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課題解決Pシーズン3 参加者紹介ー馬頭正文さん 「行列参加」でネットショップの集客支援

馬頭正文氏
「カノニカル(サービス名:コラボー)」


■課題解決プロジェクトで取り組む課題や背景を教えてください


食品のネット通販はコロナ禍で増えたと言われています。販促支援においても食品分野の割合が増えましたし、今後も増えると予想しています。また、国内では2024年以降、消費税増税の議論が始まり、価格を転嫁するのが難しい事業者によるアジアへの販売ニーズが高まると考えています。消費税が個人間売買サービスを誕生させたと言われているように、次の増税は海外販売チャネルのニーズを加速させるビジネスの転換点だと考えています。そのような理由から、コラボーはグルメ食材のネット通販事業者の海外販売チャネル拡大をお手伝いをしたいと考えています。

■どんな事業、サービスになりますか


目標はアジア圏向けの日本食のネット通販サービスを構築することです。日本は自然と美味しい食材が豊富で、外国の人々も日本の食体験のために訪れます。帰国後も日本のグルメな食材を楽しみたいので、ネット通販は必要なサービスだと考えています。また、フードテック技術の進化により、海外配送がより効率的になり、以前は難しかった冷凍冷蔵食品の販売も可能になります。このような海外販売サービスは、国の政策にも合っていると考えています。

■半年後のゴール、または目標のイメージを教えてください


半年後という短い期間を考えると、地道に仮説検証を進めながら、計測をひたすら繰り返していると思います。ビジネスマンではありますが、小さい頃の夢は物理学者になることでした。今も変わらず妄想と理論構築、データの積み重ねで物事を進めています。また、私は日本人ですが、妻は中国人ということもあり、活気のない日本ではなく、活気のあるアジアという見方をしています。日本はアジアの一員であり、地理的な距離が近いので、堂々と活気ある波に乗っていくことは自然なことだと思います。日本の中で閉じてしまわずに、まずは海を越えるという感覚を持つことが出発点だと思っています。

■事業成長に向け、(メンターさん以外で)必要とするサポート、つながりたい法人・個人を教えてください


現在、コラボーの事業化に向けた動きと並行して、神戸市にある空飛ぶクルマのベンチャー企業の支援、大学生の起業支援やメンタリングの仕事をしています。学生時代はJAXAや東大航空宇宙とロケットエンジンの研究をやっていたこともあり、地表1mから36,000kmまでの範囲でプロジェクトに関わってきました。そのような背景から、広い視野で一緒にビジネスできる方と組みたいと考えています。具体的にはグルメ食材の商品開発、ショップ開拓、マーケティング、海外進出に知見のある方を求めているという表現になりますが、前提としては大きな仕事にワクワクする方との出会いを楽しみにしています。

■なぜ、アンカー神戸の課題解決プロジェクトに応募されましたか? 期待することはどんなことですか


海外販売を実現するために、一括輸送を実現するために共同購入という切り口からサービスの検討が始まりました。海外ビジネスの経験がないため、まずは国内限定でサービスを始めることにしたのですが、ネットショップASPで戦略担当をしていた経験から、ある程度ショップ事業者の課題は掴んでいました。共同購入を「行列に参加する」と言い換えることで、複数の課題が解決できる感覚はあったのですが、具体的なサービスの形が決まっていなかったので、課題解決プロジェクトに応募しました。特にメンターの存在はとても心強いです。何歳になっても、どれだけ経験を積んで、自信があったとしてもメンターとの会話はいつも新しい発見があると感じています。

公式サイト
https://colabow.net/


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