英語が話せるようになるために、自分に合った「学習のペース配分」と「学習のアプローチ」で英語学習を続ける必要性
目次:①第五回 - どうすれば日本人は英語を話せるようになるのか?
- 英語を学び習得する自分のペースを見つける
- 成長する考え方と色々な学習アプローチ
②あとがき - 今にとらわれず客観的に未来をみる
①第五回 - どうすれば日本人は英語を話せるようになるのか?
ベストな英語学習方法や理想的な学び方というのは必ずあります。
その学び方も目的によって学習内容が変わりますし、そのやり方がすべての学習者にとって現実的かという話になると、ベストなやり方が必ずしも現実的なものであるともかぎりません。
忙しい生活の中で、どうすれば英語を話せるようになるでしょうか?
自分はどんな英語使いになりたいですか?
あなたにとって現実的で理想的な学び方はありますか?
今回の記事では、自分に合った学習のペースやアプローチについて考えてみみることにしましょう。
前回のテーマは「自主性」でしたが、もうお読みになりましたか?
お読みでない方はこちらからどうぞ ←
★★今回の範囲はP48-P64です★★
- 英語を学び習得する自分のペースを見つける
a one-size-fit-all solution that works for some people doesn't work for everyone.
英語が好きで使えるようになりたいけど、ほかの学習者ほど勉強に時間をさけないし、もっと真剣に取り組めばいいと思うけど現実的に無理がある。
とがっかりしたことはありませんか?
最近では英語学習をしている人たちがSNSやブログなどで、その学習方法や成果を発信しています。
なかには修行かのごとく没頭した学習をされている方も多く、私も圧倒されることがあります。自分もこれだけ出来たらどんなによいか。。。
同時に「ここまで勉強しなくてはいけないのか?」とも感じたり。
もし、私が英語を話せるようになる前にそれらの情報をみていたら、どちらの気持ちになったかなぁと考えます。
すごく励まされてやる気がでていたかもしれませんし
逆に気持ちがなえて落ち込んでいたかもしれません。
英語学習は目標や目的によっても学習期間は変わりますが、「英会話を自由に自然に楽しむ」を前提として一から始めると、大抵長期戦になるので、ペース配分が本当に肝心です。
この本にもあるように、誰かに有効なやり方でも、すべての人に合っているとは限りません。
スピードもそうです。人によっては時間に少し余裕がある人もいれば、全く時間がないという方もいるでしょう。しかも英語学習にさける時間も、ずっと一定ではなく、生活が変われば英語学習のペースや内容も変わります。
ペースでいえば、英語を毎日一定の習慣で勉強をすることが好きな人もいれば、少し集中して一気にまとめてやり、休憩を大切にしたい人もいます。
生徒さんたちをみても十人十色です。性格や生活が大きな影響を与えることは言うまでもありません。
というわけで、人と比べすぎないことは大切です。
自分に「プラスになること」、少々痛くても「受け入れられること」なら積極的に取り入れたらよいと思いますが、「英語学習の楽しさを奪うもの」、「プレッシャーを与えすぎるもの」は横に置いておきましょう。
No one knows you better than yourself, so do some experimentation to determine your own pace. If you are tired, then slow down.
私はこのスローダウンを何度も経験しました。
やりたい気持ちはあるものの、時間も体力にもかぎりがあります。
必要な時は潔く休みましょう。
英語から完全に離れる必要はありません。週に一回英会話クラスで気楽に話すだけとか、海外ドラマをとりあえず見ておこうでもOK。
上手に休むことで、また英語学習を続ける力がでてきたり、やりたい気持ちになったりします。
- 成長する考え方と色々な学習アプローチ
ここでは「固定した考え方 - fixed mindset 」と「成長する考え方 - growth mindset 」について取り上げられていますね。
Embrace a growth mindset. Your failures only mean that you have not succeeded yet, not that you will not succeed at all. Consider approach and give it your best shot.
考え方というのは人の成長に大きな影響を与えます。この本では「成長する考え方」が大切だということが何度かでてきますが、成長する考え方の反対が「固定した考え方」です。ネガティブな決めつけはそれにはいります。
とはいえ、ネガティブな気持ちになることもあるでしょう。積極的な見方をするためには、まずネガティブな感情や落ち込みをいったん受け入れなくてはなりません。それを「考え続けるのはNG」ですが、バランスの取れた見方をして、それを積極的なものへ導くことが大切です。
学習アプローチの試行錯誤はいくつか試してみる価値があります。言語を学ぶという上であるやり方が絶対に良いとか、だめだという言葉をうのみにせず、試してみてください。科学的に効果があると証明されている学習アプローチは一つではありません。いくつもあります。
そして、ここまでやってきた勉強は無駄ではありません。無駄どころか、これから先のまだ見ていない未来が「その勉強によって」作られます。勉強する前の自分や、もっと前の自分を思い出して、今の自分を褒めましょう。
少しづつつみかさねていけば、あなたの目標にかならず届きます。私の好きな英単語のひとつはappreciateです。感謝し認めることを忘れずに♡
②あとがき - あとがき
But I understood objectively that it was simply a matter of time and effort, and I would get there eventually.
「現時点で」思うように英語が話せていなくても、決してあきらめないでください。
自分が将来どんな英語を話したいかというイメージはあっても、実際にどの程度のレベルでどんな英語を話せるようになるのかということは今はわからないかもしれません。
「日本生まれ日本育ち」の私にとって、今の自分は想像したこともありませんでした。海外留学をしたわけでもなく、専門学校に行ったわけでもありませんし、英語で教育を受けたこともありません。
経験したからこそいいたいのは、見えないからと言って届かないとは言い切れないということです。
現実的に考えてどの程度のレベルまで到達できるのか?そんなお話も後程☆
自分に合ったペース
自分に合ったアプローチ
次回は第六回目でこの連載のハイライトの一つとなります。
流暢な英語とは?完璧を目指してはいけない理由など、お楽しみに。