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多様性の中に会社として、人としての成長のエンジンがある

今回は、amptalkの機能学習(ML)チームの一人目社員として入社された藤田さんにお話を伺いました。
自然言語処理という未知の分野に飛び込んだ藤田さんのamptalkとの出会いやカルチャー、大切にしている想いについて聞いていきます。

藤田 裕樹 / Yuki Fujita(ML Engineer)
京都大学工学部情報学科計算機科学コースを卒業後、JAISTへ進学し、インド理科大学院への留学も経験しながら、生成AIに関する研究で修士学位を取得。その後新卒で大手IT企業のアプリケーションエンジニアとして勤務したのち、2023年amptalkにジョイン。趣味はサッカーとアコースティックギターを弾くこと。


音への興味から音楽理論、そして音声解析へ

ーーamptalkと出会った時のことを教えてください。
新卒で国内大手IT企業のアプリケーションエンジニアとして勤務して5年目を迎えた頃でした。在籍年数的にシニア寄りになり、このまま進めばマネージャーとしての道が待っている、そんな状況に疑問を持ち始めていました。
マネジメント自体が嫌だったわけではなく、前職の開発組織の「ビジネス側の意思決定は絶対」という雰囲気に私はあまり馴染めず、もっとエンジニアとしてチャレンジングなことをしたいという想いが強くなっていました。
転職の手始めにLinkdinに登録したところ、共同創業者兼VPoDの高信さんがDMをくださって。それがamptalkとの最初の出会いでした。

ーーamptalkへの入社を決めたのはどういう理由でしたか?
興味のある分野に関わりたい、特に発展途上の技術・分野で技術的な正解が確立されていない分野だからこそ楽しいだろうなと思えたのが一番の理由ですね。
機械学習の分野ではこれまで、映像処理や画像生成などは経験があったものの、音声認識はやったことがなく不安もありましたが、実際に触れてみたいという好奇心の方が強かったです。
入社を決める前に会社訪問をさせてもらった時、ISSUE DRIVEN:人々が抱える課題を解決することに集中しようというバリューを掲げている通り、目標と目的を理路整然と議論して動いている大人たちがそこにいて、その雰囲気が私にはとてもしっくりきて、働いているイメージが沸いたんですよね。
それで私はamptalkのMLチームに最初の社員として入社することに決めました。

ーー音声解析の分野に興味を惹かれたきっかけはありましたか?
もともと楽器が好きで、音波というか「音」は好きだったんですよ。大学の課題でカラオケシステムを作ったことがあるくらいなんですけど(笑)
音楽理論にも興味を持っていたものの、音声解析や自然言語処理はディープな世界なので、踏み込むのに少し躊躇していたところはありました。でもamptalkに出会って、さっき話したようなきっかけをもらい、以前から興味のあったMLの世界へ飛び込む覚悟ができました。

日々の業務としては、音声の文字起こしの精度向上のため、会話の推論結果を改善していく作業が主です。日本語には、同音異義語もあれば正解の変換予測という壁もありますし、会話に合わせた固有名詞と一般名詞の使い分けなども難しい点で、課題はまだまだ山積みですが自分たちで考えながら推論の結果を良くしていく過程はとても面白いです。

仕組みでも人でもお互いに助け合うカルチャー

ーーamptalkの組織やカルチャーについて特徴的だと思うものはありますか?

BLAMELESS:気をつけない。ミスが起きたら人のせいではなくシステムのせい。お客様に迷惑がかからないように仕組みで解決しよう。

掲げられているバリューの中でなんというか、一番衝撃的だった考え方ですね。入社後、一度実験に失敗して時間をロスしたことがあったのですが、真っ先に議論されたのはどのようにシステムで改善できるかということでした。失敗したことに注目する前にシステムに目が向いていたのがとても印象的で、問題提起されることでシステム化が進み、それは将来的なミスを減らすことにも繋がり、遠回りに思えることも全ては未来に繋がることなんだと気づかされました。
前職ではちょっとメモを残す程度でしたし、一般的にはシステム化は徹底されてないことの方が多いと思いますが、amptalkでは仕組みとして社員のミスが起こらないよう徹底されています

他にも、助けを求めやすい雰囲気はとても良いなと思います。前職は、基本エンジニアはヘッドフォンをしながらタスクを黙々とやっている雰囲気でしたが、amptalkでは自分たちで課題を見つけてやる中で都度相談しながら進めることが多いです。
ビジネスチームも様々な議論をしながら仕事をしていて、皆が必要なことだと認識しているので、うるさがられることもなく、話し声が色んなところで聞こえてくる環境なんですよね。それが相談しやすい雰囲気を作っているんだと思います。
非同期でも質問したらすぐ返信対応してくれるなど、チーム内外問わずとても円滑なコミュニケーションが日常的にとられています。

いろんなポジションからボールを追って同じゴールを目指す

ーーそんな雰囲気の中、藤田さんとして大切にされていることはありますか?
答えは一つじゃなく様々なアプローチを許容することが大切だと思っています。
学生時代、サッカー漬けの日々を過ごしている中で、同じゴールを目指しているはずなのに衝突するという団体競技の不条理を経験して得た学びで、自分自身の基盤になっている考え方です。
受け入れることで、相互の考え方が違っていてもそれをリスペクトし合い議論が出来る、だからこそ共通のゴールを目指して一つになれるんだと思います。

ーーこれから組織は拡大していくと思いますが、どんな組織でありたいですか?
常に他のメンバーへのリスペクトを忘れない組織でありたいと思っています。エンジニア側は特に、様々な国出身の方がいらっしゃるので、そういう意味でも様々な文化やバックグラウンドにもリスペクトしあって日々過ごせたら良いですね。
組織によっては、チームに英語話者がいても、構わず日本語で議論がされてアイデアを出せなかったり、議論の内容も十分に理解できず蚊帳の外、なんてこともあると思います。否定されていると感じてしまうとディフェンシブになり、自分から発信することが難しくなってしまう。互いをリスペクトするからこそ、お互いのポテンシャルが引き出せるのだと思っています。
amptalkは、各々の異なる経験を持つチームメンバーに敬意を持って、各々の強みを理解し互いに高め合える関係ですし、この先も変わらずそう在りたいと思います。

おまけ

ということで、今回はamptalkのMLチーム一人目社員として参画された藤田さんにお話を伺いました!いかがだったでしょうか?
大学では週6サッカーに熱中した藤田さんですが、今はアコースティックギターにハマっているそうです。プライベートも仕事も「音」に熱中されていて、頼もしい限りです!

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