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いのちをみつめる

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死んでしまいたいときとか、ちょっとだけ、ほんの一呼吸だけ置くことができたら…… そんな作品を、集めてあります。 生きよ。 そなたは美しい。     (宮崎駿『もののけ姫』より)
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2022年4月の記事一覧

自分的・露ウク関連一式

こんな好き勝手言えるのも

結局他国だからだろう

遠くで吠えてるだけにすぎない

そして合衆国もまた過去に、

情報ねつ造したことがあるという事実ある

何もかも盲信してはいけない
        2022年4月7日 05:55

記事内は逆順に積み上がっております

シオンのことが起きてから
ニュースのメインはパレスチナに移っちゃった
これだから日本の報道なんて

↑これやってくれてたらもう終

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一周忌〔ひばりんさんへの感謝三作の③〕

キンレンカってなんなのよ。
クンシランって教えたでしょ?
きみこさんともれいかさんとも違う個性。
訳の分からない、ちょっと変わった子。
それがあなた。
私がしっかりしてた頃は、おうちのなかはぴかぴかで、洋服が散らばってるなんてこともなかった。
今とはほんと大違い。
でもあなたは、ほんとたまだけど、草取りも、流しの掃除もやっている。
料理は手早いし、味も出せる。
何より・・・
認知で暴れるようになっ

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伝説〔ひばりんさんへの感謝三作の②〕

屋根より高いお父さんを見上げてる。
あんなふうに大きくなりたい。
いつかなれるかな。
ポリエステルじゃだめなのかな。
なりたいものにはきっとなれるよ。
夕日に照らされた、雲のご機嫌じいさんが笑む。
昔そんなこと言ってた小さい緋鯉がな、風に乗って遠くへ行ったんじゃ。
今頃は、滝を遡って、上流で龍になっておろうよ。
ご機嫌じいさんはいい加減なことばかり言う。
でも。
せっかくだからなれるとおもっていよ

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扉〔ひばりんさんへの感謝三作の①〕

受話器を上げたら、いきなり子供の声だった。

おかあさん?

ゆうとだよ
元気してた?

違うよと言う前に、ゆうとくんはつらつら話し始めていた。

あたらしいおかあさんが好きじゃないこと。
でもあたらしいおにいさんは好きなこと。
いじめっこににらみをきかせてくれてること。
めっちゃありがたいと言っていた。

でもって今度ぼくもおにいさんになるの。
あかちゃんは女の子なんだって。
あめだまとかあげち

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深夜、そのエレベーターは無人で動く〔宮君に捧げる一作。さちピは回避してください〕

早く早く

待って待って

今しかないんだから早く

大丈夫なの?人こない?

大丈夫だって
夜勤のおじさんはうるさくないし
もう屋上だ
エレベーター、早いな

早いね

こどもらがバタバタ上がっていく
天を目指しているが
彼らは知らない
君らは地縛なので上がってはいけないんだよ・・・

遠い昔、この浜で、離岸流にもってかれて亡くなったこどもたちだと前任者からは聞かされている・・・

二月に一度ほ

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なながきた

なながきた
ふっと部屋の隅に現れた

どした?

と聞いても、何も答えないが、私は待つ
彼女が自分で話し出すまで

ややあって、彼女は口を開いた

私がしようか。
正義の女神。

今度は私が黙る番だ
できる、かもしれない、なななら
無選別も
選別も
ロスの者だけ
ウクルの者だけ
思想を読みとってもいいし、ああ、ロスの大統領だけを“消去”することも

できる・・・・・

でも彼女は、

彼女は正義の

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正義の女神

女神は地上に降り立った
大きい方の国の主の脳内に語りかけた

小さい国を奪おうとするのはやめなさい

主は言った

頭のおかしい女が話しかけてくる

見つけ出して処刑しろ

兵たちは困ったが、とりあえず捜しに出た

女神は小高い丘に立ち、一度だけ指を鳴らした

大きい国が持っていた、永久に世界を汚す爆弾をすべて炸裂させた

たくさんのキノコ雲があがったが、毒は一歩たりとも国土を出なかった
上空から

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