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「グロースエンジン」導入で年1,000回以上の施策実行&検証サイクル環境構築へ

1. 「グロースエンジン」とは

「グロースエンジン」とは、A/B テストやプッシュ通知等のマーケティング施策の実行と検証による学習を PDCA/OODA のようなサイクルとして重ね、ビジネス成長へとつなげるフレームワークです。

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グロースエンジンは以下の4つのサイクルで成り立っています。

[仮説]
・課題解決に向けた、仮説・アイディア出し
[実験・学習]
・仮説を検証、効果測定し、結果を学習
[ロールアウト]
・最も効果の高い施策を市場ロールアウト
[情報共有]
・結果を他部署へ共有組織レベルの学習へ

GrowthHackers によると、Twitter では 2011年に「グロースエンジン」を導入、学習頻度を0.5回/週から10回/週へと拡大し、 MAU を急成長させたとされています。

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2. 「グロースエンジン」による年間学習回数

革新的な企業は「グロースエンジン」による学習を年間何回実行しているのでしょうか?

FAST COMPANY によると、NETFLIX, P&G, amazon, Google 等の革新的な企業は年間1,000回以上のオーダーで学習を重ねているとの事です。(2016年時点)

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Amazon CEO ジェフベゾスは「実験の回数を100回から1,000回に増やせば、イノベーションの数も劇的に増える」と学習を重ねる重要性を説いてます。

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3. 年間1,000回以上のオーダーで「グロースエンジン」実施に向けての課題

年間1,000 回以上のオーダーで「グロースエンジン」を実施できる環境を構築しようとする際、様々な解決すべき課題がでてきます。

「グロースエンジン」の実現において、以下のような課題が良く見られます。

・データのアクセスが特定の部署で実施されていて、気軽にデータにアクセスできる環境ではない。

・データのアクセスは自由にできるが、求めているデータを解析するには、クエリや複雑なツールが求められ技術的ハードルが高い。

・A/B テストやプッシュ通知等のマーケティング施策を実行しようとすると、社内承認や部門間調整等が発生してしまい工数がかかってしまう。

・データ解析や施策実行で学習した内容を部署間で共有する仕組みが無く、また、担当部署以外から課題やアイディア出し等が共有される仕組みとなっていない。

このような課題を解決する為に、以下のような検討課題が考えられます。

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Spotify の Kevin Goldsmith が、InfoShare 2016 で Spotify がどのように学習サイクルを早めたのかについて紹介しています。録画が YouTube に展開されてますので、ご関心がありましたら以下よりご覧ください。


4. 年間 1,000 回以上の「グロースサイクル」実現に向けた Amplitude の取り組み

Amplitude は「グロースエンジン」を年間 1,000 回以上実施できる環境のプラットフォームとして利用されるように設計されています。

実際に Amplitude は、年間1,000回以上「グロースエンジン」を実施しているとされている twitter, dropbox, CapitalOne, INTUIT といった企業で活用されています。

さらに、Amplitude は、様々なサードベンダーのマーケティング基盤と連携する事ができます。これにより、Amplitude の管理画面から、プッシュ通知、メール配信、A/B テスト、広告配信等のマーケティング施策を実行できるようになります。

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(1) グロースサイクル | 「仮説・アイディア出し」

グロースサイクルの「仮説・アイディア出し」フェーズでは、Amplitude の先行指標 (マジックナンバー ) 機能が課題解決に向けた仮説やアイディア出しを支援してくれます。

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以下は、ファネルチャートで、コンバージョン向上に向けた先行指標 (マジックナンバー )となるユーザー行動を求めている画像です。サブメニューから選択するだけで、Amplitude がマシューズ相関関係数を求め、スコアの高い順にユーザー行動内容を求めてくれます。

この機能により、課題解決に向けた新たな仮説・アイディア出しを支援してくれます。

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(2) グロースサイクル | 「実験・学習」

グロースサイクルの「実験・学習」フェーズでは、Amplitude と外部ツール連携による A/B テストの自動化が実験/学習速度の高速化を支援してくれます。

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Amplitude のA/Bテスト基盤連携の一つとして Optimizely があります。Optimizely で実行した A/B テスト結果を Amplitude に戻す事により、Amplitude がテスト結果を集計してくれます。

以下は、Amplitude で A/B テスト結果を集計し、統計的優位性を求めた画像になります。

専門知識や複雑なクエリを必要とする事なく、A/B テスト結果を統計的に確認する事ができます。

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(3) グロースサイクル | 「ロールアウト」

グロースサイクルの「ロールアウト」フェーズでは、Amplitude と外部ツール連携により、マーケティング施策を Amplitude から自動展開する事ができます。マーケティング施策の中には、プッシュ通知、アプリ内メッセージ、新規ユーザ獲得、リターゲティング等があります。

これにより、マーケティング施策実行までのプロセスを簡素化/高速化する事ができます。

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以下は、Amplitude とフェイスブックを連携する時の設定画面になります。Amplitude のユーザーセグメントは、フェイスブックのカスタムオーディエンスとして定期的に同期され、ユーザー獲得やリターゲティングに利用する事ができます。
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(4) グロースサイクル | 「情報共有」

グロースサイクルの「情報共有」フェーズでは、Amplitude のレポーティング機能  Notebook が部門内外とのコミュニケーションコストの削減しつつ、情報共有の効率化を支援します。

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5. まとめ

ここでは学習の重要性についてご案内しました。

(1) 革新的な企業は年1,000回以上のサイクルで「グロースエンジン」を繰り返し実行し学習を重ねています。
(2) 年1,000回以上のサイクルで「グロースエンジン」を繰り返し実行するには、各工程の効率化/自動化が必要になります。
(3) 各工程の効率化/自動化には、ツールによる作業効率化だけではなく、企業マインドも必要になります。

Amplitude は、様々な企業の「グロースエンジン」の導入と運用支援の実績があります。「グロースエンジン」についてご関心がありましたら、お気軽にお問い合わせください。


6. Amplitude について

Amplitude は、多くのアナリティクスが採用している「セッション軸」でなく、「ユーザー軸」でユーザー行動分析ができるアナリティクスです。ユーザー行動分析により、顧客理解を深める事ができ、データに裏付けされたサービス改善を図る事ができます。

Amplitude は全世界で12,000社以上の導入実績があり、NTTドコモ, Microsoft, Twitter, Dropbox, PayPal, Under Armour 等のグローバル企業で利用され、データに裏付けされた顧客理解やサービスグロースを支援しています。

日本市場においては、パートナーである代理店と共に、イベント設計、ETL、導入から分析を含む運用支援を一気通貫でご提案させて頂いています。

お問い合わせ : tokyo@amplitude.com


7.「リテンション向上の虎の巻」ご案内

Amplitude が実践で培ったグロース手法をご案内しています。ご自由にご活用ください。

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無料ダウンロード


8. Amplitude 無料版の導入について

Amplitude は無料版でも、ファネル分析 | LTV 分析 | リテンション分析 | アクティブユーザー分析等、グロースに必要な分析を行う事ができます。
Twitter, dropbox, Microsoft, Hubspot 等で利用されている分析ツールをご自身のプロダクトでもお試しください。

詳細は以下よりご確認いただけます。