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入院中のニットセラピー

今までの数えきれない入院

2021年11月後半の今日、私は「腸閉塞」のため入院しています。

もともとクローン病という、腸の難病を持っているので、入院には慣れっこです。

5年前に、大腸を全部とる手術をするまでは、2〜3年に一度のペースで入院し、一回の入院は1ヶ月〜2ヶ月と、長めでした。

手術をして、人口肛門になってからは、1年〜1年半に一度のペースで入院しています。

手術をしても、クローン病は治らないので、私の残った小腸には、極端に狭い部分があり、どうやらそこが、今回詰まったようです。


家族や古い友人は、私の入院と聞いても、またか〜って感じです。


いろんな病院に、10回以上は入院していると思います。




今回の入院経過

今回の入院は、1年半ぶりで、症状も経過も、1年半年前と同じです。

日曜日の夜に、お腹が痛くなりました。

最初は、お腹がチクチクする感じ。

だんだん、お腹の痛みは激痛となり、吐き気がでて、実際に、かなり吐きました。

それは、一晩中続き、このままではヤバいな…と自分なりに判断し、

入院して困らない程度の、下着と、洗面用具、編み物、仕事の手帳を持ち、かかりつけの病院へ、主人に連れて行ってもらいました。

車椅子に乗せてもらい、診察を受けるまでも耐えられず、処置室に寝かせてもらい、採血、CTと検索をすると、

前と同じところが詰まって、腸も腫れているとこのと、

そのまま、入院となりました。


最初の夜は、高熱で、部屋を隔離され、コロナの検索や、特別な採血もされましたが、コロナは陰性だとわかり、すぐに元の部屋に戻りました。

嘔吐や下痢による、脱水状態だったようです。


入院から3日は、点滴のみで、絶食。
体がきつくて、頭も重くて、眠たくて、起き上がれず、目も開けられず、

最低限の、仕事のキャンセルなどの連絡いがい何もできず、とにかく、ずーっと寝てました。

4日目から、少し日中は起きていられる時間が増え、スマホをいじれるくらいになり、エレンタールという、栄養剤を飲みはじめました。

エレンタール

入院5日めには、1日1食の全粥が始まり、点滴もとれ、シャワーを浴び、日常生活に向けての練習がはじまりました。

このまま、順調にいけば、週明けには退院となりそうです。

夜景を見ながら夕食


入院は自分と向き合うチャンス

入院すると私はいつも、家族や周りの人から、「がんばり過ぎ、忙しすぎ、無理するな、詰込み過ぎ」

だから、「ゆっくり休め」って言われます。

やりたいこと、思いついた事を、全部やっていたら、そうなります。

今までの、入院の時も、
引っ越したり、新しい職場に移ったり、新しい事をはじめたりした、タイミングだったんですよね〜

知らないうちに、ストレスになってるのかな?

身体は正直ですものね〜

やりたい事をやっていると、入院となる…

これは、やめろってこと?

そんな、思いも浮かんだりするのですが、

入院中は、とことん自分とだけ向き合う時間がたっぷりあるので、

今の思いや、これからどうなりたいかを紙に書いたりして、心の整理をしています。

そんなことさえ、しなくてもいいのかもしれないと、思ったりもしますが…


そうしていると

最初の数日は、

やらない事を決めよう、
好き事だけしよう、
用事を詰め込まないようにしよう、
優先順位をつけよう

という、思いがでてきました。


そうして、この入院中には、
SNSの発信や、他の人の投稿をみるのは辞めてみよう。

ユーチューブや、音声配信などの、インプットを辞めてみよう。

とにかく、何もせず、ぼーっとして過ごそうとしていました。


仕事とプライベートを自分の中で整理してみました。


でもね〜


心も体も元気になってくると、

なぜか、こうして今の気持ちを記事にしたり、食事の写真を撮ったり、
記録してアウトプットしたくなるのです。

そして、人とも繋がりたくなるのです。

Facebookやラインをみて、いいねやコメントをしています。

来年の仕事の計画を立てています。


そして、

編み物をしています。

自分用のカーディガン編んでます


私のニットセラピー

結局、いつもの自分に戻っているのです。

元気なのに、何もしないでぼーっとするのは、なかなか難しいのです。

海の見える病室で、海と空を眺めながら、編み物をしています。

編み物ができる事は、
私の元気のバロメーターです。

編み物って、心も身体も、元気じゃないとできないのです。

編み物は、心と身体に、余裕がないとできないのです。

もちろん、時間的余裕がないとできないし、

材料を買うお金もないとできません。


あ〜編み物ができるって、有り難い。
あ〜編み物ができる身体が有り難い。って思えるのです。

それから、

編み物は、作品によっては、一定の動きを、淡々と繰り返すので、頭を使ず、無心になることができます。

この、無心の状態、無意識…

時間があっと言う間に経ってしまう。

夢中になる状態

これが、ニットセラピーなんです。


仲間と編む、ニットセラピーもありますが、

今回の入院中、自分と向き合う「ニットセラピー」をあと、2〜3日は続けられます。



保育園の職場や、編み物教室の生徒さんには、ご迷惑をおかけしていますが、その分、感謝して、しっかり休んで元気になって、お仕事します。


無理しないペース、
頑張りすぎないペースと
お腹と体にに優しい生活を

退院後は心がけてまいります。

入院の後半には、編み物があって良かったな〜とつくづく思います。

編み物しながら、今後の、
入院しなくても、心も体も休められる生活を、イメージしてみようと思います。

もうひとつ…ニットセラピーの記事


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