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余興と昼寝の功罪

長らくnoteで話題にしてきた、友人の結婚式の余興。
これだけ話題に取り上げてきながら、実際なにをするかには触れてこなかった。

ようやく終わったのでネタばらししよう。
書道だ。

実は過去、習字教室に通っていた時期がある。
最近はもう全然書いていなくてブランクがあるし、賞をとるような腕前でもないのだが、消去法でそれしかなかった。
歌やダンスなどわたしにとっては公開処刑に等しい。
楽器も考えたけど自宅にないうえに練習する場所も近くにない。

書道なら自宅で練習できる。
それに歌と違って書道なら勢いでごまかせるメリットがある。

書道といえば、キングサイズのベッドぐらいでかい半紙にモップのような筆で大胆かつ華麗に作品を仕上げるようなパフォーマンスを思い浮かべられやすいが、ノーノー。

書き初めで使うぐらいの長方形の紙に、ふつうの筆で書いただけ。

しかも新郎新婦の友人7, 8人に協力してもらい、1人1画ずつリレー形式で1文字を仕上げるリレー書道。新婦の名前をみんなで書いた。

そのあと、仕上げとして、結婚式にふさわしい、おめでたい熟語をわたしが書いた。

友人が撮ってくれた動画をみると、緊張からの挙動不審で赤面ものだ。
唯一の救いは、マイクを持つ手も声も震え、噛みまくった挨拶までは動画に残っていないこと。

でもね、書き上げて半紙から顔をあげると、新婦が泣いていたのよね。
「今日までわたしのために一生懸命考えて準備してくれたんだと想像したら、泣けてきた」と後で聞いた。

そうだよ。
めちゃくちゃ考えたよ。
できることもない、目立ちたくない、準備する時間もないし、人を巻き込むのも苦手だ。…自分のことばかりだけど。
しかし自分のためにしたことが、人のためになったならそれでいいじゃないか。

余興を終えてはじめての平日を迎え、脳みそにぽっかり穴が空いたような感覚さえおぼえた。
余興のことを考えるようになる前、いったいわたしの頭はなにを考えていたのだろうか?というぐらいの空虚さ。
仕事もだいぶ巻きで進めてきた余裕もきっと関係しているけれど。

∽∽∽

土日と2日間、日陰のもやしが35℃オーバーの猛暑のなか数時間かけて移動し、気も張ったし、余興もやりきった。

帰宅したらどっと疲れが出て、横にならずにはいられなかった。
昼寝といえば机に突っ伏すスタイルだが、何年ぶりか横になって昼寝した。
3, 4時間ガッツリ寝てしまったため、夜は眠れるわけがない。

でももう今日ぐらいよいだろうと割り切って録り貯めたドラマを満足いくまで消化し、眠りについたのは朝方であった。

よいのだ。これで。

ちょっと昼型に移行しつつあった生活がまた一気に夜型に逆戻りしたとしても、2ヵ月以上がんばってきたんだからちょっと休憩。
頭の夏休み。

7月残り1週間。
好きに寝て好きに起き、ゆるりとさせていただきます。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたは自分にどんな夏休みをプレゼントしたいですか?

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