橋本なずな|書籍「10歳で私は穢された」発売中📖

BLOSTE合同会社 CEO┃'00 生まれ 24歳┃書籍「10歳で私は穢さ…

橋本なずな|書籍「10歳で私は穢された」発売中📖

BLOSTE合同会社 CEO┃'00 生まれ 24歳┃書籍「10歳で私は穢された」出版 (双葉社)┃作家✍️┃iroha部公式アンバサダー┃メディア多数出演┃心の病や性的虐待など自身の経験を発信中┃詳しくは▶ https://lit.link/hashimotonazuna

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お仕事依頼について【Portfolio.2】

起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 昨年7月に書きました、「 お仕事依頼について【Portfolio .1】」から一年と少し。 変わったことも、変わらないことも含めて、今日は最新版のポートフォリオを書かせてください。 最近ビジネスのお話が多くなっていて、つまらないなぁと思っている読者の皆さま。 ごめんなさいね、これも私の仕事なので。少しばかりお付き合いください🙂‍↕️ お受けできるお仕事一覧 オリジナル本制作 🆕 ライティング(書籍

    • 自分の道は、自分で切り開いてっちゃう

      起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 私って心底 “自分の道は、自分で切り開いてっちゃう女” だなぁと思います。 先日告知させていただいた「 世界にたった一つの、あなたが主役の本を書きます。—— BOOKO(ボッコ)」について、とっても嬉しいことに既に3件のお申込みをいただいています。 BOOKO(ボッコ)の制作には、クライアントさまのお話を伺うヒアリングの時間を含めて1ヵ月のお時間を頂戴するので、毎月のご予約枠を5名様まで、と決めていま

      • 幸せにしたい女の子がいる。

        起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 近頃、ホルモンバランスの影響もあってか、とても涙もろい。 夜、眠る前に母を想って泣いてしまう日が続いている。 今夜は推しの配信を流しながら、寝息を立てる彼の温かな腕のなかで眠気と待ち合わせをしていた。 待っても待っても来る気配がなくて、InstagramとXを何往復か徘徊した。 それでも眠気はまだ来ない。 私は仕方なく、おもむろにLINEを開いた。 母とのLINEは、今もトーク履歴の一番上にピン留

        • 女性として、私として、生きるということ

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 Netflixで少し前に観た「 夜明けのすべて 」のような、ぬるいけれど温かい、そんな空気の中に私は居る。 PMSが酷くなったのは、20歳を越えてからが第一波、母が亡くなってから第二波が訪れた。 10代の頃は生理痛も軽度で、心の浮き沈みなんて無いに等しかった。 周囲の女の子たちが “生理痛がつらい” と嘆くなかで、そういった症状が殆ど無い私は心底羨ましがられた。 このままPMSには縁の無い人生だ~なん

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          人生の棚卸しをする [後編]

          そのうえで、今の私が伝えたいことの一つに「 忘れることを、恐れるな 」というものがあります。 母が亡くなってから、“大切な人を亡くした若者” の自助会に、定期的に参加しているのですが、その会でよく耳にする言葉があります。 ( 前編はこちらから ) ―—— 亡くなった人のことを、忘れてしまうのが怖い。 それは、私も同じです。 母が亡くなった当時に比べれば、最近はそれを考える時間も減っているし、母がいない世界に慣れてきてしまっている自分がいるのも事実です。 記憶が薄れて

          人生の棚卸しをする [前編]

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 ご無沙汰しております。 約10日ぶりですが、気持ち的には2年くらい浮上していなかったように思うほど、noteが大好きな橋本です。 少しばかり、忙しくしておりました。 でも今日はちゃんと、皆さまに報告できることを持って来ましたよ。 本題に入る前に、文学賞のその後についてお話しさせてください。 先日 文学賞ダメでした… というnoteを書きました。 しかし、その後、以前に取材を受けさせていただいたメディ

          死の余韻 / アイドルの対義語

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 死の余韻 母を想う、夕暮れを待つ初盆。 母が亡くなったという事実に、今も時々驚いている。 「 えっ、死んだってことは・・・もう会えないってこと? 」と、当たり前の話を繰り返す。 不思議だ。 あんなにずっと側に居た人が、突然、目の前から消えてしまうなんて。 最近思うのは、「 当たり前 」が奪われた時の後悔を、知らない人が多いということ。 “明日” とか “今度” とか “次” とか、何の根拠があって

          文学賞の結果が出ました [後編]

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 そんな過程を経て書き上げた、原稿用紙123ページの作品。 テーマは【 母の死 】だ。 ( ゴクリ… ) 静かな廊下に響いた、唾を飲み込む大きな音。 私は心を落ち着かせるためにゆっくりと息を吸って、サイトを開いた。 ( 前編はこちらから ) 【 最終ノミネート発表 】と書かれたページをスライドする。 一つ、二つ、三つとノミネート作品が流れて行く。 私のじゃない、私のじゃない、私のじゃない ―――—

          文学賞の結果が出ました [前編]

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 深夜1時を過ぎた頃、新しい企画の作業をしていた私は休憩がてらスマホを開いた。 Googleで検索をする、【 文芸社 最終エントリー発表 】と。 過去を遡ると、昨年は8月7日に公表されていた。 今年も…⁉と期待し過ごしていたが、2024年8月7日には発表されなかった。 ( いつになるんだろう…まぁ、眠る前の最終チェックとして見るか ) と、ラフな気持ちでサイトを開いたら ——— 更新されていた。 「

          逃げ出した舵が戻って来た

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 新しいことを始めようと思っている近頃です。 特に、いつも橋本なずなのnoteを読んでくれている読者様にとっては面白いと思ってもらえる企画だと思います。 9月から始まる予定です、乞うご期待。 それに際して、昨日、友人とミーティング 兼 ご飯に行きました。 最近のnoteで度々登場する “裕くん” は、交際しているパートナーの最も仲の良い友人であり、私にとっても心を許せる相手になりました。 企画をはじめ

          あなたはこの夏、何を思うの。

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 この生のプレッシャー 裕くんは言った。 『 “母を、食べる。” を読んで俺は、』 『 それを食べ切ったあとの橋本なずなを、見てみたいと思うけどな 』 彼と、彼の友人である裕くん、りっくんの4人で飲んでいた夜。 私は、生きるのがつらいとこぼした。 前までは家族や恋人以外に弱音を吐くなんて、あり得ないことだったのに。 知り合って数ヶ月の友人にまで話してしまうのは、それを話しても彼らなら受け入れてくれ

          影(かげ)

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 「 ばいばぁーいっ、気を付けてね! 」 深夜4時 ——— 友人2人を見送って、彼と手を繋ぎながら家路に着く。 「 たっくん、明日もお仕事やのにこんな時間までごめんね。みんなと話すの楽しくってつい・・・ 」 『 うん、大丈夫やでぇ 』 「 なんだかんだ、お酒もずっと飲んでたね 」 『 ね、飲んだねぇ 』 『「 ただいまー 」』 『 きなー、ごめんねぇ遅くなって 』 彼が、飼っている茶色い毛のうさぎ

          母を、食べる。

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 降り立ったのは、大阪の奥地の駅。 目の前には立派な竹林が広がっていて、夏を感じられる青さだった。 燦燦と照りつける太陽の下を歩きながら、シャッフル再生にしていたプレイリストからは “推しの子” 二期の主題歌「 ファタール 」が流れて来た。 そうか、推しの子の兄妹はお母さん・アイを亡くしてるんだもんな。 昨年の一期では見えなかった世界が、心のなかに広がって行く。 つらい経験や悲しい思いを克服して行く過

          生きる理由を安直に

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 文学賞を受賞する夢を見た。 母が亡くなってちょうど半年の、月命日の朝だった。 完解から2年越しにうつ病が再発した。 引き金になったのは些細なことで、原因は明白で母の死だろう。 母が私にとってどれほど大きい存在であったか、死んでから知るなんて嫌味にも程がある。 少し前に、彼と近所の焼き肉屋さんに行った日のことだ。 「 ん ——— 」 「 たっくん、 」 『 ん?どうしたん? 』 「 LINE来たと

          生きることほど残酷な

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 「 文学賞、受賞できなかったら死のうと思ってる 」 そう彼に告白したのは、私がそれを思ってから数日あとのことだった。 『 何で…? 』 『 何でそんなこと言うん…? 』 『 死んじゃダメだよ 』 “死んじゃダメ” 並の言葉に、私が善悪の判断もできずに死のうとしているとでも思っているの?と腹が立つ。 ダメなことくらい、褒められることでないことくらい、そんなこと分かって言っている。 【 橋本なずな

          愛しいとある日の話

          起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。 薄く青い光が、すりガラスの窓から部屋に差し込む。 9時40分 ——— 予定より40分の寝坊をしてしまった。 精神科に向かう時間まで、あと50分。 身支度だけならば間に合うけれど、今朝は他にも片付けて行かなければならない用事があるうえに、生理2日目で心と身体に余裕が無い。 何より、精神科の後は週に一度の彼とのデートだ。 ・・・諦めよう、最近は比較的に調子も良いし。 「 …なぁなぁ、たっくん。今日、行