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生まれてきたことを後悔していますか?②

『弟の世話好きで優しくいい子』を
強いられる社会では女は蔑まれるので男性蔑視を
募らせてしまう(ミサンドリー)

『弱者男性』に甘んじなくてはならない時代背景により今までは社会構造上、享受されてきた者たちが弱者というレッテルを貼られてしまう
その募りは女性蔑視へと向かう(ミソジニー)

これらミサンドリーとミソジニーの原因は
資本主義社会や高度経済成長
そしてバブル崩壊という
社会構造に組み込まれ置き去りにされてた"感情の発露たる所以(ゆえん)"

この噴き出した感情の拠り所として
「産まれてこなければ良かった。産まれてこなければこんな苦痛も感じない。だから全ての人は
産まれてくるべきではない。」(反出生)

ミサンドリー、ミソジニーの拠り所
は反出生主義へ向かってしまう


女性に生まれたからというだけなのに、
男性から日々向けられるいやらしい目線
女性だからと男を立てて気立よく優しくする
事を強いられ、その優しさを勘違いした男に
言い寄られたり付け狙われたり…
多くの女性から寄せられる男性からの性加害や
性虐待の実態にミサンドリーはならざる得ないだろう…

男を排除せよ>男が悪い>男を産む女が悪い

このロジックにはまる人もいる…
子どもを産む女が悪い。
子宮を使う女が悪い男を生産する
加害性を持っている男に隷属する女(母親)が悪い

子どもを産むことはオスの下半身に屈して股開いたからだ!!

男性蔑視の思想から自分の範疇外のことには、
レイプで子ども出来たとしか想像が働かない
のだろう。
子どもを産むことは男に屈する耐えがたい屈辱
なのだろう。

わたし達は他人の子どもを助けるために存在しないとアラサーからフェミニズムに目覚め、アラフォーで妊孕性を失い反出世とミサンドリーに目覚める....
ここには幼少期に向けられることのなかった
母からの愛情の喪失体験も含まれる。

『男性嫌悪、男性蔑視(ミサンドリー)の怒りの矛先は男性を含むが時に強い感情は母親蔑視へと向けられる』


弱者男性(ミソジニー)は高度経済成長の恩恵を受けられず、低賃金を余儀なくまたは、働く環境で活躍することが出来ず自分の境遇を呪い、全てにおいて自分が上手くいかないのは"社会のせい"にしてしまう…。

「結婚お膳立てシステムの崩壊」により、
与れなかったことを糧に反骨精神で社会に向き合えればまだあるいは社会と共存していくことも可能であったのかもしれないが、そんな力さえ身につける機会さえもなく、怒りをむき出すことが出来ない。
社会と闘う術(すべ)さえ喪失の体験を重ね過ぎていて、自信さえも失い過ぎている…
癒しを求めるべきは母親のように
何でも受け止めてくれる愛情に縋(すが)りたい…

ミソジニー(女性嫌悪)は恋愛する経験を喪失していて、女性から選ばれるための経済力もなく全ての責任を社会のせいしてしまう…

何でもしてくれる全てを受け止めてくれる母親
をいつも求めてしまう

 『怒りを向けるのは
     "女や世の中の母親"』

こうあるべき姿になれない劣等感と
社会からの疎外感
他者に承認されたい
愛されたい
認めてほしい
これら不安をきちんと受け止めるのが
女性の役割だと思われている
ミサンドリー、ミソジニー、反出生

(〇〇してもらえなかった)
(〇〇してもらいたかった)
という母親への想いを拗らせ母親蔑視

全ての主張は母親憎悪、
母親蔑視と向かってしまう…
これがアイデンティティとなり生きる原動力になっているので捨てさることが難しい。
こうしてミソジニー、ミサンドリー、反出生は論調は融合される。




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