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上質な寝起きをクリエイトしていこうではないか

「早く寝なさい!」
小学生、中学生のころ、よーく母親から叱られた。
母から言われた小言のなかで最多回数を誇るのではないだろうか。

どんなに大人になっても、親にとって子どもは子どもなのだろう。
帰省すると、未だに怒られる。
いい大人になって「早く寝なさい」と言われる人口はいったい全国民の何%だろうか。


いかんせん、うちの実家は全員がわたしと真逆で超朝型である。
母は朝4時に起き、妹も5時すぎには起きる。
20時にはみな就寝体制だ。
…20時なんてわたしにとっては「夜はこれからだぜ!」の時刻である。

しかし冬だろうがきっかりと4時に起きてくる母親と鉢合わせればまーた小言を言われる。
4時はわたしにとって「ぼちぼち寝ようかな」の時間なのだ。

1時2時に寝たって、翌朝「あんた昨夜また夜更かししたでしょう」とチクリ。
忍のように自室へ移動する足音がしっかり聞こえている母親の地獄耳よ。

「じゃあ早めに自室に戻ってあれこれすればいいじゃないか」とお思いだろう。
残念なことにエアコンが壊れているので叶わない。
たまにしか帰ってこない娘が使う部屋のエアコンを修理しようとは思わないようだ。

いい大人になっても子どもだなと自分でも苦笑いしてしまうのだが、母にチクチク言われたくないために、帰省すると強制的に早寝の習慣がつく。
よほど疲れていない限り、早く寝れば早く目が覚める。

Uターンしてもわたしの早寝早起きは継続中だ。


わたしはよく、軽はずみな気持ちでものごとを始めるクセがある。
映画『PERFECT DAYS』に完全に感化されて、起きるとまず布団をたたむようになった。
なんかいいじゃない。朝からていねいな感じで。
軽率な気持ちで始めたベッドメイキングならぬ「ふとんたたみんぐ」だが、思わぬ効果があった。

冬はとにかく起き上がるまでには時間がかかるが、起き上がってふとんをたたんでしまえばもう後戻りはできない。
二度寝(いや三度寝かも)の誘惑を断ち切り、朝イチで「勝った」気持ちを味わえる。
…二度寝の時点で一度誘惑に負けているのはわかっている。
だとすればリベンジマッチには勝てているのだ。
負けたまま終わるより勝って終わったほうが気持ちがいいじゃないか。

そう、ふとんをたたむと気持ちがいい。
起きた瞬間からもう、ひと仕事終えたような爽快感を味わえる。
最高ではないか。

ひとつだけデメリットがあるとすれば、疲れ果ててふとんにダイブしたい夜でも、ダイブする前にふとんを敷かなければならないひと手間である。
しかし睡魔が人を眠りへと突き落とす力はすさまじい。
「昨夜ふとんを敷いた覚えがないんだけど、ちゃんとふとんで寝ていた」ことが大半である。
したがってあまり問題ではない。


まあなんというか…今まで万年床だったズボラさが本日露呈してしまったわけだが、ズボラだからこそ生活をていねい化できる余白がたくさんあるのだとポジティブに捉えたい。


ていねい。


今年のキーワードのひとつとなりそうな予感がしている。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの朝の習慣はなんですか?

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