振り返りの精度を上げる3点セット(実験中)
実はこのわたし、「1ヵ月の振り返り」を就活生のころから続けている。
就活のセミナーだか勉強会だかで「毎月振り返りをしましょう」と教わったのがきっかけだ。
就活劣等生だったわたしは藁にもすがる思いで試してみた。
それが今になっても続いている。
あなたは今もしかして「え、すごいですね」と思ってくれたかもしれない。
ノンノン。
残念ながら毎月の振り返りが役立ったと思えた試しは一度もない。
なぜなら振り返るだけ振り返って満足していたからだ。
そもそも1ヵ月とはいえ過去を振り返るのが性分にあまり合っていなくて、一応アクションプランも立ててはみるけど、振り返りの精度が悪すぎて目標のロークオリティだったのよね。
さらに日々のノルマやら面倒くさい人間関係やら納期やらに忙殺されて、立てた目標はどこへやら。
それでも毎月続けているもんだから、もはや振り返りをしないと1ヵ月が終わった感じがしない。2月に入っても1月32日、33日と続いている気分だ。
振り返りが役立った試しがないとの発言を訂正しよう。
ひとつだけ、「さあ今月もきちんと終えますよ」とケジメをつける、切り替えるには役立っている。
そんな調子で1月の振り返りを昨日終えたのだが、ようやくわかったよ。
「振り返りは記録がセット」なのだと。
…昨日の気づきをここに書き留めておこう。
というのも、そもそも1ヵ月前の日常生活なんて思い出せますか?って話よ。
帰省した、ライブに出かけた、そういうイベントならばっちり覚えていられるだろう。
でもわたしの1ヵ月はイベントがない日のほうが圧倒的に多い。
おとといの夕飯すら思い出せるか怪しいのに、1ヵ月前の日常生活を思い出せるわけがなかろう。
そのちょっとした憤りからヒントを得た。
まずはわたしがずっと続けている振り返り方から。
ノートを広げてレーダーチャートを描いていく。
項目は次の8つ。
各5点満点で評価して、評価の理由もひと言添えておく。
趣味
環境(生活環境・職場環境)
健康
お金
仕事
人間関係
挑戦・貢献
自己成長
なおこのチャートは「バランスホイール」というらしい。
検索すればヒットするのでくわしく知りたい方はどうぞ。
一般的なバランスホイールだと7が「家庭」とか8が「生涯学習」になっているけど、わたしは自分流にカスタマイズしている。
わたしの場合は人間関係といってもふだん夫かクライアントぐらいしか関わらないから、わざわざ家庭と人間関係をわける必要がないと判断した。
このへんは振り返りやすいように自由に変えちゃってよいと思う。
チャートが描けて理由もあげたら、次はマンダラチャート。
本来のマンダラチャートは9×9の81マスだけど、わたしは9マス。
まんなか以外の8マスのそれぞれに、さっきのバランスホイールで使った8項目と、各項目に対する目標を箇条書きで1つか2つずつ書き込む。
これで振り返りと目標設定はおしまい。
ここからは実践に入る。
わたしは紙の手帳(ほぼ日のカズン)を使っているけれど、別に記録できれば紙でもアプリでもなんでも。
とにかく1ヵ月を覚えていられるわけがないのだから、バランスホイールの8項目についてその日できたことを箇条書きする。
8項目すべてに関してなにかしらアクションできたらすばらしいけれど、だいたいできない項目も出てくるから、それはそれでよし。
0項目だったら「今日も無事に生きた」だけでよし。
日々の記録を怠ると、たぶん月末にはまた「今月なにしてたっけ」と浦島太郎になってしまう。記録がもっともだいじといっても過言ではない。
振り返るためには、振り返るための手がかりがないとね。
「まあ今月もがんばったよね、えへへ」などとぐだぐだな振り返りになってしまう。
そんな状態で立てた目標など、沼にはしごを立てるようなものである。ずぶずぶと泥に埋もれ、はしごを登るどころか足を取られて身動きがとれず、ずっとその場でもがき続けることになる。
…そんなことにわたしはようやく気づいたのだ。
バランスホイール×9マスマンダラ×手帳
3点セットがきっと振り返りの精度を上げてくれるだろう。
結果は2月末のお楽しみだ。
今日も読んでくれてありがとうございます。
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