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2018年9月の記事一覧

ストーリーの作り方(編集日記・第4回)

編集について書いていく「編集日記」4回目の更新です。 これまでに、いいコンテンツをつくるには3つのポイントがあるという話をしました。 1.テーマ    = 題材 2.ストーリー  = 物語 3.キャラクター = 人物 前回は、1つ目のテーマについて書きました。どんなことを、だれにむけて書くのか? 読者目線について考える方法や、その他のコツなどについて解説してます。 今回は、2つ目のストーリーについて書いていきます。 コンテンツをつくるうえで、ストーリーが大事だという

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わたしの旅じたく。

航空券と宿を予約して、小さめのスーツケースを買った。 平均気温は日本よりも少し寒いみたいなので上着は必要かな。 今回はだいぶ短い滞在なので、パスポートさえあれば ほとんどの準備が終わってしまう。 インターネットには情報があふれているから、事前にいろいろ調べすぎないようにしようと思う。行きたいところや食べたいもののリストアップもなるべくしない。 その国に住んでいる友達にちょっとだけオススメを聞いて、勘と嗅覚に任せて歩くだけ。 なるべくあちらの「暮らし」に近づけるように、

「わたし」が好きならそれでいい。

“語れるほど好き” な「なにか」をもっているひとに憧れるのと同時に、執着的な「なにか」はできるだけ捨てていけたらいなと思う。 そんなことを思っていたらちょうど、くるりの岸田さんのツイートが流れてきた。 だれがどう思っていようと、「わたし」が好きならそれでいいのではないだろうか。それを自分以外のだれかも「いいな」と思ってくれたらうれしいけれど、それを押し付けるのはやっぱり違う。 わたしが好きな「なにか」を、だれかに共感してほしいとしたら、やっぱり「わたし」が、とにかくたの

「はたらきたい」があつまる空間。

だから心地いいのだと思う。 それは決して馴れ合いの環境という訳ではなくて、はたらくことが好きな人たちと一緒に、プロジェクトベースでそれぞれがやりたい仕事をする。そういう環境だからこそ、安心してはたらけるんだろうな。 いま、わたし自身が安心してはたらくための3つの要素。 ①一定のベーシックインカムがある ②近しい価値観の人たちと仕事ができる ③個人としてもやりたいことにチャレンジできる ①一定のベーシックインカムがある生きていくためには幾ばくかのお金が必要なので、一定額

目の前にある光景。

この先何十年、この景色を見ることはできるのだろうか。 勝手な話で申し訳ないけれど、そのためにはこの場所でだれかが田んぼをし続けないといけないし、ビルや工場が建つなんてもってのほか。 お彼岸の頃に花を咲かせる彼岸花にも、毎年ご機嫌に咲き続けてもらわないといけないし、草刈りの時に球根を掘り起こしてしまえばそこまで。 何気ない風景にも、ちゃんと「ひと」の手がかかっている。 10年後、ここにはどんな光景が広がっているのだろうか。 変わること、変わらないこと、きっとどちらもあ

わたしの定点観測。

「知らない」や「できない」自分を確認するために、わたしはどこかへ旅に出る。 そっちのほうかがわかってくると、自分のなかにある「知ってる」や「できる」のほうの輪郭もすこしずつ見えてくる。 なにをどこまで知っていて、なにをどこまで知らないのか。どこまでなにができて、どこまでなにができないのか。 あちらこちら行き来しながら、自分の真ん中にあるものを整理する。そうやっていくうちに、気がつけばわたしは、次の「向かいたい」を見つけている。 ♪BGM 季節は巡り また時を知り 

映画から、再びまちへ飛び出して。

昨日は、地元でつくった映画「かめじん」の上映会でした。 すこしずつ、自分よりも若い世代の子たちのところへも届きはじめているみたいで、うれしいことに亀岡出身の高校生や大学生が観に来てくれました。 そして本日、映画の続きとして【映画「かめじん」ロケ地を巡ろう!】というスピンオフ企画を行いました。はじめての試みだったので、ドキドキしていましたが、これまでの上映会に参加してくださった方々が遊びに来てくれました。 ここで生まれた映画を、もう一度地域へ戻してみる。 みんな本人役を

次の「たのしみ」を待ちわびて。

予定していた大きな出来事が、無事に終わりを迎えました。 気持ちの面でお祭りのような1週間を過ごしていただけに、少しずつ日常に戻るのはどこか寂しさもあるのだけれど、「ケ」の日をきちんと過ごすからこそ「ハレ」の日が次のたのしみになるんだと思う。 明日はすこし仕事を整理しよう。 なんだか、明後日からはじまるいつもの日々が、いつもより愛おしく思える気がします。 #働く #ハレの日 #ケの日 #暮らし #日常

ほどよい距離感。

前にもすこし触れたような気がするけれど、“「ひと・もの・かね・情報」とどのくらいの距離感ですごしたいのか” が、働きたい会社とか暮らしたい場所を選ぶヒントになると思う。 そこには、もって生まれた感覚みたいなものもあれば、歳を重ねるにつれて変化していく場合もある。 どのくらいの距離が自分にとって心地いいかを見つけるには、やっぱりいろんなところに行ってみて 肌で感じることがいちばんいい方法だと思う。そういう意味でも、20代のうちはあまり線引せずにやってみる方がいいよね。 暮

「できる」が集まるたのしみ。

市場が好きないちばんの理由は、その国の「日常」に触れられること。 市場が好きなにばんめの理由は、それぞれの「できる」が集まること。 自分たちの選りすぐりの商品を持ち寄って、みんなでお客さんを迎える準備をする。わくわくする「市場」はまるで、遊園地やサーカスのような場所。 ゆっくり目をつぶって、大きく深呼吸をして。 表に立つときには、みんなが同じ方向を向いている。 たとえ、どんな場面であったとしても、それをやる背景が共有されていないと「たのしい」場にはならないよね。肌で感じ

ちがう筋肉を使うような。

すこしばかり、そんな日々を過ごしている。 普段やっていることと 動き方やコミュニケーションの仕方が全然ちがうからすごく勉強になるし、アドレナリン出てる気がするよね。 どちらかといえば直感で動くことが多いけど、考えて動くのもそれなりに好きだったりするものだから、”どうやってたのしんでもらうか” を考えたうえで 目の前のひとたちとナマのやり取りをするのは好きなんだと思う。 (毎日だったらしんどいけどね。) こうやって “いつもじゃないところ” にいると、得意なこととかニガ

iPhoneやデジカメでは撮れないなにか。

ひさしぶりに「写ルンです」を使ってみた。 フィルムを巻く感覚、フラッシュを焚いたときの「ウィーン」という音。 デジカメを使う前の、中学生の頃を思い出した。 iPhoneやデジカメで簡単に写真が撮れる時代だからこそ、現像してみないとわからない「写ルンです」に魅力を感じるのだと思う。 持っているだけで『うわ〜〜!懐かしい!』といろんな世代から声をかけてもらえることもそうだけど、「写ルンです」にはiPhoneやデジカメでは撮れないなにかがちゃんと写る。 まだちゃんと企画が練

秋色の空気。

気がつけば9月ものこり10日ほど。 あっという間に時間が経っていて、ちょっと焦る。 『夏』ってだけでキラキラしてた あの気持ちが好きなの セプテンバーさん / RADWIMPS 夏と秋のグラデーション期間は結構好きだったりする。 理由はわからないけれど、この季節をうたった歌はいくつかあったりするものだから、きっと好きなひとは多いんじゃないかな。 あとは、この時期に1週間だけ現れる地元の風景を、毎年こころのどこかでたのしみにしているんだと思う。彼岸花と稲穂、山々と青

噛めば、かむほど。

食べものの好き嫌いはあまりないほうだと思う。 ただ、おばあちゃん家の食卓で出てくるようなものが好きなので、ジャンキーな食べものをすすんで食べないだけ。 ファストフードと呼ばれるものは、いつの間にかほとんど食べなくなった。いちばんのきっかけは、高校の家庭科の授業で見た「スーパーサイズミー」。たしかにあれは極端な例だったかもしれないけれど、見事に食べられなくなってしまった。 だったのだけど。 ひさしぶりに食べてみたら、案外おいしい。 今日まで疎遠にしてしまってごめんなさい