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ECビジネスで押さえておきたいフレームワークの基礎!①SWOT分析(読了時間:3分)

みなさんこんにちは。株式会社Oxxx(オックス)の佐藤です。
ECコンサルタントに転身し、2ヶ月のボクが代表の黒瀬からECの売上アップの基本を徹底的に学んだ事を成長記録としてアウトプットしていきます。

本日のテーマは『フレームワークの基礎①SWOT分析』ということです。全2回に分けて、フレームワークの基礎についてまとめていきたいと思います。


と言うのも、行動が先行してしまう方は、「まずは、アクセスアップさせれば良いんだ!」とSNSの発信やSEOの最適化にと色々動き出します。

しかし、そういう方は注意が必要です!!

あなたのサービスや商品は他と比べ、何が違いますか?


この一言に明確に答えられないはずです。


何を隠そうボクも、代表の黒瀬にこの一言を投げられ、しどろもどろな回答しかできませんでした。笑


本記事を読んでもらうことで販売戦略をの立て方の基本が身につきますので、ECサイト運営の成功にお役立てください。


・ECの基本を徹底的に学びたい
・無駄なく学びたい!

こんな想いの方、ぜひ一緒に成長していきましょう!



サイトの強みと弱みを明らかにするSWOT分析

自社サイトの今後の施策を考えるには、自社サイトの強み・弱み、その時点の政治や社会状況などを複合的に考えて分析する必要があります。

その際に有効なのが、SWOT分析というビジネスフレームワークを使った考え方です。



SWOT分析とは

SWOT分析とは、外部要因(機会、脅威)と内部要因(強み、弱み)の4つの項目で、自社の状況を分析するためのフレームワークです。

フレームワーク
元々は「骨組み」や「枠組み」を表す言葉で、自社サイトの問題点や課題を解決し、戦略などを構築していくための思考ツールのこと。


自社の強み・弱みとなる部分と、それを取り巻く世の中の状態を総合的に分析し、現状の課題や将来起こりうる問題に対処するための販売戦略を考えたり、自社の強みを生かした販路の拡大を行なったりする際に利用にします。



分析の順番

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外部要因から調査を行うのが鉄則
外部要因の「機会」と「脅威」を市場や社会状況のマクロ視点で洗い出す。


例えば、携帯市場で言うと、ガラケーは認知度が高い商品(強み)でしたが、技術革新によるスマホ市場の拡大(脅威)によりガラケー市場は小さくなりました。

このように、内部要因は外部要因の影響を大きく受けてしまいます。

外部要因から調査を行うメリットは、ムダの無い販売戦略を練れる!


ここからは「地方で味噌蔵の運営を行う味噌屋さんが、自社のECサイトの運営を行う」例をモデルに具体的に解説をしていこうとおもいます。



外部要因の分析

まずは、外部要因である「機会」と「脅威」の分析です。

「機会」はSWOT分析でいう【O】の部分に当たります。
※opportunity


目標達成に貢献しそうな市場動向などの外部要因を書き出してみます。

上記の例だと、「味噌蔵が観光地として、特集され、ECサイトへの集客が期待できる」、「ECサイトでお取り寄せ需要が高まっている」などが挙げられます。


次に「脅威」はSWOT分析でいう【T】の部分に当たります。
※threats


目標達成の妨げになりそうなマイナスな外部要因を書き出してみます。

「現代人の‘食’の選択肢の多さ」、「競合他社が多くECサイトの出店を始める」などが挙げられます。



分析結果をかけ合わせて内部要因施策を考える

外部要因えお明らかにしたら、内部要因の「強み」と「弱み」を分析していきましょう。

「強み」はSWOT分析の【S】です。
※strengths


目標に対して武器となる自社の強みを書き出していきましょう。

「味噌蔵が観光地として既存顧客からの認知度が高い」、「プレミアム価格商品が多い」などが挙げられます。


最後に「弱み」はSWOT分析でいう【W】です。
※weakness


目標達成の妨げになりそうな自社内部の障害を書き出してみましょう。

「ECサイトで販売できる商品数が少ない」、「粗利率が低い」などが挙げられます。



分析結果のかけ合わせの活用法

活用法


SWOT分析を行うことで、内部要因の「強み」と「弱み」の要素を明らかにし、それらを外部要因の「機会」と「脅威」とかけ合わせ、より具体的な販売戦略を練ることが大切です。

①機会✖️強み
最も優先して、対策をすべきポイント!
自社の「強み」を最大限活かす機会を作り、市場シェアを広げていく施策を検討する。


②機会✖️弱み
現在抱える「弱み」を販売機会を利用し、克服していく戦略を考えていく。
欠点である部分を補填できるような「機会」を設けることが大切。


③脅威✖️強み
自社の「強み」を活かして、「脅威」になる部分の克服をしていく戦略。
強みを活かし、競合と差別化できるような戦略を考えていくケースが多い。


④脅威✖️弱み
自社の抱える「弱み」と外的な「脅威」が重なり、最悪の結果にならないよう事前に課題の防御案を考える戦略。いかにリスク管理を行いつつ、弱みの解決を行えるかが大切。



まとめ

いかがでしたでしょうか。
本日は「SWOT分析とは」から具体的な分析の順番、活用法までをまとめてみました。

実際、分析は大事と理解していても、どういった分析を、どのように行えば良いかは不明瞭だったりしますよね。

この順番とやり方は王道中の王道になります。

ぜひ、初めは内部要因と外部要因の強み同士を活かした販売戦略を立て、他者との差別化ポイントを明確にすることが、ECサイト運営を成功に繋げるポイントとなりますので、書き出すことから始めましょう!


〜今日の黒瀬からの学び〜
販売戦略を立てる前にやるべき分析はSWOT分析。
分析がない戦略ほど脆いものはない!



次回は、『ECビジネスのフレームワーク』第2弾、顧客像の描き方と活用方法についてまとめていきますのでお楽しみに〜♪♪


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