ami*emi お稽古日記

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ami*emi お稽古日記

🌍 本当の自分を生きる演劇プロジェクト🌎 演劇経験ゼロ!直感と勢いで、長野からキャストに挑戦するゆうきが、お稽古での日々の奮闘や気づきをお届けします。

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  • ami*emiお稽古奮闘記

    【本当の自分を生きる演劇プロジェクト】 お稽古奮闘記として参加メンバーが綴ったnoteをまとめています!

最近の記事

望みと痛み、そして光

ついに… 演劇プロジェクトの、配役発表がありました。 「本当の自分を生きる」という主旨のプロジェクト。 1人1人の想いや魂の成長を大切にしつつ、完成度の高い舞台を目指すために、個々の技術も考えて。ひとりひとりが輝く舞台のチームとして構成していく。 演出と講師陣の皆さんにとっては、きっと、ものすごく難しい配役だったはず。 希望が叶ったひと。叶わなかったひと。 喜び。悔しさ。驚き。戸惑い。 いろんな感情が渦巻く、配役発表でした。 わたし自身も、感情がジェットコースター

    • 舞台に立つという身体感覚

      今日は、配役決定前のさいごのお稽古。 明日、すべてのオーディションを終えて、11月の出演するそれぞれの配役が決まります。 泣いても、笑っても、11月までその役柄を全うするために、全力で走り抜けることになるから。 今日が、 【何ものでもない私】 として、この稽古場にいられるさいごの日。 そう思うと、どの瞬間も、愛おしくて。楽しくて。取りこぼさないように、すべてを味わいつくそうと、五感を研ぎ澄ませた。 ここにいられること。 本当に奇跡だなって。 感謝の気持ちで、いっぱい

      • あとは、身を委ねて

        キャストオーディション、終わりました。 色んな気持ちがないまぜになって、何の涙なんだか、涙がポロポロ。 すごい場だった。 みんなの緊張も、葛藤も、迷いも、本気も、悔しさも、全部がビリビリと伝わってきて。 そこにいる全員の命の輝きがみえて。 この演劇プロジェクトが、それぞれの人生ストーリーの文脈のなかで、魂の深いところに、揺さぶりをかけて、みんな、それに懸命に向き合ってて。その姿はとても感動的で。 だから、 “本当の自分を生きる“ 演劇プロジェクトなんだなって。

        • 肚を決めて挑む

          演劇プロジェクトの配役を決める、キャストオーディションまで、あと、3日に迫ってきた。 なんだろう、この緊張感。 このプロジェクトを受けるときとは、全く違う質の緊迫感が全身を包んでる。 受かったらいいな。 ではなくて、絶対受かる。 …と、肚に決めて。 毎日、必死で練習を重ねてる。 一世一代の大勝負にでるような。 オリンピックにでも挑むような(笑) そんな気分。 キャストオーディションなんて初めてで、何をどう準備したらいいか全く分からないし、とにかく、手探りで。

        望みと痛み、そして光

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        • ami*emiお稽古奮闘記
          27本

        記事

          ちゃんと望む

          2週間後の配役オーディションを控えて… 大混乱中! …のわたくし。 昨日は、台本が届いて配役希望を提出してからの、最初のお稽古。 主催者も、経験者も、初心者も。 主役も、ヒロインも、シンガーも、ダンサーも。すべての役を、みんなが希望できる、フルキャストオーディション。 配役希望を提出する前には、演出のもえちゃんから「ちゃんと望む」ということを、何度も伝えられていた。 あの役はあのひとがやりそうだからとか。わたしの容姿はこうだからとか。経験が浅いからとか。そんなことは

          言葉を意味する

          11月本番の台本が届いて、じっくりとからだに浸透中。 演出家で演技指導の、もえちゃん(金澤萌恵さん)が、ご自身で書いたという脚本。 そのセリフ、ひとつ、ひとつに、生命が宿っていて。 3回読んで、3回目で、泣いた。 舞台のシーンが目に浮かんで、その時の振動がからだが駆け巡って。 絶対にいい舞台になるって、確信した✨ ・ わたしは、初めて ”台本” というものを読んだ。 舞台の背景や、人物像や、場面設定の詳しいことは明かされぬまま、短いセリフ(言葉)だけが展開され

          言葉を意味する

          稽古場に育つ空気感

          6月にはいり、稽古場の熱量がまたひとつあがった。 ダンスも歌も演技も、すこし先へ進もうとしているところなのかな。みんなが出来る、基礎の基礎から、ちょっとレベルアップして。難しいことや、出来ないことも増えてきて。 戸惑いがあったり、心が波だったり、胃がひっくり返りそうになったり、揺らぎがあるのを感じている。 そんな揺らぎのなかで、ひとりひとりの個性が際立ってきて、それもまた面白い。 経験者のキレッキレのかっこよさに惚れ惚れしたり。出来なくて悔しがる様子に心打たれたり。

          稽古場に育つ空気感

          歌ってなくても、歌ってる

          みんなで歌った、さいごの合唱曲COSMOSは、みんなの声も心も1つになった感覚があって、心地よくて。鳥肌がたって、涙が出た。 実は歌の後半、感極まって、声がでなかった。でも、声がでていなくても、歌っていた。 オーディションのとき、歌指導のけいちゃん(下釜慶子さん)が、 「歌は声だけじゃない。全身からでるバイブレーション。だから、ただ立っていて、声がでていなくても、歌っているときは歌っている」 …って言っていたのが、その時はよくわからなかったんだけれど。 こういうこと

          歌ってなくても、歌ってる

          ダンスにのってる気持ち

          お稽古をはじめてから約1ヶ月半。 5月のお稽古最終日は、基礎練習の集大成となるような時間でした。 ダンスのお稽古では、練習してきたジャズナンバーの振り付けを、3人1組で構成をつけて披露〜♬ 仲間うちであっても、みてもらうというのは、なかなか緊張するもの。 そして、みんなのダンスを、じっくりみるという機会も、また貴重な体験で。 先生チームのダンスは、パワフルで、手足がスーって伸びてて、超かっこいいし。 初心者チームのダンスは、一生懸命さだったり、チャレンジだったりが

          ダンスにのってる気持ち

          無いことにしてる感情

          〈ノンバーバル〉での欲求ワークが苦手だった。 そもそも欲求そのものが、よく分からなかった。 どうしても、それが欲しいという感情。 どうしても、それを譲れないという感情。 そんな感情は、あんまり湧いてこなくて。 目の奥で、それを訴えるということが、 なんだか掴めなくて。 奪われるのも、きっと何か意味があるはずだからって、あえて衝突することを避けようとする自分がいた。 🌎 今回の欲求ワークは、椅子取りゲーム。 どうしてもその席が欲しい。どうしてもその席を守りたい。内がわ

          無いことにしてる感情

          隣の人の声も自分の声

          みんな違うから美しいハーモニーとなり。 みんなで合わせるからひとつの唄になる。 音程や、リズムや、歌詞や、音色とか。 歌にはたくさんの制約やルールがある。 そのなかで、自由でのびやかに、いかに自分らしく、ひとりひとりの個性を大切にするか。 合わせるところと、 合わせないところ。 いっけん相反する、この2つをどうからだに落とし込むか。 衝動やフィーリングを声にしてみて、みんなバラバラなのに、美しいハーモニーになる感覚を掴んでみたり。 カエルの歌の輪唱で、リズムを合わせ

          隣の人の声も自分の声

          うわさ

          演技のお稽古では、”うわさ” というテーマで表現をした。 はじめはひとつだったものが、離れていき、”うわさ” となる。 無機質にうごめく ”うわさ” 話しかけようとしても、説明しようとしても、どうしたって掴めない “うわさ” どんどん増殖する “うわさ” 実態のわからない “うわさ” 混乱し、不安と行き場のない感情が押し寄せる。 “うわさ” となった人たちは、ひとつだった頃は、あんなにも感じていた、相手の鼓動やぬくもりを忘れ、冷徹で、無関心でいられることの狂気性

          からだはひとつ

          5月のダンス稽古は、ジャズナンバー☝️ 難易度の高い振付を、5月さいごの稽古で、ひとつに合わせます! 右手、左手、右足、左足… さらにタイミング、リズム、指先、緩急… ひとつひとつ、考えると、ちょっとパニック… 最初はついて行くのに必死で、ジタバタだけど、どこかの時点で、考えなくても動けるときがきて、楽しくなってくる。 からだはひとつだよ。 バラバラじゃないよ。 だんだん、ひとつになっていくよ。 …その感覚は、なんか、面白い。 最初バラバラだった、 わたしのからだ

          からだはひとつ

          没頭することで生まれる調和

          合宿終盤の〈ノンバーバル〉では、 なんだか、みんなのトーンなガラリと変わっていた。 ファイヤーセレモニーという火を演じるワーク インナーチャイルドに出逢うワーク 演じたときの爽快感や楽しさは格別で。 まさに、自分自身に没頭して、燃え尽きて、やりきった。 そして、その姿をまわりから、みるていると、 全体がひとつに調和していて、美しかった。 ひとりひとりが輝いていて。 そこに、ひとつの世界が生まれていた。 みんなが、自分自身に没頭したとき、 世界は、調和するのかもしれな

          没頭することで生まれる調和

          どんな石を背負って生まれてきたか

          あやちゃん(小澤綾子さん)は、筋ジストロフィーという難病を抱えながら、全国で歌と講演活動をしている、わたしと同世代の女の子。 病気が診断されたときの絶望を乗り越え、人と違うということを受け容れて、自分らしく生きるその姿は、たくさんの人たちを勇気づけています。 この演劇プロジェクトでは、そんな彼女の人生物語がひとつの柱となり、あやちゃん自身もキャストとして出演します。 わたしは、あやちゃんと稽古場でご一緒することはあったけれど、彼女とじっくり時間を過ごせたのは、今回のこの

          どんな石を背負って生まれてきたか

          心の癖と向き合う

          合宿に参加した30名の輪に入ったとき、ちょっぴり気持ちが重たくなった。 この輪に馴染まなきゃ。うまくやらなきゃ。…という意識がどこかで働いていて。それが、小さい頃の記憶からくるものだということが、自分でも分かっていた。 こんなに大人数でいると、学校を思い出して、昔の記憶と心の癖が蘇ってくる… そんな話を、シェアタイムに、あやけちゃんにしたら、あやけちゃんが泣いてくれた。 泣いてくれたことに驚いていたら、わたしも涙が止まらなくなって、わぁわぁと泣いた。 泣いて、話をし

          心の癖と向き合う