意図していない出会い。
地方で暮らしていると、ほしい情報をとりにいくことはできるようになるけれど、もうすこし「偶然」に身を委ねたいなと思うことがある。
贅沢なことなのかもしれないけれど、情報源の方々が近くにいる関係で、自分の嗅覚がすこし鈍っているような気がして。
意図していないところで出会うものごとは、ひとのこころを豊かにしてくれると思うから。
これが人口の多い地域なら、同じ状況であったとしても それ以外の情報が入ってくるのだと思うけど、人口が限られているからなかなか難しい。
インターネットのおかげで、わたし達は好きな場所で暮らすことができるようになった。
ただ、インターネットには音や色や匂い、質感、温度などが一切存在しないから。目で見て想像することはできたとしても、五感を通して入ってくる情報にはなり得ない。
やっぱり、外に出ないとね。
旅先で見つけた目新しいたべものを ひと口たべて見事に期待が外れたり、まち歩きをしながらなんとなく入った路地で ステキなお店を見つけたりするような体験は、そこに行かなければできないもの。
自分の枠を、明後日の方向へ広げてくれる「偶然」をもっともっとたのしみたい。
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