Novellaのバイクに乗って
なかなかバイクの後ろに乗ってフィレンツェの街を走るなんてないことだと思う
帰国の日が近づいて大型スーパーで買い物して、近くのNovellaの事務所に荷物を置きに行ったら「今日はもうこれで仕事を終えて、取り置きしている靴を受け取りに街の方へ行くよ」と
で、靴を撮りに行く前にバイクでフィレンツェの街を走るから後ろに乗ってとNovella
え???バイク????
バイクの後ろに乗ったの過去に1度あるけど、カーブで車体が傾くときに身体を起こしてしまい怖い思いをしたことがある(車体と同じように身体も傾けないと逆に危ない)
まぁでも、前に乗ったのは大型バイクで「走り屋」みたいな先輩の後ろに乗ったから、Novellaのバイクなら大丈夫か?と渡されたヘルメットを被る
似合わない〜(笑
☆まずはFiesole近くをドライブ
「観光客が行かないような場所」ということで、Novellaが最初に走ってくれたのがFiesole近くのボローニャへ続くという道を走ってくれた
とても綺麗な景色だったのだが、両手をNovellaの腰に回しているので当然写真はない
フィレンツェに到着して早々に訪れたFiesoleをバイクに乗って風に当たりながら遠巻きに眺めながら、あと数日で帰国するのか〜とちょっと寂しくなる
バイクが止まるたび、私のヘルメットとNovellaのヘルメットが「ゴツン」とぶつかって、多田それだけの事なのに2人で笑い合う
長文が話せない私なのに一言二言で気持ちが通じるし、受け答えはちょっと難しくても何を言っているのかはなんとなくわかる(言葉を選んでゆっくり話してくれるのもある)
人種・言語が同じでも通じ合えないこともああるし、人種・言語が異なっても通じ合える
「言わないと伝わらない」(「察してちゃん」)のも事実だが、「言葉にして表す」必要は必ずしもない「言葉のコミュニケーション」ができなくても、不十分な部分を補えるのは「気持ち」なんだろうな
カタコトでもジェスチャーでも「伝えようとする気持ち」と「わかろうとする気持ち」が互いにあれば、「わかり合える」
Novellaの背中に身体を預けて彼女の体温を感じながら、1999年から続くこの「ご縁」に感謝しながらバイクはフィレンツェへとUターンしていく
☆Giardino dell’Orticoltura(ジャルディーノ・デッロオルティコルトゥラ/オルティコルトゥラ庭園)
感慨に浸りながら「着いたわよ」と下されたのはオルティコルトゥラ庭園
1800年代に作られた小さな植物園なんだとか
全く知らない初めてきた場所だ フィエーゾレほど丘の上ではないが高台でフィレンツェが一望できる
周囲は住宅街な感じで集合住宅が立ち並んでいて、ちょいちょい大きいもんが出没して豪邸があったりする場所
下へ降りていく階段の真ん中にうねうねと太いモザイクがあったのは大蛇だった(それかトカゲ?)まるで「ガウディ」のような作品、口から植物が生えている
そういえば、横浜の山下公園にも似たようなオブジェ兼噴水?があったのを思い出した
周辺の住民が主に利用しているようで、ドッグランもあった
ドッグランの脇を降りていくと目の前に現れたガラスの建物
「Tepidarium Giacomo Roster(テピダリウム・ジャコモ・ロスター)」とある
「Tepidarium」を調べると「微温浴室」と出てくる 植物園の温室だったのかな? 今はイベント会場として使われている
ちなみにNovellaはアカペラグループをやっていて、イタリアのゴッド・タレントに出場したことがある その彼女のグループもこのテピダリウムでコンサートをしてことがあると教えてくれた
夕刻近くの光がガラスに反射して青空に映える
なかなか旅行では訪れる機会はないと思うが、場所のURLを参考までに
☆老舗ジェラテリア「Badiani Gelateria Pasticceria 」
オルティコルトゥラ庭園を後にして、Novellaが学生時代に学校帰りよく立ち寄ったという老舗ジェラテリア「バディアーニ」へ
素敵な店でジェラート以外にもアイスクリーム、ケーキアイス、スイーツにチョコレートといろんなものがあった
私が行った店舗はフィレンツェの中心からは遠いが、中心地にも店舗があるようなので、次回そちらへ行ってみよう
フィレンツェで食べたジェラートについてはこちらで紹介しているのでご興味あればご覧ください
☆Piazzale Michelangelo(ピアッツァーレ・ミケランジェロ/ミケランジェロ広場)
最後は「ど定番」のミケランジェロ広場へ
幾度となく訪れたミケランジェロ広場から見る景色はいつきても変わらない
Novellaと来たのは2度目だ 前回来たのは2013年の夜だった
アペリティーヴォを済ませて夕食へ向かう途中で立ち寄った
ちょうど日没だったのでマジックアワーの幻想的なフィレンツェの風景を見ることができた
振り返ると太い雲の帯がダビデの像に向かって伸びていた
Novellaと見たこの景色はずっと忘れないだろう
☆靴はどうなった?
Novellaが取り置きしている靴を受け取りに大聖堂近くのブティックへ
常連さんのようで店員さんと談笑、私は横で訳も分からず笑っているだけ(笑
それでも下手に気を遣って話しかけたりされないのが楽ちん
無事、靴を受け取ったので帰るのかな?と思いきや
「セバ(セバスティアーノ)とアペリティーヴォの約束してるよ」と
セバはNovellaの友人かつ使っている美容室のオーナー 「美容」に関する仕事に携わるだけあって、日々トレーニングを重ねて体型維持しているしおしゃれ
Novellaが電話したら「今、シャワー終えてこれから出る」ということで少し待っていたら登場
かっこよすぎん?
これ日本人で似合う人ってそうそういなそう(芸能人とか以外)
メンツが揃ったのでアペリティーヴォへ
☆NovellaとSebastianoとぶらぶら
煌びやかにライトアップされたヴェッキオ橋へ
橋向こうへ行ったらセバが「手袋見たい」と言って手袋屋さんへ
いろんな色、デザインの手袋があって私なら迷って決められない(笑
何やら店員と話しして購入していた
無事、欲しいものを買えたのでアペリティーヴォの場所へ
☆Ristorante DEI ROSSI(リストランテ・デイ・ロッシ)
私はついていくだけの人なので、アペリティーヴォをどこでするかは知らなかったが、Paoloの知り合いの店らしい(多分、Novellaたちの会話から)
ヴェッキオ橋を渡って少し行った先を左手に入った場所にある
11月上旬だったがさほど寒くないのでテラスに落ち着く
この頃には夕飯前のアペリティーヴォが当たり前の胃袋になってしまい、「え?夕飯前の軽食だよね???」と思う量をぺろっと食べていた(笑
おかげで帰国したら2kgほど成長していた(笑
セバが体型維持のフィットネス通っているので、食べ物に少々制限があるので野菜系のものを注文するのが助かる(だいたい肉&パスタ、野菜といってもじゃがいも&かぼちゃ類が多い)
ここで店主から薔薇の花をプレゼントしてもらった
薔薇といえば過去にイタリアで2度、男性からプレゼントしてもらったことがある
なんでもなくても、何気なく花を贈れるって素敵だな
アペリティーヴォの後は場所を移したが、そこでもう3人てんやわんや(笑
しまいには私がもらった薔薇をセバがむしゃむしゃと噛んで散らして。。。
お店のスタッフに平謝り(笑
まぁ、愉快な夜だった
帰りもNovellaのバイクで事務所まで戻り、車に乗り換えて帰宅
Novellaのおかげで「旅行」ではないイタリア滞在を満喫させてもらって感謝しかない