【詩】アルバム
もう一度戻りたい
煌めきを纏っていた若かりしあの頃に
ああ、こんなこともあったねと
アルバム捲る手をふと止めて
再びやり直したい
希望と活力で溢れていた懐かしき時を
うん、まるで昨日のことのようねと
笑みを湛え瞳を閉じてる君
時をかける魔法使いにはなれないし
奇跡を作る合言葉も知らないまま
ゆっくりと時と季節を重ねていく
僕らの歩幅で
切り抜いた瞬間、瞬間が
そのまま春の日向みたいな光を湛えて
いつまでも見守ってくれますように
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