茶葉の香りが食欲をそそる「豚肉の紅茶煮」
皆さん、こんにちは。
管理栄養士の玉城光平です。
今回ご紹介させていただくのは、紅茶の茶葉を使用した料理です。
弊社のシェフである三上がスタッフに向けて紹介してくれた料理を実際に作りました。
茶葉を料理に利用するのは意外かもしれませんが、茶葉の風味がすごく料理を引き立たせてくれますので、是非お試しください(^^)
【材料( 1人分)】
豚肩ロース 150g
アールグレイ (茶葉) 5g(1袋)
塩 1.8g
<ソース>
はちみつ 小さじ2
A バター(有塩) 3g
A 白ワイン 小さじ2
A 粒マスタード 小さじ1/2
【作り方】
① 豚肉の下処理
豚肉の重量に対して1.2%の食塩と、アールグレイの茶葉を豚肩ロースブロックの表面に満遍なく刷り込み、冷蔵庫で半日から1日寝かす。
② 豚肉の火入れ
寝かせた豚肉を鍋に移し、かぶるくらいの多めの水を入れ1時間ほどゆっくり火入れする。(中火→鍋の側面がふつふつしてきたら弱火)
※豚肉が150g以上の場合は、時間を増やす。500g程度なら3時間
※圧力鍋だと5~10分程度
③ ソース作り
はちみつを鍋に入れ少し香ばしくなる程度過熱し、その後Aを混ぜ合わせ、アルコールが飛ぶ程度に加熱する。
※調味料を全部混ぜ合わせ、電子レンジで1分ほど加熱でも可。
④ 盛り付け
豚肉を1㎝幅に切り分け、お皿に盛り付け、ソースをかけて完成。
【栄養のポイント】
・豚肉について
豚肉は他の肉(牛や鶏)と比較して脂質は多い食品ではありますが、ビタミンB1が多いのが特徴です。
ビタミンB₁は、糖質を体内でスムーズに代謝させるときに必要になる栄養素のため、瞬発的なトレーニング量が多くなる時期や筋トレが多くなる時期にはしっかりと補給が必要になります。
豚肉は部位によって脂質量が異なるので、他の料理で油を使うことが多い場合には、下記を参考に使う部位を選んでみて下さい。
「ばら>肩ロース>ロース(赤身)>もも>ヒレ」
また、ハム、ベーコン、ソーセージなどの加工品は脂質量が多いほか、食塩量も多くことから、むくみの原因にもなりやすいので、摂取量には注意が必要です。
・茶葉について
お茶には、緑茶、ウーロン茶、紅茶などありますが、実は同じ葉から発酵させる度合いで分類が変わります。
緑茶は不発酵、ウーロン茶は半発酵、紅茶は完全発酵となっています。
体が冷えると、血流が悪くなり体力や集中力の低下を招くと言われており、お茶は発酵する段階で酵素が増加し、この酵素の働きで血流が良くなって体温を上昇させる効果があります。
今回は料理に紅茶を使うという、一風変わった料理を紹介させていただきました。
普段作る料理はどうしても同じような味付けになってしまうことも多いと思います。
そんな方には、料理にちょっとした変化をつけられるのでおすすめです(^^)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?