を満たすこと。
仕事は、誰かにお金をもらって誰かを満たすこと。
「誰かのために」と感じるかどうかが、趣味が仕事になるかどうかの分かれ目なのだと思います。
|「趣味を仕事にする」に関する留意点2つ。
さいごに「趣味を仕事にする」について、留意点を2つ、補足しておきますね。
・留意点①:価値を信じていることが大前提。
趣味を仕事にしていいのは「価値を信じている」ときだと思っています。
これは、仕事としてうまくいくという観点からもだし、倫理的な面でも、という意味。
だって、価値を信じていないものを、他人にオススメし続けられますか?
その価値を信じて、情熱をもって相手に届けるから、伝わるものも伝わるし、結果的にたくさんの人に届いて、仕事としてうまくいく。
価値を信じていないものを、自分を欺きながら他人に伝えていたら、いずれ自分が苦しくなる。
趣味を仕事にするなら、より強く「価値」を感じるものを選ぶ。
というか、強烈に価値を感じた体験があるものが、自然と「伝えたい」ことにもなっていく気もします。
自分が本当に価値があると感じたもの、誰かに誇りをもって勧められるもの、を仕事にしてみてほしいと思います。
・留意点②:趣味は趣味のままでも、全然OK。
もう一つお伝えしたいのは、趣味は仕事にならなくても大丈夫・趣味は趣味でもOK、ということ。
最近、「好きなことを仕事にしよう!」という風潮が強いですよね。
自分の好きなことが仕事に結びつかないか、必死に考えちゃったりしていませんか?あるいは、好きなことを仕事にしていないのは不幸だ、なんて思ってしまったり。
でも、趣味は必ず仕事にできるわけでも、しなきゃいけないわけでもないです。
わたしの例で申し訳ないですが、趣味が仕事になったパターンとなっていないパターンがありましたよね。
好きなことを自分のためだけにやる、のだって全然悪くない。というか、本来趣味は「自分を満たすため」にやっていること。根本的に「誰かのためにやること=仕事」からは切り離された聖域です。思う存分、自分が楽しむのが原則。
でももし、「この価値をもっとたくさんの人に感じてもらいたい」という布教精神がうずいてきたら、仕事になる可能性を帯びてきたサインかもしれません。
このサインを感じていないのに仕事にしようとするのは、個人的にはオススメしません。
だって、せっかくの聖域に、あえて資本主義原理を持ち込む必要はない。趣味を楽しむ自分は、どこまでもピュアでいていい。
わたしはそう思っています。変なプレッシャー、感じないで大丈夫ですよ🌿
|仕事にする=価値を伝える側になる。ワクワクするなら、トライしてみて。
さっきも書きましたが昨日から、タップインストラクター養成講座がスタートしました。
すでにレッスンを持たせてもらったりはしていたんですが、改めて「タップダンスを教える」ことについて体系的に学びたくて、先生に講座を開講していただきました。
「趣味」を本格的に「仕事」にするための学び。
「自分の心を満たすこと」として、タップダンスは心からお勧めしたいし、選んでくれる人が一人でも増えたらすごく嬉しい。ついでに、選んでくれた人が、何か少しでも良い変化を感じてくれたらなおのこと。
少しでも多くの人に、価値を届けられるように頑張ります!
そしてこの記事が、趣味を仕事にしたいと思う方のヒントになったら、これもまた、とっても嬉しいです。
それではまた次の記事でお会いしましょう✨
このnoteでは、
✔他人の目を気にせず、素直に堂々としているためには?
✔️自分のめんどくささを受け入れ、軽やかに乗りこなすには?
✔誇りをもって働き、日々を過ごすためには?
など、【大切なことを大切にする。勇気を出してマイペースに生きるヒント】をつづっています✍︎✨
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