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カエリミル。

かえりみる、という言葉を使う機会があったのですが果たしてどちらの漢字が当てはまるのか?と思ったので調べてみました。

「顧みる」
1 過ぎ去った事を思い起こす。回顧する。
2 心にとどめ考える。気にかける。
3 振り返って見る。

「省みる」

1 自分のしたことを、もう一度考えてみる。
2 反省する。

このような違いがあるようです。

でも過去を振り返る、という観点では同じように感じます。
そして実際、二つは同語源だそうです。


私はよく1人反省会をします。つまり、省みます。

反省する時間は未来の自分へのアドバイスが思いつく貴重な時間だと思います。

でもその反面、反省しすぎて沼にはまるのもよろしく無いなと感じています。

意図的にしようと思えば、
記憶は簡単に塗り替えることができます。

したところでそれは記憶操作であり事実は変わらず、自分の単なる“思い込み“にすぎないのですが。

でもこの"思い込み"も馬鹿にならないのです。

“反省“しているうちにこの記憶の塗り替えをどんどん悪い方へと変えていってしまったらどうなるでしょう。

きっと自分を責め、気分が落ち込むに違いありません。

私の場合は1人反省会をしている間によくそのようなことになります。

自分のことを顧みている(若しくは省みている)と思っていたのに気づけば自己非難の嵐なのです。


傍に「そんなことないって!考えすぎだよ!」
そんな風に温かく声をかけてくれる存在がいればいいのですが、大体「1人反省会中」なので隣に人はいません。


自分をカエリミテ、自分を傷つける。

そんな人がきっとこの世界にはたくさんいると思う。

みんなみんな、真面目なのです。真剣なのです。だから自分の過去を振り返る。反省しようとする。

正しい「顧みる/省みる」は勿論大切です。

でも自分に刃を突きつけ続ける「カエリミル」は大切じゃない。全然大切じゃない。


私はシャワーの水に涙を溶け込ませてしまうような人に届けたい。

未来を見続け、過去を振り返る貴方はもうすでによく頑張っている。
貴方は、もう充分偉いのです。

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