筋肉と小説で幸せな1日
ボディビルの世界大会に行ってきた。
日本での開催は実に38年ぶりらしい。
そりゃあもうすごい人なんでしょうね!と思ったら、まあ、木曜日ということもあってか意外と空席が目立った点は意外である。
だって最近のボディビルの大会、チケット取りたくても取れないのが常になってきているから。
10月の日本選手権で見事優勝を果たしたジュラシック木澤選手。
ボディビル歴30年以上、大会に出続けて20年以上、49歳にしてつかんだ日本一。
引退を表明しているため、正真正銘のラストステージが、今日。
すごかったです…。
そりゃあ肉体はもちろんだけれども、ポージングが芸術的でした。1分という短い時間のなかで、堂々と、ゆったりと。
ひとつひとつのポーズをビタッと止める。
もうね、動画を貼れないのが本当に惜しいのだけれども、あそこまでていねいに美しくポーズをキメている選手はほかにいなかったように思う。
思わず「うわぁ…」と嘆息した。歓声もすごかった。
そして、実質無差別級ともいえる90kg超級。
1位の選手、まじで岩。というか山。この迫力よ。
ここまでの肉体をつくりあげる努力を思うと、推しに限らずもはや全員尊敬しかない。
食事・睡眠・運動(トレーニング)という、人間の生命活動の基礎基本を突き詰めたら、薬を使わなくてもこれだけの体を築きあげられるって本当に夢があるよね。(本大会はアンチ・ドーピングを掲げています。)
わたしにはできていないことばかりだから本当に尊敬します。
いやあ…無理やり休みをねじこんで観に行ってよかった。
∽∽∽
ボディビルも相当長い時間観戦していたんだけれども、今日は移動も長かった。
最近のわたしは「休日は連絡をみない」と決めている。
慣れない街の移動なのでGoogleMapを確認したり乗換案内を確認したりと、どうしてもスマホをさわることにはなる。でもそれ以外はできるだけスマホをさわらないように心がけた。
スマホをさわらないで、久しぶりに仕事にまったく関係のない、小説を読んで過ごす。
夏頃から東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズにはまっている。
全10冊ぐらいあるうち、今やっと3冊目だ。
あまりにもおもしろくて、バスも電車も3回ほど乗り過ごしそうになった。危ない。
本当は、別に紙の本を持ってくることなかったのだ。
スマホにKindleアプリが入っているから、わざわざ荷物になる小説を持ってこなくても本を読める。
けどね、やっぱり紙の本がいいのよ。
推理小説だからね、「あれ?これって…」と思ったときに前のページを振り返りやすい。行ったり来たりするのも読書の醍醐味だから。
アプリだとどのへんのページだったか「厚み」を感じられないぶん不便なのよね。
∽∽∽
そんなこんなで何とかホテルにたどりつきました。
夕飯はコンビニ食だけど、マッチョたちに触発されてカレーライスとパスタを。1食で1,000kcalオーバー!
朝からなんにも食べていなかったから、ペロリでした。
あーあ、幸せな1日であった。
明日は少し、寄りたいところに寄って帰る予定である。
せっかく泊まりで来たんだから、楽しんでいこう。
今日も読んでくれてありがとうございます。
最近のあなたの幸せはなんですか?