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連れ出してくれるもの。


大きな絵を観たいな。とにかく大きな絵を。


・仕事があわあわしてくると、なんだかこころが芸術的なものを求めるらしい。仕事はきらいじゃないけれど、すこしの間、あたまの中身をべつのところへ飛ばしたくて。


・わたしにとって、いちばん身近なのが「文字」だと思う。とりわけ、どこか遠くの世界へ連れ出してくれるような「小説」が好きで。

物語りを読み進めている間だけは、なにもかもを忘れられる。そして、あたかも「わたし」がお話の主人公になったように、別の人生を歩きはじめてくれる。

読み終える頃には、あたらしい「わたし」がそこに生まれている(気がする)。

そのほかにも、どんどんあたらしいことを発見できるリサーチ系の本やものごとのプロセスを説いた本、論文なんかも結構好きだと思う。

ここのところすこし、積ん読が増えてきたなぁ。でも読みたいタイミングはきっと来る。


・その次に、なにか「ものをつくる」こと。赴くままに手を動かしていると、もう1人の「わたし」がイキイキしはじめる。

最近はちょっと、長時間それに没頭するという時間がもてていないけれど、かめじんのイラストを描いたり、ワークショップなどでなにかものをつくったりしているときは、だれにも邪魔されることのないわたしだけの時間。

4月以降はもうすこしその時間をつくっていけるといいな。作家になりたいというわけではないのだけれど、わたしだけのための時間をきちんとつくりたくて。

明後日の生け花ワークショップ、たのしみだなぁ。


・なかなか頻繁には行けないけれど、美術館やちいさなギャラリーの展示を観にいくことは、歳を重ねてからのたのしみになってきた。その道を突き詰めた方々の「考え」が知りたくて。


いまはなんだか、大きな絵を観たい。

先月、東京出張のタイミングでイケムラレイコ「土と星 Our Planet」を観てきたのだけど、ゆっくり世界観に触れられてよかったな。大地とひとのまじわり感じて、考える時間はとても豊かだった。(アイキャッチ画像は、撮影可能エリアの展示です。)


家のまわりを見渡せば、大きな絵画のような景色ではあるのだけど、どちらかというと、それをだれかの感性で写し取った作品を観たい気持ちになっている。

それも、原田マハ著『異邦人』を読んだからかな。こんなにひとりの同じ作者の本を読み続けているのは、星新一以来かもしれない。

そんなにたくさん本を読む方ではないけれど、その時々の心境と物語の内容がバチっとあう瞬間ってあるよね。


#雑記 #メモ #思考 #アート #読書 #息抜き

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