見出し画像

#26 生きる理由を探しながら

全く意味のわからない言葉が飛び交う会議に参加し
なんだか分からないが出張までして
異業種への転職2ヵ月目を生きている。

退職した会社は平均年齢が若く、しかも9年も居たので
自他共にすっかりご隠居感があったが
新しい会社では私なんてまだまだ小娘な年齢だし
久しぶりに肩書きのない名刺を持つことも気持ちが良い。
まるですっかり生まれ変わったような気分。
もっとヘコみそうでびびっていたが
逆に伸び伸びと生きている自分の姿を目の当たりにし
改めてなんて強いやつなんだ・・・と思う。

一方で、ふと思うことがある。
「何のために生きてるんだろう」と。

地元を離れ、大都会でひとり働き、ひとり生活する。
夫や子供がいるわけでもなく
守る者もなければ、守ってくれる者もいない。
自分が生きるために働き、働く為に自分は生きている。
生まれ変わったように生きている!なんて感じていながらも
ふと思う。
「何のために、今日を生きているんだろう」と。

自らの命を絶ってしまう人が増えたというニュースに
どうして?と思う一方で
事情はさておき、分からなくはないと思う瞬間もある。
予想を超える前向きさと
生き生きと過ごしてる、なんと感じてる自分がそう思うのだ。
これは年齢がそうさせるのか、
それとも自分の環境が?人間性が?
分からないが、なんだか紙一重感でいっぱいだ。

生きる意味が欲しいのだろうな、と思う。
生きる理由が欲しいのだろうな、と思う。

それらがあっても仕方ないこともあるのだろうけれど
私はとにかくそれらを欲しているし
夢中に働くことで、それらに出会えるんじゃないかと
そう思って転職したのだろう、と
最近になって気がついた。

みんなの生きる理由って何なんだろう。
聞いてみたいけれど、それが自分にないものだとわかった途端
すごくキツくなっちゃいそうで躊躇っている。
他人と比べることは最も馬鹿げている行為だと思うが
これは比べるとかじゃなく、何だかもっと
別の次元で決定的な感じがして恐ろしい。

自分自身を、生きる理由にしたいな。
それは本当の強さだと思う。
私が40年生きてもなお、手に入れられていない種の強さ。
週末、久々に教会に行こう。


いつか一冊の本に・・・ どうかお力添えくださいませ。