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心と身体にバリアのない国      居心地の良い空間が広がるスウェーデン 個展の旅 4

小さな村のホテルは
働く若い人々の束の間の週末で
賑わっています。



レキサンドから車で40分程行くと、
美しいシリアン湖のまわりに、
昔からの古い赤い家が立ち並ぶ村、
テルベリーに出ます。


家の壁は、
古い厚手の木材に

鉄の粉を塗料に使っているために、
村の家々はこの色で
錆と湿気腐敗を止めています。

スウェーデンの人々にとっても
心を落ち着かせ、
私にとっても懐かしい風景が続きます。




個展の設営を終えた私のために、
この村のホテルを予約してくれた家族と共に、
2日間過ごしました。




ストックホルムから汽車で3時間、
車で4時間ほどのダーラナ地方は、



スウェーデンの心と言われて、
憧れの休暇村です。

季節は日毎に冬支度。




紅葉も落ち葉も風と雨と微風とで
ゆるやかに舞い落ちています。

芝のような草の間に、
あちこちにキノコが生えていますが、
毒キノコも多いです。


垣根にはローズヒップが成っていて、
赤い実も黒もあって、

食べて見たら?と言われて!

頬張ると
少しほおずき鬼灯のようかなあ?


ビタミンたっぶりのスープとしても、
美味しく頂けます。


もやが立つ朝は5℃程、


お昼になると12,3℃ぐらいにはなりますが、
手袋も勿論厚手のコートが必要です。

どこも中は温かく過ごせますが、
皆の口癖愚痴は電力の高騰です!



キャンドルを多用する食卓も、
電力消費を支えています。

若いカップルも、
スウェーデンの経済的高騰に悩んでいます。



共働きの、
ごく普通のカップルの生活費と食費は、
例えば月5000クローネをお互いに出し合って、
そこから生活を共有カードで決済していましたが、

ウクライナ戦争がはじまってから、
月7,000クローネにしなければやって行けないと。




自立した女性も同等の立場の男性も、
子育ては驚くほど上手です。

スウェーデンの子供の多さには驚きます。


SEASNS 個展会場。

ダーラナ地方・LEKSAND市の Leksand Hemslöjd

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