ゆらゆら揺られてどこまでゆくのか
決意が鈍る。
という言い方はマイナスなイメージを抱かせるかもしれないが、現在、わたしは良い意味でも悪い意味でもなく、「決意が鈍っている」。
原因はなんとなくわかっている。理想と現実の狭間でまだ揺れているのだ。理想を捨てて現実を生きていく決意がしきれていないのだと思う。
軸をしっかり整えていないから、やっぱり…とか、あれもいいこれもいいとか、ゆらゆらしてしまうのだろう。
絶賛就職活動中のわたしが思うに、就活というのは安易なインプットとアウトプットの繰り返しである。
というか、簡易的でないと、インプットがアウトプットの数に追いつかなくなるという方が正しい。
自分の中に入ってきたことを、しっかりじっくり嚙み砕く暇もなく、上っ面だけを整えて戦場へ行かなければならない。
世間で言われている圧迫面接というのは、プレッシャーをかけてその人がどれ程ストレスに耐え得る力があるかを判断するそうだ。
たった数十分という短時間で、それぞれが生きてきた二十数年をどれくらい分かってもらえるのだろう。
その時の受け答えだけで、その人の良さがどれくらい伝わるのだろう。
そのタイミングで出せなければそれは実力ではないと言われるとそれまでだが、
ひとりを相手にかけられる時間の問題だと、現実的なことを言われるとそれまでだが、
どうしても形式ばかりの対処が腑に落ちない。
現実の道を、堅実な道を生きていこうと一度は決意したが、ここまで諦めがつかないなら理想を追う道を選んでもよいかもしれないと思いはじめてきた。
ゆらゆら揺れてどこまでいくのか、自分でもわからないけれど、波に任せてみるのも、ひとつの手なのだろうか。
わたしの人生だから誰も文句は言えまい。
久しぶりに心の奥深くまで届くインプットをしたら、心が潤ってきた。
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