記事で「あなた」を使う時に気をつけること
発信では、姿の見えない読者さんに向かって、語りかけることがあります。
たとえば相手の名前が「田中さん」だと知っていれば、「田中さーん!」と呼びかけることができるのだけど、発信ではそれができない……!
となると、呼びかけようと思うと、「あなた」になると思うんです。
以前記事でも話したんだけど、「あなた」はかなり強い名指し感をつくってしまう。内容やタイミングに気をつけなければ、イラッとさせてしまったり。
(以前の記事は文末にリンクを貼りますネ)
さっき改めて「あなた」という表現について考えていたのだけど、そういえば、私は発信を始めた頃「あなた」の使い方が下手でした。それはもう、下手でした。
下手だった理由はふたつあって
ひとつは、記事のターゲットが定まっていなかったので、「あなた」が文中に別の人物として何人もいたこと。
ふたつめは、「あなた」を使わなくていいところで使っていたこと。
記事のテーマを大きくしすぎたり、伝えたい相手を考えずに発信してしまうと、複数のターゲットにアプローチする文章になりがちで。
そうすると、メッセージが尖らず刺さらなかったり、ふわっとした印象で終わってしまったり。だから基本的には、相手を絞って届ける発信をおすすめしています。
「あなた」のメッセージ性が弱くなってしまうのは、記事ごとにテーマや相手を絞ることで解消できるのです。
そして、「あなた」を使わなくていいところで使ってた、というのは。
前述したように「あなた」は、発信において名指しの言葉なんです。だから、無闇に使うと怖く感じる。
じゃあ使うべきところってどこなんだろう、とさっき考えていたんですが、私の中ではこういう線引きをしてるなーっていうところがありました。
それは、エネルギーの向き。
たとえば、読者さんが「発信をしてるのに問い合わせが来ない」と悩んでいて、それを解決できそうな記事を読んでいるとしましょう。
その記事の中で私が
「あなたは発信から連絡が来ないのはなぜだと思いますか?」とか
「〜ができていないあなたは〜」とか
そういう書き方をすると、読者さんは「ウッ」となるんです。
この時、私(発信者)の言いたいことを、読者さんに渡す構造ですから、エネルギーの向きは
こうなります。
この構造で「あなた」を使うと、ちょっとだけ強いのです。
んで、
私が意図して使う「あなた」は、
「あなたからのお問い合わせをお待ちしています」とか
「優しいあなたには幸せになる価値がある」とか
読者さんからのアクションやわかって欲しい!と思っていることを触れる時に使うんです。
この構造は、「読者さんからのアクション」「読者さんがわかって欲しいと思っていること」なので、エネルギーの向きは
こうなるんですな〜
これだと、強すぎない。でも、個人的。ちょうどいい感じ。
基本的には、「あなた」という文字を省略しても成り立つ部分にはいれないほうがいいと思っています。
もしくは、「私たち」とかで代用できるなら、そっちの方がまろやかだなって思います。
「あなた」を頻繁に使ってるかも!とか、なんとなくで使ってたかも!と感じた方はぜひ、今からその記事を見返してみてください。
そして、
・「あなた」が省略できるか?
・「私たち」でも成り立つか?
・エネルギーの向きはどっち向きか?
を改めて確認してみてください。
私はリライトする時間より、新しい記事を書く時間に充てた方がいいと思う団体日本代表。
なので見直して書き直したほうがいいよ〜!とまでは思わないのですが、効果を感じたいのであれば、ひと記事だけ「あなた」を修正してみるのもアリかもしれません。
名指しはやさしく、まろやかに。包み込む名指し、やっていこうではありませんか!
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