ラヴェンナのホテル〜B&B Corso Diaz~
「ダンテの神曲」を読んでダンテの墓のあるRavenna(ラヴェンナ)に行ってみたくなった
ダンテ・アリギエーリはフィレンツェ出身の詩人、哲学者、政治家だ 政界をフィレンツェを追放され半生流浪生活を強いられる 各地を転々としながら「ダンテの神曲」を含む数々の著書を発表し、最後はラヴェンナで死去する
彼の生きた時代、ラテン語で書かれた書物は「社会的地位の高い人」(比較的裕福な人、学問に携われる人など)が読むもので一般人には読まれることのないものだったが、「ダンテの神曲」はラテン語を用いず、フィレンツェの方言を元にしたイタリア語で書かれた それが現在のイタリアで使われている「標準イタリア語」の元となったのでダンテは「イタリア語の父」と称される
その「偉大なるイタリア詩人 ダンテ・アリギエーリ」が終の住処とした場所、彼が眠る場所へどうしても行きたくなった
☆ラヴェンナ駅から徒歩6分程度、ダンテ・アリギエーリ劇場近く
ラヴェンナはボローニャ⇨ラヴェンナ⇨フィレンツェと3泊4日、日本の知人と2人旅で訪れた 当初、車移動の予定だったのでどのホテルも「駐車場あり」が必須条件だった(結果的に車移動ではなくなったが)
あまり街の中心だと車で入りにくいので、駅から程よい距離で中心から少し離れていた「B&B Corso Diaz」にした
ホテルはいろんなお店が軒を連ねる通りにある
中心街から少し離れているとはいえ、全然遠くはないので主要な観光名所に行くのにも便利
大通りでもないからそんなに騒がしくもないし、危険な雰囲気もない
ホテルは建物の2階(イタリア式で言うと1階)にあった
☆1人なのに広い部屋!
ハイシーズンではなかったこともあるだろう、1人なのにとても広い部屋だった
私はホテル予約サイト「agoda」で見つけて予約したが、改めてホテルのホームページを見ると私が宿泊した部屋はトリプルルームだった
何サイズのベッドというのか斜めに寝ても両手両足伸ばせるほど大きい
トリプルルームなのでソファがベッドになるようだ
Wi-Fi無料、テレビもあるしソファでゆったりくつろげる
バスルームはというと
入り口側の一角がバスルームでこちらもシャワーのみ
1ヶ月ほどのイタリア滞在中、1度も湯船に浸かることはなかったなぁ・・・・
トイレとお決まりの「ビデ」もあった
室内は快適だった
☆バルコニー付きだった
私の部屋は通りに面していて通り側が一面ガラス窓で明るい
カーテンを開けてみると全面バルコニーだった
寝る時に窓が少し開いていたのに気づかずに寝てしまい、早朝に清掃車の音で目あめてしまったが、朝の通りをバルコニーから眺めるのも面白かった
ただし、バルコニーに面した部屋ごとの仕切りがないので他の部屋の人と出くわす可能性はある(室内にいるときはカーテンを閉めておいた方が無難だ)
☆朝食も満足
朝食はフロント(というほどではないが、司会者が立つようなブース)前にテーブルと椅子、ドリンクコーナーとパン・ハム類が置かれていた
トリノやフィレンツェのホテルのように「選びきれないくらい多種多様」ではないが、十分な種類のパンは毎朝近所のPasticceriaから調達しているようで、Pasticcheriaの箱がソファの上に無造作に置かれていた
「あれも食べられなかった」「これも食べられなかった」なんて悔しがるようなこともない、今回のホテルの朝食で1番「最適」な種類だったと思う
1泊朝食付きで日本円にして9000円ほどとコスパも良いと思う(ハイシーズンとシーズンオフで価格は異なると思うが)
「バスの罰金を支払う」という「苦い経験」もしたラヴェンナだが、程よい街の大きさ、モザイクの美しい教会が幾つもあり、ダンテが通ったという「サンタ・ポリナーレ・ヌオヴォ聖堂」はなんとしてももう一度ゆっくりと、ダンテが佇んでいた空間を全身で感じてみたい
その時はこのホテルがいいなぁ
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