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およそ140字の落語小噺

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だいたい140字くらいの小噺(短い落語)です。 毎日20時に新ネタを公開します。
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#問題

497:カボチャ

497:カボチャ

A「新しい服をデザインしたで」
B「どんな服や?」
A「カボチャをモチーフにした服や」
B「そら斬新やな。売れそうか?」
A「いや、デザインはエエんやけど、ひとつ問題があんねん」
B「どんな問題や?」
A「モチーフがカボチャやからな…

着る(切る)のが大変やねん」

308:無重力

A「無重力空間で落語をやる『宇宙落語』ちゅうのを思いついたで」
B「それはアカン。止めといた方がエエで」
A「外国人が多いからやろ?そこはネタを工夫するがな」
B「いや、ネタの問題やないで」
A「ほな何がアカンねん?」
B「無重力なんやろ? 重力ないなら…

落とすんは無理や」

191:雨水

A「雨降ってきたぞ。傘あるか?」
B「コレくらい大丈夫や」
A「せやけど、雨水にあたるのは、あんまり良ぉないみたいやで」
B「そうか?」
A「そうやて。竹やんなんか土砂降りでも傘ささんやろ?」
B「竹やん問題あるか?」
A「雨に当たり過ぎたせいやろ。このごろ毛が…

薄い(雨水)」

153:リーダーの資質

講師「リーダーには問題を発見する力が必要です!」
生徒「解決する力も大事でしょ?」
講「そうですが、昔から優れたリーダーは隠れた問題を見つけた人でした」
生「江戸時代は違ったはずです」
講「そうですか?」
生「はい。当時のリーダーは…

解く側(徳川)ですから」

129:牛のゲップ

A「牛肉食べるのが環境問題になるって知っとるか?」
B「おぅ。牛のゲップが温暖化の原因になるらしいな」
A「ワシは全然知らんかったわ。しょっちゅう牛肉食べるのになぁ」
B「身近な問題っちゅうのは、案外気付かんもんや」
A「そうかも知れんなぁ。まさに…

モ〜点(盲点)やな」